レクサスがベンツに勝てない理由は台数と品質で見た本当の差

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こんにちは、レクサスがいいの運営者です。

「レクサスはベンツに勝てないのか」「結局どっちが上なのか」「格の差はもう埋まらないのか」と気になりますよね。

ただ、勝ち負けというのは何を数えるかで答えがまるごとひっくり返ります。

世界の販売台数ではレクサスがメルセデス・ベンツ乗用車の半分ほどですが、日本国内の新車登録台数ではレクサスが約1.7倍という逆転が起きているんですよ。

耐久品質の調査にいたっては、レクサスが四年連続でプレミアムブランドの首位に立っています。

そこでこの記事では、両社の公式発表と自販連の登録台数、第三者の品質調査だけを材料にして、どこで届いていてどこで届いていないのかを一つずつ切り分けて解説します。


記事のポイント

①:世界の台数は約半分という差
②:国内の登録台数では1.7倍で逆転
③:耐久品質は四年連続で首位
④:勝敗は数える物差しで変わる

目次

レクサスがベンツに勝てないのかの結論

最初に、この記事の答えを置いておきますね。

レクサスとメルセデス・ベンツは、一本の物差しで上下が決まる関係になっていません。

どの数字を見るかによって、勝っている側がそのまま入れ替わります。

勝てないかは物差し次第

結論から言うと、レクサスがベンツに勝てないのは世界の販売規模とブランド価値の二点で、それ以外では逆転しています。

世界の台数ではメルセデス・ベンツ乗用車の約半分にとどまり、ここは素直に届いていません。

一方で日本国内の新車登録台数、そして三年使ったあとの故障の少なさでは、レクサスが明確に上に来ます。

つまり勝てないという言葉は、世界規模の話をしているときにだけ当てはまる表現なんです。

この記事では、その線引きを数字で引き直していきます。

世界の台数では届かない

まず届いていない側から見ておきましょう。

2025年の世界販売はレクサスが882,231台、メルセデス・ベンツ乗用車が1,801,291台でした。

比率にするとレクサスは約49%で、規模としてはおよそ半分です。

ブランド価値の世界ランキングでも、上位10に名前があるのはメルセデス・ベンツのほうになります。

この二点については、努力で数年のうちに埋まる差ではありません。

世界規模とブランド価値の二点では、レクサスは現時点で届いていません。

日本の台数では上回る

ところが、同じ2025年を日本国内だけで見ると景色が反転します。

国内の新車登録はレクサスが87,418台、メルセデス・ベンツが50,857台でした。

倍率にするとレクサスがおよそ1.7倍で、輸入ブランドの首位を大きく引き離しています。

日本の路上で感じる印象と、世界全体の規模はまったく別の話ということですね。

勝てないという実感がどこから来ているのかを考えるうえで、この差はかなり大事な出発点になります。

読み進める順番

ここから先は、物差しを一つずつ分けて確かめていきます。

世界の台数、日本の台数、ブランド価値、歴史、走り、品質、内装、見られ方という順番です。

それぞれで誰が優勢なのかを出したうえで、最後に選び方へ落とし込みます。

読み終わるころには、あなたの重視する点でどちらが上なのかがはっきりしているはずですよ。

レクくんレクくん

勝ち負けを一言で決めようとすると、必ずどこかで話がねじれます。

サスちゃんサスちゃん

つまり、何を数えるかを先に決めないといけないということですね。

レクサスがベンツに勝てない世界販売

まずは世界規模の話から片づけます。

ここはレクサス側が明確に届いていない領域なので、数字をごまかさずに並べます。

ただし、その差が広がっているのか縮まっているのかは、意外な結果になりました。

2025年の世界販売を並べる

両社とも通年の販売実績を公式に発表しています。

下記の表は、その発表値をそのまま並べたものです。

項目 レクサス メルセデス・ベンツ乗用車
2025年の世界販売 882,231台 1,801,291台
前年比 104% 90.8%
前年の実績 851,214台 約198万台
最大の市場 北米 408,070台 非公表(米国は303,200台)

