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こんにちは、レクサスがいいの運営者です。
「レクサスLCの後期はいつからなのか」「前期と後期で装備はどれだけ違うのか」「中古で買うならどの年式が正解なのか」と迷いますよね。
レクサスLCは2017年3月16日の発売から一度もフルモデルチェンジをしないまま、2026年に販売終了となったモデルです。
そのぶん改良が何度も入っていて、前期と後期の二択で片づけると装備の差を読み違えます。
実際、多くの記事が後期の目玉として挙げているパノラミックビューモニターは、2020年の改良ではまだ付いていないんですよ。
そこでこの記事では、公式のニュースリリースと主要諸元表をたどりながら、レクサスLCの前期と後期の違いを年表・走り・装備の三方向から整理しますね。
記事のポイント
①:前期と後期の境目は2020年6月18日
②:装備の線は2023年6月8日に引かれた
③:画面とホイールで年代が見分けられる
④:販売終了で全車が中古の対象になった
レクサスLCの前期と後期の違いの結論
先に、この記事の答えを置いておきますね。
境目の日付ははっきりしていますが、その線だけで装備の差は決まりません。
分かれ目は2020年6月18日
結論から言うと、レクサスLCの前期と後期を分けるのは2020年6月18日です。
この日に発売された一部改良で、サスペンションのばね下が軽くなり、走りの素性そのものが手直しされました。
レクサスLCの後期は2020年6月18日発売の一部改良以降を指します。
同じタイミングでオープンモデルのLC500 Convertibleも加わり、ラインアップが2本立てになりました。
中古車サイトで年式を見るときは、まずこの日付を頭に置いてください。
ただ、これはあくまで足まわりとボディタイプが変わった区切りなんですよね。
装備の線は2023年6月8日
では、なぜ前期と後期の二択では足りないのでしょうか。
LCの装備がまとめて動いたのは、後期に入ってから3年後の2023年6月8日だからです。
画面の12.3インチ化、パノラミックビューモニター、安全装備の機能拡充は、すべてこの日に発売された年式からになります。
つまり2020年式の後期と2023年式の後期では、乗り込んだときの景色がまるで違います。
装備で選ぶなら、前期か後期かより「どの改良を通った個体か」を見るほうが正確ですよ。
この記事では、その節目をひとつずつ分解していきますね。
新車では買えなくなった
もうひとつ、選び方の前提が変わった点があります。
レクサス公式サイトのLCのページには、LC500h/LC500/LC500 Convertibleの販売終了のお知らせが掲出されています。
実際、2026年9月11日更新の工場出荷時期目処のご案内にも、LCの行はもうありません。
これから探す場合は、新車という選択肢がなく、すべて中古車かレクサス認定中古車が対象になります。
注意
販売終了後は在庫や条件が急に動きます。
気になる個体があるときは、レクサス販売店で現車と保証の条件を必ず確かめてくださいね。
どれを選ぶかの考え方
選び方の軸は、意外とシンプルです。
価格を抑えてV8の官能的なエンジンを楽しみたいなら、2017年から2020年5月までの前期が候補になります。
走りの質を優先するなら、ばね下が軽くなった2020年6月18日以降の後期ですね。
画面や安全装備まで欲しいなら、2023年6月8日以降まで年式を上げる必要があります。
ここから、それぞれの根拠を順番に見ていきましょう。
レクサスLCの前期と後期の違い|年表
まず、レクサスLCが歩んだ9年を時系列で押さえます。
ここが分かると、後の装備の話がすべて年月日にひもづいて読めるようになりますよ。
9年で6回の節目があった
レクサスLCの改良は、公式のニュースリリースで数えると大きく6回です。
下記の表は、発売から販売終了までの流れをまとめたものです。
| 時期 | 区分 | 主な内容 |
|---|---|---|
| 2017年3月16日 | 前期 | LC500とLC500hで発売 |
| 2018年8月30日 | 前期 | ステアリングと乗り心地の改良 |
| 2020年6月18日 | 後期 | ばね下軽量化とConvertible追加 |
| 2021年11月 | 後期 | 足まわりの再調整と色の追加 |
| 2023年6月8日 | 後期 | 画面と安全装備をまとめて刷新 |
| 2025年1月6日 | 後期 | LC500に床下ブレースを採用 |
| 2025年8月4日 | 後期 | 最終型となりPINNACLEを設定 |
この7行が、この記事のすべての土台になります。
前期は2017年3月16日から
LCは2017年3月16日に、V8のLC500とハイブリッドのLC500hの2本立てで発売されました。
デザインのもとになったのは、2012年のデトロイトモーターショーに出たLF-LCというデザインスタディモデルです。
発売時の価格は13,000,000円から14,500,000円で、外板色は11色、内装色は4色が設定されていました。
新開発のGA-Lプラットフォームと、世界初のマルチステージハイブリッドシステムを積んだことが売りでしたね。
この時点ではクーペだけで、オープンモデルはまだ存在していません。
