レクサスLCの前期と後期の違いを比較！歴代モデルの中古車で選ぶ年式の正解とは

※本サイトのコンテンツには、商品プロモーションが含まれています。

レクサスLCは登場以来、多くのファンを魅了してきたラグジュアリークーペです。本記事では、レクサスLCの前期と後期の違いを徹底解説し、年式別に整理しながら各モデルの特徴をわかりやすくまとめました。

後期でできることが増えた装備や、前期でできないことの代表例、デザインの違いはどこに現れるかなど、購入前に知っておきたい情報を詳しく紹介します。

また、レクサスLCの口コミから見る違いや燃費の違いとエンジン性能の進化、新型2025モデルの注目ポイントも解説。LC500 前期など年式の違いや中古で選ぶならどの年式がおすすめか、レクサスLC 歴代モデルの流れ、さらにフルモデルチェンジ予想と今後の動向まで網羅しています。

記事のポイント

①：前期と後期の年式や装備の違いがわかる

②：後期モデルで追加された便利機能が把握できる

③：デザインや走行性能の進化ポイントが理解できる

④：中古で選ぶ際のおすすめ年式や判断基準がつかめる

レクサスLCの前期と後期の違いを徹底解説

前期と後期の違いを年式別に整理
後期でできることが増えた装備とは
前期でできないことの代表例
デザインの違いはどこに現れるか
レクサスLCの口コミから見る違い

前期と後期の違いを年式別に整理

レクサスLCは、2017年の登場以来、複数回にわたって年次改良が行われてきました。前期と後期で分類する際は、大きな改良が加えられた2020年を境に考えるとわかりやすくなります。

まず、2017年〜2019年モデルがいわゆる「前期型」にあたります。この期間のLCは、デビュー時の基本性能やデザインを踏襲しながらも、一部の装備や走行性能が年ごとに微調整されていました。例えば2018年8月の改良では、ステアリングフィールの向上やブレーキ制御のチューニングが行われ、ドライブの質が高められました。

一方、2020年6月の改良を受けたモデルからは「後期型」とされることが多いです。この年の変更では、アルミ製のロアアーム採用やサスペンションの軽量化が行われ、運動性能の向上が図られました。また、このタイミングでオープンモデル（コンバーチブル）が初めて追加されたことも後期型の大きな特徴です。

さらに2021年以降は、安全機能やインフォテインメント面でも進化が続き、2023年モデルではUSB Type-C端子やナノイーX、パノラミックビューモニターが加わるなど、快適装備の充実が進みました。

このように、前期と後期の違いは外観の変化よりも、機能性や快適性、安全性能の進化に現れており、年式ごとの改良内容を押さえることで、自分に合ったモデル選びがしやすくなります。

後期でできることが増えた装備とは

後期型のレクサスLCでは、前期にはなかった便利な機能や快適装備が多数追加されています。これにより、ドライバーの利便性が大きく向上しました。

最も注目される装備のひとつが「パノラミックビューモニター」です。これは車両の周囲を俯瞰的に映し出す機能で、駐車時や狭い道でのすれ違い時などに活躍します。高解像度のカメラによって視認性が格段に高まっており、運転初心者にも安心のサポートとなります。

また、「リモートエアコン」の搭載により、外出前にスマートフォンでエアコンを作動させることが可能になりました。これは夏場や冬場に特に便利な機能で、乗車時に快適な車内温度を実現します。

さらに、「マイカー始動ロック」も大きな進化点です。この機能では、スマートフォン操作で車両のエンジン始動を制御できるため、防犯性が向上しました。万が一ドアをこじ開けられても、エンジンがかからない仕組みになっています。

他にも、「ワンタッチウィンカー」や「USB Type-C充電端子」、「新型ナビゲーションシステム」など、日常的な使い勝手を意識したアップデートが多く見られます。

このように、後期型のレクサスLCは、単なるデザイン変更にとどまらず、使い勝手や安全性、快適性といった点でも前期モデルに対して明確な進化を遂げています。最新機能を重視する人には、後期モデルがより魅力的な選択肢になるでしょう。

前期でできないことの代表例

レクサスLCの前期モデルでは、装備面や操作性において後期モデルと比べて制限がある部分がいくつか存在します。とくに日常の利便性や安全性能に関わる機能は、前期には搭載されていないものが多くあります。