規模で見れば、差が二倍近くあることは動かせません。

レクサスは882,231台

レクサスの2025年の世界販売は、公式発表で882,231台となりました。

前年の851,214台から増えており、伸び率は104%です。

地域別では北米が408,070台で過去最高、中国が182,458台、欧州が80,686台と続きます。

日本は87,418台で、全体の1割ほどという構成でした。

この内訳はトヨタ自動車が公表しているLEXUSの全世界販売実績で確認できます。

乗用車は180万台の規模

対するメルセデス・ベンツは、乗用車部門だけで1,801,291台を売っています。

これに商用バン359,136台を足すと、グループ全体ではおよそ216万台という規模になりました。

売上高は乗用車部門だけで962億ユーロ規模にのぼります。

数字の出どころはメルセデス・ベンツ・グループの通期決算発表です。

レクサスには乗用車しかないので、そもそも比べている範囲が同じではない点にも注意がいります。

差は一年で縮まった

ここが原文にはなかった論点です。

レクサスは前年比104%で増やしたのに対し、メルセデス・ベンツ乗用車は90.8%と一割近く減らしました。

つまり2025年の一年間だけを切り取ると、差は開くどころか縮んでいます。

メルセデス側は関税と在庫調整、そして中国市場の落ち込みを減少の理由に挙げていました。

補足

単年の増減は為替や関税で振れるので、一年だけで趨勢を決めないほうが安全です。

数を支えているのは北米

レクサスの世界販売のうち、北米だけで408,070台を占めます。

これは全体の46%にあたり、日本の4.7倍という規模になります。

日本で「あまり見かけない」と感じたとしても、それは世界の実態とは違う話なんですね。

逆に言えば、レクサスというブランドの評価は北米市場でほぼ決まっているとも言えます。

この構造を知っておくと、日本国内の印象に引きずられずに済みますよ。

レクサスがベンツに勝てない話と国内

次は日本国内の数字です。

ここでは世界とまったく逆の結果が出ます。

原文が前提にしていた「日本の富裕層はレクサスを選ばない」という見立ても、ここで検証できます。

国内はレクサスが上回る

結論から言うと、日本国内の新車登録台数ではレクサスがメルセデス・ベンツを大きく上回っています。

2025年の実績はレクサスが87,418台、メルセデス・ベンツが50,857台でした。

差は36,561台、倍率にして約1.7倍です。

2026年の1月から8月までの累計でも、レクサス54,185台に対してメルセデス・ベンツ30,284台と傾向は変わっていません。

国内の販売現場に限れば、勝てないという表現はそのままでは成り立たないということです。

輸入ブランドの首位はベンツ

もちろん、メルセデス・ベンツが弱いという話ではありません。

50,857台という数字は、日本に入ってくる輸入ブランドの中では堂々の首位です。

二位のBMWが35,729台、三位のフォルクスワーゲンが31,031台なので、輸入車の枠内では圧倒的と言えます。

輸入ブランド同士を並べてどちらが上かを見る話は、ボルボとレクサスはどっちが高級車かのほうで公的な評価軸も含めて整理しています。

国内の台数を並べて見る

以下の表で、国内の主なプレミアム系ブランドの登録台数を整理してみます。

順位 ブランド 2025年の国内登録台数
1 レクサス 87,418台
2 メルセデス・ベンツ 50,857台
3 BMW 35,729台
4 フォルクスワーゲン 31,031台
5 アウディ 23,906台
6 MINI 19,149台
7 ボルボ 12,270台
8 ポルシェ 9,767台