2018年8月30日の一部改良
前期のなかで唯一の手直しが、2018年8月30日の一部改良です。
ステアリングサポートをアルミダイキャスト化して剛性を上げ、ブッシュの特性も見直されました。
ショックアブソーバーには伸圧独立オリフィスが入り、減衰力の可変幅が広がっています。
さらにハイブリッドナビゲーションシステムが標準になり、D-Call Netにも対応しました。
同じ前期でも、2017年式と2019年式では乗り味と通信まわりが違うということですね。
後期はいつからかの答え
後期の起点は2020年6月18日です。
この日にLC500hとLC500の一部改良が発売され、7月15日にはLC500 Convertibleが追加されました。
コンバーチブルが新設定されたことで、LCはクーペとオープンの2タイプ体制になります。
同時にLC500 Convertible“Structural Blue”が60台限定で用意され、話題性の面でも節目になりました。
中古車サイトで「後期」と書かれている個体は、基本的にここから後の年式だと考えて大丈夫ですよ。
2021年の改良で色が増えた
2021年9月30日に発表され、同年11月以降に発売された改良も見逃せません。
クーペではコイルスプリングとスタビライザーの諸元、ショックアブソーバーの制御が見直されています。
外板色にはソニックイリジウムが加わり、テレーンカーキマイカメタリックがクーペにも広がりました。
車内では空気清浄機能がナノイーからナノイーXへ進化し、オレンジブレーキキャリパーがメーカーオプションで選べるようになっています。
見た目で後期のなかの新旧を判断したいとき、この回の追加装備がヒントになります。
2023年6月8日が第2の線
装備の面でいちばん大きく動いたのが2023年6月8日の一部改良です。
12.3インチのタッチディスプレイが採用され、それまでの操作方法が根本から置き換わりました。
パノラミックビューモニターも同時に採用され、床下透過表示機能まで設定されています。
足まわりではワッシャ付ハブボルトを使う締結方式に変わり、ノーマルタイヤが標準設定になりました。
特別仕様車の“EDGE”が60台限定で抽選販売されたのも、この回です。
最終型は2025年8月4日
LCの最後の改良は2025年7月24日に発表され、8月4日に発売されました。
内容はドアストライカの構造変更による剛性感の向上で、外から見て分かる変化ではありません。
その前段として、2025年1月6日発売の年式でLC500のフロントとリヤに床下ブレースが入っています。
同じ回で、LC500hとLC500の助手席側インストルメントパネルにアルカンターラが採用されました。
この2回を通った個体が、いわゆる最終型にあたります。
特別仕様車は5回設定された
LCは限定車の設定が多く、年式を特定する手がかりにもなります。
下記の表は、公式発表があった特別仕様車を並べたものです。
| 発売時期 | 名称 | 設定台数 |
|---|---|---|
| 2019年10月1日 | PATINA Elegance | 100台 |
| 2020年7月15日 | Structural Blue | 60台 |
| 2021年1月6日 | AVIATION | 70台 |
| 2023年6月8日 | EDGE | 60台 |
| 2025年8月4日 | PINNACLE | 各100台 |
PATINA Eleganceだけは前期に属する限定車なので、年式を読むときは注意してくださいね。
レクくんLCは前期と後期の線と、装備の線が3年ずれているのが特徴ですよ。
サスちゃんじゃあ後期だから最新装備、という買い方はできないんですね。
レクサスLCの前期と後期の違い|走り
ここからは、走りに関わる部分の差を具体的に見ていきます。
LCの改良はほとんどが足まわりに集中しているので、ここがいちばん実感しやすい違いですよ。
ばね下を約3.7kg軽くした
2020年6月18日の改良でいちばん大きいのが、ばね下質量の軽量化です。
フロントのサスペンションロアアームをアルミ化し、リヤスタビライザーバーを中空化しました。
さらにコイルスプリングに高強度材を使い、21インチのリヤディスクホイールも軽くしています。
この積み重ねでばね下を約3.7kg減らしたと公式が説明しており、後期を選ぶ最大の理由がここにあります。
数字としては小さく見えますが、ばね下の3.7kgは路面追従性に直結する部分ですね。
前期と後期の減衰力の違い
減衰力の作り方も、前期と後期で考え方が変わっています。
前期の2018年8月30日の改良では、伸び側と縮み側で別々の油路を持つ伸圧独立オリフィスが採用されました。
後期ではこれをAVSで制御し、伸び側の減衰力を独立して動かす方向へ進んでいます。
あわせてバウンドストッパーの特性も変更され、路面変化への当たりがやわらかくなりました。
試乗で比べるときは、目地段差の越え方に注目すると差が分かりやすいと思います。
2021年の足まわりの再調整
後期に入ってからも、足まわりは一度手直しされています。
2021年の改良ではコイルスプリングとスタビライザーの諸元が最適化され、タイヤの接地感が高められました。
レクサス・ダイナミック・ハンドリングシステムの装着車では、VGRSとDRSの制御も見直されています。