代表的な例として「リモートエアコン」の非対応が挙げられます。これはスマートフォンを使って車外からエアコンを作動させられる機能で、暑い日や寒い日に事前に車内を快適な温度にしておくことができます。前期モデルにはこの機能がなく、乗車後にエアコンをつける必要があります。

また、「パノラミックビューモニター」も前期には搭載されていません。この機能は車両の周囲を映像で確認できるため、駐車や狭い道の通行が格段にしやすくなります。視界サポートがない分、前期モデルでは慎重な運転操作が求められます。

他にも、「マイカー始動ロック」などのスマートキー連動型セキュリティ機能や、USB Type-Cの高速充電、ナノイーXといった空調関連の快適装備も、前期モデルでは利用できません。

こうして見てみると、前期型は運転の基本性能やデザイン面では高い水準を保っているものの、細かな装備に関しては現代のニーズに完全には応えきれない部分があるといえます。購入を検討する際は、自分にとって必要な装備が何かを整理しておくことが大切です。

デザインの違いはどこに現れるか

レクサスLCは、登場時から美しいシルエットとラグジュアリーな存在感で注目されてきました。前期と後期で大きく印象が変わるようなフルモデルチェンジは行われていませんが、細部の仕上げやオプションの設定に違いがあります。

まず、全体のフォルムやボディサイズには変化がありません。クーペとしての流麗なラインや、スピンドルグリルの特徴的な造形は共通しています。違いが見られるのは主に「ボディカラー」や「ホイールデザイン」の部分です。

例えば、後期モデルでは新色の「ソニッククロム」や「テレーンカーキマイカメタリック」が登場し、より現代的で落ち着いたカラーがラインナップに加わりました。また、特別仕様車や年式限定モデルでは専用のルーフカラーやホイール仕上げが施され、視覚的な高級感がさらに引き立つようになっています。

さらに、後期ではオレンジのブレーキキャリパーやブラック塗装パーツなど、スポーティさを演出するディテールも追加されています。前述の通り、外観のベースは変わっていないため、見た目だけでは判別が難しいものの、細かく見れば確実に進化があるといえます。

このように、レクサスLCのデザイン面の違いは「一見同じでも、よく見ると変わっている」部分に集中しています。特に特別仕様車に関しては、限定色や専用装備によって個性が際立つため、デザインにこだわる人はそうしたモデルも視野に入れると選択の幅が広がります。

レクサスLCの口コミから見る違い

レクサスLCの前期モデルと後期モデルでは、ユーザーの口コミにも明確な違いが表れています。実際のオーナーの声を参考にすることで、スペック表ではわかりにくいリアルな評価を知ることができます。

まず前期モデルについては、「デザインが圧倒的にかっこいい」「V8エンジンのフィーリングが官能的」といったポジティブな声が多く見られます。デビュー当初から話題性も高く、走る歓びを重視するユーザーには強い支持がありました。一方で、「ナビの操作性がやや古い」「快適装備が物足りない」といった声もあり、装備面での不満がちらほら見受けられます。

一方の後期モデルでは、「ナビ画面が大きくなって見やすい」「パノラミックビューモニターが便利」「走行中の静粛性が向上している」といった使い勝手や快適性に関する高評価が目立ちます。また、安全装備の強化やスマホ連携機能の進化も、満足度を高めている要因です。

このように、前期は「走りとデザインの満足度」が高く、後期は「機能性や快適装備の充実」に魅力を感じるという傾向が口コミから見えてきます。もちろん個人の使い方や価値観によって評価は分かれますが、どちらを選ぶべきか迷っている方は、こうした声をもとに自分のライフスタイルに合うポイントを絞ってみるのが良いでしょう。

なお、口コミの中には「中古で前期を購入したが、後期の装備を見て少し後悔した」という意見もあります。装備面の進化を重視する方には、後期モデルの方が満足度が高くなりやすいかもしれません。

レクサスLCの前期と後期の違いと購入ガイド

燃費の違いとエンジン性能の進化
新型2025モデルの注目ポイント
LC500 前期など年式の違いに注目
中古で選ぶならどの年式がおすすめ？
レクサスLC 歴代モデルの流れ
フルモデルチェンジ予想と今後の動向

燃費の違いとエンジン性能の進化

レクサスLCは、登場以来ガソリンエンジンとハイブリッドエンジンの2つのパワートレインが用意されてきました。燃費性能に注目すると、特にハイブリッドモデルであるLC500hの進化が顕著です。