数字は日本自動車販売協会連合会のブランド別登録台数から拾いました。

販売網の数が違う

台数差の背景には、販売店の数という単純な事情もあります。

レクサスは日本での開業時点で全国約140店舗を一気に立ち上げました。

輸入ブランドは正規販売店の網を広げるのに時間がかかるため、地方での接点が少なくなりがちです。

台数の勝ち負けには、こうした売り場の数がそのまま効いてきます。

補足

登録台数は人気だけでなく、店舗数と在庫の置き方にも左右される数字です。

見える景色がねじれる理由

世界では半分、日本では1.7倍という結果は、一見すると矛盾しています。

ですが、レクサスの世界販売の46%が北米に集中していることを思い出すと説明がつきます。

レクサスは北米と日本に強く、欧州と中国ではメルセデス・ベンツが厚いという住み分けになっているわけです。

どちらの市場から世界を眺めるかで、勝っている側が入れ替わって見えるんですね。

ここ、かなり大事なポイントだと思います。

レクサスがベンツに勝てないブランド力

台数の次はブランド価値です。

ここは世界規模の話と同じく、レクサス側が届いていない領域になります。

ただし、その理由は品質ではなく集計の仕組みにもあります。

価値ランキングの上位10

世界的なブランド価値ランキングの2025年版では、自動車関連で上位10に入ったのは二つだけでした。

6位のトヨタが742億ドル、10位のメルセデス・ベンツが501億ドルという評価です。

レクサスという名前は、この上位10には出てきません。

順位はインターブランドのベスト・グローバル・ブランドで公開されています。

メルセデス・ベンツは自社名だけで上位に食い込む、数少ない自動車ブランドということになります。

名前がない側の意味

ただし、レクサスの名前がないことをそのまま評価の低さと読むのは早すぎます。

このランキングは企業ブランド単位の集計が基本で、トヨタという名前の中にレクサスの事業が含まれる形になります。

対するメルセデス・ベンツは、グループ名と乗用車ブランド名が一致している珍しい構造です。

単独で評価されやすいかどうかという、出発点の違いも効いているわけですね。

注意

ランキングに名前がないことを、品質や顧客評価が低い証拠として扱うことはできません。

価格の高さと格は別物

原文は、レクサスのほうが価格を抑えているから格でも下に見られるという書き方をしていました。

ただ、価格の高さと格の高さは必ずしも連動しません。

実際、レクサスの上限はLXやLMのように2,000万円級まで伸びていて、価格帯だけで整理すると順番がぶれます。

価格の考え方そのものはレクサスはなぜ高いのかで詳しくまとめているので、そちらを見てもらうのが早いです。

レクサスがベンツに勝てない歴史の差

歴史の長さは、原文がもっとも強調していた部分です。

ここには事実として整理し直すべき点がいくつかありました。

年号を並べたうえで、何が本当の差なのかを見ていきます。

自動車の始まりは19世紀

原文には「創業が1926年」という記述がありましたが、これは少し説明が足りません。

1926年はダイムラーとベンツが事業統合してダイムラー・ベンツが生まれた年です。

カール・ベンツが世界初のガソリン自動車の特許を取ったのは、それより40年前の1886年になります。

メルセデス・ベンツ自身も、2026年を自動車の発明から140年の節目として位置づけています。

つまり歴史の起点は合併ではなく、自動車そのものの誕生というわけです。

レクサスは1989年に発売

レクサスは1989年、アメリカで専売の販売網として立ち上がりました。

同年9月からLS400とES250の販売が始まっています。

そして発売翌年の1990年には、初期品質調査のブランド別ランキングで1位を獲得しました。

さらに1991年には品質と満足度と販売活動の三つでトップとなり、業界初の三冠を取っています。

この経緯はトヨタ自動車75年史のレクサス憲章の項に記録されています。

日本開業は2005年

日本でレクサスが開業したのは、北米から16年遅れた2005年8月30日でした。

開業時のネットワークは全国約140店舗という規模です。

発売されたのはGSとSCで、ISは1か月ほど遅れて追加されました。

日本での歴史は20年ほどしかなく、メルセデス・ベンツと比べれば圧倒的に短いのが実際のところです。

トラックは別会社になった

原文には「ベンツはトラック分野など多方面で活躍している」という記述がありました。

ただ、これは現在の会社の形とは合いません。

ダイムラー・トラックは2021年12月1日に分離独立し、同月10日に株式を上場しています。

現在のメルセデス・ベンツ・グループは乗用車と商用バンが中心で、トラック事業はダイムラー・トラックの公式な沿革のとおり別の会社です。

最初から狙いは同じだった

ここで押さえておきたいのが、レクサスの立ち上げ理由そのものです。

75年史には、業界最高の販売網を目指してレクサス店づくりが進められたと書かれています。

つまりレクサスは、欧州の高級ブランドと同じ土俵に立つことを前提に設計されたブランドだったわけですね。

その狙いが北米で当たり、日本と中国へ広がったというのがここまでの流れになります。

年 メルセデス・ベンツ レクサス
1886年 ガソリン自動車の特許取得 —
1926年 ダイムラーとベンツが統合 —
1989年 — 米国でLS400とES250を発売
2005年 — 日本で約140店舗により開業
2021年 トラック事業を分離独立 —


レクサスがベンツに勝てない走りの評価

走りの話は、数字で白黒をつけにくい領域です。

ここでは優劣ではなく、設計の向きの違いとして整理します。

原文にあった前提のうち、事実と合わない部分も直しておきます。

想定している道が違う

まず、両ブランドが想定する使われ方には確かな違いがあります。

速度無制限区間のある道を日常的に走る前提と、渋滞と信号の多い市街地を走る前提では、足まわりの詰め方が変わってきます。

前者では高速域での直進安定性が最優先になり、後者では低速域の当たりの柔らかさが効きます。

どちらが正解ということはなく、狙いが違うだけなんですね。

安定を作る考え方の差

高速での安定感は、車体の硬さとサスペンションの動かし方で作られます。

ドイツ勢は車体を固めて足を動かす方向に寄せる傾向が強いと言われます。

レクサス側は遮音と振動の吸収を優先する組み立てが目立ちます。

結果として、同じ速度でも伝わってくる情報量が変わってくるわけです。

ここは試乗しないと言葉では埋まらない部分だと思います。

静かさに寄せた設計

レクサスが静粛性を重視しているのは、装備の並びからも読み取れます。

遮音ガラスや吸音材、車内の音を打ち消す仕組みなどが上位車種を中心に採用されています。

静かさは数値化しにくい一方で、同乗者の疲れ方には素直に効いてきます。

車種ごとの静粛性の差については別記事で順位づけまで整理しているので、そちらが参考になりますよ。

欧州で売れていないは誤り

原文には、レクサスは日本の事情に合わせた設計で欧州のような走りを想定していないという記述がありました。

ただ、レクサスは2025年に欧州で80,686台を販売しています。

欧州市場向けに開発し、現地で売っているブランドを「想定していない」と言い切るのは無理があります。

走りの好みが分かれるという話と、そもそも作っていないという話は別に扱うべきです。

走りは優劣ではなく、どの速度域を大事にしているかの違いとして見るのが妥当です。

レクサスがベンツに勝てないのか品質面

ここからは、レクサスが明確に上回っている領域です。

品質と信頼性は、第三者の調査で数値化されている数少ない項目になります。

原文も「信頼性はレクサス優勢」としていましたが、根拠が示されていませんでした。

不具合の少なさで首位

結論から言うと、三年使ったあとの不具合の少なさでレクサスはプレミアムブランドの首位です。

2026年に公表された米国の耐久品質調査で、レクサスは151点でプレミアム部門の四年連続首位となりました。

この調査は2023年式の車を三年使ったオーナーへの聞き取りをもとにしています。

結果はJ.D.パワーの米国自動車耐久品質調査で公開されています。

151という数字の読み方

この調査の点数は、100台あたりに報告された不具合の件数を表します。

数字が小さいほど不具合が少ないという読み方になり、業界平均は204点でした。

レクサスの151点は平均より53点少なく、二位のキャデラックが175点、三位のポルシェが182点と続きます。

下記の表で位置関係を整理しておきますね。

区分 ブランド 100台あたりの不具合件数
プレミアム1位 レクサス 151点
プレミアム2位 キャデラック 175点
プレミアム3位 ポルシェ 182点
業界全体 平均 204点