初期のLC500hでは、JC08モードでおよそ15.8km/Lという燃費を実現していました。これはV6 3.5Lエンジンにモーターを組み合わせた「マルチステージハイブリッドシステム」によるもので、高出力と燃費性能のバランスが特徴です。一方、V8 5.0Lエンジンを搭載するLC500（ガソリン車）は、約7.8km/L程度で、走行性能を重視した仕様になっています。

後期モデルでは燃費自体の数値に大きな変更はありませんが、走行時の効率性や加速の滑らかさが向上しています。特に、2020年の改良でLC500のトランスミッションが改良され、ダイレクトシフト10ATがよりシームレスな加速を実現するようになりました。

また、後期モデルでは軽量化されたサスペンション部品の採用により、走行時の無駄なエネルギー消費が抑えられています。燃費数値には直接表れにくい部分ではありますが、こうした積み重ねが実走行での体感燃費に影響しています。

走行性能に関しては、V8エンジンのダイナミックな加速と、ハイブリッドの滑らかな走りと静粛性がそれぞれ異なる魅力を持っています。どちらも高い完成度を誇りますが、燃費と環境性能を重視するならLC500h、走る楽しさを優先するならLC500という選び方が一般的です。

新型2025モデルの注目ポイント

2025年モデルのレクサスLCは、基本設計の完成度が高いため大きな外観の変更はありませんが、細部においてさまざまな進化が見られます。見逃せないのは、最新の装備やシステムが追加された点です。

まず注目されるのは、ディスプレイオーディオの刷新です。新たに採用されたワイドディスプレイは12.3インチの大画面となり、視認性と操作性が向上しています。ただし、従来のような2画面表示機能はなくなっているため、慣れが必要な面もあります。

さらに、パノラミックビューモニターの標準装備や、USB Type-Cの高速充電対応など、ユーザーの利便性を高める装備が充実しています。セキュリティ面では「マイカー始動ロック」が搭載され、スマートフォンでエンジン始動を制御できるため、防犯性も高まりました。

足回りにも手が加えられており、新意匠のホイールやハブボルト式のホイール締結方式を採用することで、走行中の安定性が向上しています。ブレーキキャリパーにはオレンジカラーのオプションもあり、視覚的にもスポーティな印象が強まっています。

さらに快適性の面では、ナノイーXによる空調の改良やパワーイージーアクセスシステムの継続搭載がうれしいポイントです。乗降時のシートとステアリングの自動移動により、日常の使いやすさも着実に向上しています。

このように、2025年モデルは外観こそ大きな変化がないものの、最新の快適装備と安全技術を取り入れた実用性の高い一台となっています。既存のオーナーにとっても買い替えを検討する価値がある内容と言えるでしょう。

LC500 前期など年式の違いに注目

レクサスLC500は2017年に登場して以来、毎年細かな改良が加えられています。そのため、同じ「LC500」という名前であっても、年式によって装備や走行性能、安全技術に違いがある点は見逃せません。

2017年～2019年までの前期モデルは、5.0L V8自然吸気エンジンと10速AT（ダイレクトシフト10AT）を組み合わせ、官能的なサウンドと伸びのある加速感が魅力です。この時点でのLC500は「デザイン重視・走り重視」という印象が強く、装備は比較的シンプルでした。ナビやオーディオ操作もタッチパッド方式で、今見ると少し古さを感じるかもしれません。

2020年以降の後期モデルでは、足回りに改良が入り、アルミ製サスペンションアームの採用によりバネ下重量が軽減。これにより、ハンドリングや乗り心地がより洗練されています。また、トランスミッションのチューニングも見直され、変速の滑らかさが増しています。

さらに2021年には、オレンジブレーキキャリパーや新色の追加、ナノイーXなどの快適装備も導入されました。そして2023〜2025年モデルにかけては、ディスプレイオーディオの大型化やUSB Type-C対応、先進安全装備「Lexus Safety System+2.5」の導入など、機能面の進化が加速しています。

このように、LC500は年式ごとに着実に進化を続けており、購入時には「どの年式か」を意識することが、満足度の高い選択につながります。

中古で選ぶならどの年式がおすすめ？

レクサスLCを中古で購入する際は、年式と装備のバランスをよく見極めることが重要です。特にLC500は価格帯が大きく変動するため、どこに価値を見出すかによって「おすすめの年式」が変わってきます。