最初から評価されていた

品質での強さは、最近になって出てきたものではありません。

発売翌年の1990年には、すでに初期品質調査でブランド別1位を取っています。

翌1991年には品質と顧客満足度と販売活動の三部門で首位となり、業界初の三冠を達成しました。

ブランドの歴史は短くても、品質評価の歴史は35年を超えているわけです。

この点は、歴史が浅いから劣るという見方への反証になります。

壊れにくさは別記事へ

実際の故障率やモデルごとの傾向については、専門の記事があります。

年式別の注意点や中古車での見極め方まで扱っているのはレクサスが壊れない理由と各モデルの実力のほうです。

なお、日本の公的な安全評価でメルセデス・ベンツとレクサスを直接比べることはできません。

自動車アセスメントの乗用車一覧に載っている輸入ブランドは限られており、この事情は前述のボルボとの比較記事で整理しています。

注意

安全性能の優劣は、試験の年も条件も違う評価を横並びにすると判断を誤ります。

レクサスがベンツに勝てない内装の差

内装は好みの比重がもっとも大きい部分です。

ここには公的な採点がないので、方向の違いとして扱います。

原文の「ベンツが一歩リード」という書き方も、断定はできません。

見せ方の方向が逆

メルセデス・ベンツの車内は、大きな画面と光の演出で先進性を見せる作りが目立ちます。

レクサスは木目や織物といった素材の手ざわりで質を出す方向に寄せています。

前者は乗り込んだ瞬間の印象が強く、後者は長く乗るほど効いてくるタイプです。

どちらが上かではなく、どちらの見せ方が自分に合うかという問題なんですね。

数字にできない領域

内装の質感には、燃費や台数のような共通の物差しがありません。

そのため、口コミの多い少ないがそのまま評価のように扱われてしまいます。

実際には見る人の期待値が結果を左右するので、他人の採点はあまり当てになりません。

内装の評価だけは、自分の目と手で確かめる以外に方法がないと考えたほうが確実です。

二台を見比べる順番

確かめるときは、見る場所の順番を決めておくと差が分かりやすくなります。

手が触れるドアの内側、視線が落ちるセンターコンソール、そして後席の足元という順がおすすめです。

この三か所は、写真では質感がほとんど伝わらない場所になります。

昼と夜で印象が変わるので、可能なら時間帯を変えて二度見ておくと失敗しにくいですよ。

レクくんレクくん

内装は点数の出ない項目なので、他人の評価をあてにすると迷いが増えます。

サスちゃんサスちゃん

触れる場所を決めて見比べれば、自分の答えが出しやすくなるということですね。

レクサスがベンツに勝てないと感じる訳

ここでは、勝てないという実感がどこから来るのかを分解します。

原文は富裕層に選ばれていないことを理由に挙げていました。

ただ、国内の台数を見るかぎりその前提は成り立ちません。

見られ方は認知の量で決まる

周囲からの見え方は、性能ではなく名前の知られ方で決まります。

メルセデス・ベンツは140年ぶんの露出があり、名前だけで意味が通じるブランドです。

日本でのレクサスは開業から20年で、名前の蓄積という点ではどうしても不利になります。

台数で勝っていても印象で負けるのは、この時間差が理由なんですね。

高価格帯の比率という差

もう一つの差が、上位モデルの比率です。

メルセデス・ベンツは最上位に位置づけた車種が乗用車販売の15%を占めると公表しています。

Gクラス単体でも年間49,700台、AMGは145,000台という規模でした。

見せる一台としての存在感は、この高価格帯の厚みから生まれていると考えられます。

レクサス側は台数の主役がSUVとハイブリッドなので、目立ち方の性質が違うわけです。

世間の評判は別記事へ

ネット上の評判や偏見については、切り分けて扱ったほうが話が濁りません。

台数や品質の数字と、印象で語られる声はまったく性質の違う情報だからです。

運転マナーや見栄っ張りといった声の中身はレクサスが嫌われる理由で検証しています。

そちらでは声の出どころや偏見が生まれる仕組みまで踏み込んでいるので、印象の話が気になる人には向いています。

この記事のほうは、あくまで数字で確かめられる範囲に話をとどめますね。

販売店での体験の話

買うときの体験も、ブランドの印象を大きく左右します。

ただ、販売店での対応や客層の話は満足度調査まで含めて別の記事にまとめてあります。

年収を聞かれる理由や来店時の準備はレクサスで相手にされないのは本当かのほうが詳しいです。

気になっている人は、そちらを先に読んでおくと不安が減ると思います。

レクサスがベンツに勝てないか選ぶ基準

最後に、ここまでの整理を選び方へ落とし込みます。

勝ち負けを決めるのではなく、あなたの条件で並べ替えるという考え方です。

迷ったときに見る順番も置いておきます。

最初に固める三つの軸

選ぶ前に決めておきたいのは、乗る道と持つ年数と売り方の三つです。

高速中心か市街地中心かで、足まわりの評価がまるごと変わります。

持つ年数が長いほど、故障の少なさと部品の入手性が効いてきます。

売却まで見据えるなら、値落ちの読みやすさが判断材料に加わります。

この三つを決めてから比べると、迷う時間がかなり減りますよ。

物差し別の勝敗を並べる

下記の表は、この記事で確かめた物差しごとの結果をまとめたものです。

物差し 優勢 根拠
世界の販売台数 メルセデス・ベンツ 1,801,291台に対し882,231台
日本の登録台数 レクサス 87,418台に対し50,857台
ブランド価値 メルセデス・ベンツ 世界10位に単独で掲載
三年後の不具合 レクサス 151点で業界平均を53点下回る
高価格帯の厚み メルセデス・ベンツ 最上位車種が販売の15%
走りと内装 引き分け 共通の採点基準が存在しない

レクサスが向く人

市街地と高速を半々くらいで使い、静かさを優先したい人にはレクサスが合います。

長く持つつもりなら、三年後の不具合の少なさという実績も後押しになります。

全国に販売店があるため、地方在住でも点検の相談先に困りにくい点も強みです。

いっぽうで、名前だけで伝わる分かりやすさを求めるなら物足りなさが残るかもしれません。

ベンツが向く人

高速の移動が多く、車体の据わりを最優先したい人にはメルセデス・ベンツが向きます。

名前が持つ意味の強さを買いたい場合も、こちらに分があります。

ただし整備は専門性が高く、費用の見通しを事前に取っておく必要があります。

販売店の場所によっては、点検のたびに移動時間がかかる点も見ておきたいところです。

手放すときの値まで足す

総額で考えるなら、買うときの価格だけでなく手放すときの価格まで足して比べます。

同じ価格帯でも、車種によって値落ちの速さがかなり違ってきます。

レクサス側の傾向はレクサスのリセールバリューが悪い車種の傾向に車種別でまとめてあります。

買う前にここを読んでおくと、数年後の後悔をかなり減らせるはずです。

決める前に確かめること

最終的な判断は、実車と見積もりを突き合わせてから決めるのが確実です。

価格や装備の構成は改良のたびに変わるので、公式サイトと販売店で最新の内容を確かめてください。

試乗は同じ日に両方乗ると差が分かりやすくなります。

同乗者がいる場合は、後席にも座ってもらうと評価がぶれにくいですよ。

勝ち負けを決めるより、乗る道と持つ年数を先に決めるほうが答えが早く出ます。

レクサスがベンツに勝てない話のよくある質問

ここでは本文で触れきれなかった疑問をまとめます。

数字の扱いで迷いやすい点を中心に選びました。

Q1. 結局どちらが格上なのですか?

世界の販売規模とブランド価値ではメルセデス・ベンツが上です。

一方で日本国内の登録台数と三年後の不具合の少なさではレクサスが上回ります。

格という一つの言葉に、性質の違う物差しが混ざっているのが混乱の原因です。

自分が何を重視するかを先に決めると、答えは自然に出ますよ。

Q2. 日本で台数が多いのはなぜですか?

販売網の広さと、開業時から全国規模で店舗を構えた経緯が大きいです。

レクサスは2005年の開業時点で全国約140店舗を立ち上げています。

輸入ブランドは正規販売店の数が限られるため、地方での接点で差がつきます。

Q3. 世界の差は広がっているのですか?

2025年の実績で見るかぎり、差は縮まっています。

レクサスが前年比104%で伸びたのに対し、メルセデス・ベンツ乗用車は90.8%でした。

ただし単年の増減は関税や在庫調整で振れるので、傾向として断定はできません。

Q4. 安全性はどちらが高いのですか?

日本の公的評価で直接比べることはできません。

自動車アセスメントの乗用車一覧に掲載されている輸入ブランドが限られているためです。

海外の評価を使う場合も試験年と条件が違うので、横並びにすると誤った結論になります。

具体的な条件は販売店とメーカー公式サイトで確認してください。

Q5. 維持費はどちらが安いですか?

車種と乗り方で変わるため、ブランド単位での断定は避けたほうが安全です。

目安としては、部品の供給網が国内にあるぶんレクサスのほうが読みやすくなります。

実際の金額は点検内容と保証の条件で変わるので、見積もりを取って比べてください。


レクサスがベンツに勝てない話のまとめ

ここまでの内容を、判断に使える形で整理します。

数字が出ている項目と出ていない項目を分けて押さえてください。

総括:レクサスがベンツに勝てないのか

レクサスがベンツに勝てないのは、世界の販売規模とブランド価値という二点に限られます。

日本国内の登録台数では約1.7倍の差をつけて上回り、三年後の不具合の少なさでも首位に立っています。

勝ち負けを一言で決めようとすると、必ずどちらかの事実を落とすことになります。

  • 世界販売は882,231台に対し1,801,291台で約49%
  • 国内登録は87,418台に対し50,857台で約1.7倍
  • 耐久品質は151点でプレミアム部門四年連続首位
  • ブランド価値は世界10位にメルセデス・ベンツのみ掲載
  • 歴史は1886年と1989年で100年以上の開き
  • トラック事業は2021年に分離し現在は別会社
  • 走りと内装には共通の採点基準がない

あなたが重視するのは、世界での規模でしょうか、それとも手元での確実さでしょうか。

そこがはっきりすれば、比べる相手も見るべき数字も自然に絞れてきます。

仕様や制度は変更される場合があります。

正確な情報は公式サイトと販売店で確認し、最終的な判断は専門家へ相談してください。

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