価格を重視するなら、初期型の2017〜2018年モデルが候補に挙がります。新車価格に対して大幅に値落ちしており、デザイン性やV8エンジンの魅力をリーズナブルに楽しめるのがポイントです。ただし、安全装備やナビ機能などは今の基準からするとやや物足りない面があります。

装備の充実度や走行性能を重視するなら、2020年以降のモデルを検討するのがおすすめです。この時期から足回りの改良が入り、乗り心地が格段に良くなっています。さらに、パワーイージーアクセスやUSB-Cなど、日常の使い勝手にも配慮された装備が追加されています。

2023年以降のモデルになると、パノラミックビューモニターやLexus Safety System+2.5といった先進機能が搭載されており、快適性・安全性を重視する人にとって非常に魅力的です。ただし、中古市場ではまだ台数が少なく、価格も高めに設定されています。

こうして見ると、「走りと価格重視なら2018年モデル前後」、「装備のバランス重視なら2020〜2022年」、「最新機能優先なら2023年以降」というように、自分の重視ポイントによって最適な年式が異なるのがレクサスLCの面白さとも言えます。購入前に必ず実車での確認を行い、自分の使用環境に合った一台を選ぶと良いでしょう。

レクサスLC 歴代モデルの流れ

レクサスLCは、ブランドのフラッグシップクーペとして2017年に登場しました。そのルーツは2012年のデトロイトモーターショーで公開されたコンセプトカー「LF-LC」にさかのぼり、量産車としてもコンセプトの美しさをしっかりと継承しています。

初代LCは、V8 5.0Lエンジンの「LC500」と、V6 3.5Lハイブリッドを搭載した「LC500h」の2種類をラインナップ。高級感と走行性能を両立させたクーペとして注目を集めました。2018年にはステアリングフィールの改善や、D-Call Netなどの安全装備が加わり、より実用性が高まりました。

2020年には大きな転機が訪れます。この年のマイナーチェンジで足回りの軽量化やサスペンションの改良が行われただけでなく、待望の「LCコンバーチブル」が追加されました。これにより、LCはクーペとオープンモデルの2タイプ体制となり、選択肢の幅が広がりました。

2021年以降も年次改良は継続して行われ、ナノイーX、オレンジブレーキキャリパー、パノラミックビューモニター、USB Type-C端子の採用など、日常的な利便性に配慮した進化が続いています。また、特別仕様車の展開も積極的で、「ストラクチュラルブルー」や「PATINA Elegance」、「AVIATION」など、限定感のあるモデルも登場しました。

こうして見ていくと、レクサスLCは派手なフルモデルチェンジこそないものの、毎年のように着実な進化を重ねてきたモデルであることが分かります。これこそが、長く愛されている理由のひとつかもしれません。

フルモデルチェンジ予想と今後の動向

レクサスLCは、2017年の登場からすでに7年以上が経過していますが、いまだにフルモデルチェンジは実施されていません。しかし、ここ数年の動きを見る限り、近い将来のモデルチェンジが予想される状況になってきました。

現行モデルの完成度が非常に高いため、レクサスとしても慎重に次期型の開発を進めていると考えられます。2025年モデルでは、快適装備や先進安全機能がさらにアップデートされましたが、基本的なプラットフォームやエクステリアデザインには大きな変更はありません。これは逆に言えば、現行型の最終進化形に近づいているともとれます。

また、電動化の流れが加速する中で、次期LCにおいてはハイブリッドの更なる進化、あるいはプラグインハイブリッド（PHEV）、電気自動車（EV）への移行も視野に入ってくるでしょう。レクサスが掲げている「全モデル電動化」戦略とも連動する形で、次のLCには何らかの電動パワートレインが搭載される可能性があります。

デザイン面でも、大幅な変更というよりは現行型の美しさを引き継ぎながら、より空力性能や軽量化を意識した仕上がりになると考えられます。実際、現在のLCもコンセプトカーを強く意識した造形が高く評価されており、次期モデルでもそれを踏襲するのが自然です。

市場では、すでにLCのフルモデルチェンジに関する噂や予想CGも出回っており、注目度の高さがうかがえます。2026年頃には新型LCが発表されるとの見方もあり、これからの動向には引き続き注目しておきたいところです。興味がある方は、最新情報を定期的にチェックしておくとよいでしょう。