公式は低速から高速まで車両姿勢を適正化したと説明しており、狙いは軽快感の上乗せでした。
同じ後期でも2020年式と2022年式では、ステアリングの応答が少し違うということですね。
ハブボルト化とノーマルタイヤ
2023年6月8日の改良では、ホイールの締結方法そのものが変わりました。
ワッシャ付ハブボルトを採用して締結力を上げ、あわせてノーマルタイヤが標準設定になっています。
補足
それ以前のLCはランフラットタイヤが基本でした。
乗り心地の評価が年式で割れる理由の一つがここにあります。
社外ホイールを考えている場合、この締結方式の違いは選べる製品にも関わります。
中古で検討するなら、装着されているタイヤの銘柄まで確認しておくと安心ですよ。
床下ブレースは最後の2年
ボディ剛性の強化は、最後まで続けられました。
2023年の改良ではLC500とLC500 Convertibleのエンジンマウント特性が変えられ、リヤサスペンションメンバーの取り付け部が補強されています。
2025年1月6日発売の年式では、LC500のフロントとリヤに床下ブレースが追加されました。
公式はねじり剛性を高めて車両応答性を上げたと説明しています。
数字で示されにくい部分なので、ここは試乗で確かめるのがいちばんです。
エンジンと変速機は不変
一方で、パワートレインは9年間ほぼ変わっていません。
LC500は2UR-GSE型のV型8気筒4.968Lで、351kW(477PS)と540N・mを発生します。
LC500hは8GR-FXS型のV型6気筒3.456Lに、132kW(180PS)のモーターを組み合わせる構成です。
変速機はLC500がDirect Shift-10AT、LC500hがマルチステージハイブリッドトランスミッションのままでした。
エンジンで年式を絞る必要はない、というのがLC選びの気楽なところですね。
レクサスLCの前期と後期の違い|内装
続いて、乗り込んだときに目に入る部分の差を見ていきます。
ここは年式の差がいちばんはっきり出るので、写真だけでも判断できますよ。
10.3インチから12.3インチへ
画面の大きさは、LCの年式を語るうえで外せません。
2020年6月18日の改良で10.3インチのワイドディスプレイになり、スマートフォン連携にも対応しました。
この時点でSmartDeviceLinkとApple CarPlay、Android Autoが使えるようになっています。
そこから2023年6月8日の改良で12.3インチのタッチディスプレイへ置き換わりました。
最終型の装備一覧では、12.3インチタッチディスプレイオーディオのコネクティッドナビ対応Plusと記載されています。
タッチパッドが消えた年
画面の大型化より、操作方法の変化のほうが体感差は大きいかもしれません。
2023年6月8日より前のLCは、センターコンソールのタッチパッドで画面を操作する方式でした。
2023年の改良では画面を直接触る方式へ変わり、メニューの選択スイッチが運転席側に常時表示されるようになっています。
操作感の好みが分かれるところなので、購入前に一度触っておくのがおすすめです。
中古で見に行くときは、ここを最優先で確かめてほしいですね。
ナノイーがナノイーXになった
空調まわりにも小さな線が引かれています。
LCには当初から車室内の空気環境を整えるナノイーが備わっていました。
2021年の改良でこれがナノイーXへ進化し、最終型までその仕様が続いています。
メーターまわりの表示で判別するのは難しいので、年式から逆算するのが確実です。
細かい装備ですが、長く乗るほど効いてくる部分かなと思います。
USB Type-Cは最終型の装備
充電端子も年式で差が出ます。
最終型の主要装備一覧には、センターコンソール内にUSB Type-Aと充電用USB Type-Cが各1個と書かれています。
この構成はマルチメディアが刷新された2023年6月8日以降の年式にひもづくものです。
補足
端子の数と位置は年式で変わります。
手持ちのケーブルが使えるかは、現車で挿して確かめるのが早いですよ。
スマートフォンの充電を毎日使う人は、ここも判断材料に入れてください。
助手席のアルカンターラ
内装の質感でいちばん新しい変化が、2025年1月6日発売の年式で入りました。
LC500hとLC500のインストルメントパネルのうち、助手席側の表皮材にアルカンターラが採用されています。
公式は運転席から助手席へつながる造形美がより際立つと説明していました。
写真で見比べると、光の当たり方でわりとはっきり分かる部分です。
最終型かどうかを見極めたいときの、数少ない手がかりになりますね。
シートと内装色の選択肢
シートはパッケージによって構成が変わります。
L packageは10Way調整式パワーシートとセミアニリン本革、S packageはアルカンターラとセミアニリン本革のスポーツシートという組み合わせです。
内装色は発売時が4色で、2023年の改良でダークローズとブルー&ホワイトが加わりました。
コンバーチブルには専用のセミアニリン本革シートが用意されています。
内装色は中古の在庫数を大きく左右するので、こだわりがあるなら早めに動くほうがいいですよ。
レクサスLCの前期と後期の違い|装備
ここでは安全装備とコネクティッドサービスを扱います。
実はこの分野こそ、前期と後期の二択では説明できない場所なんですよね。
安全装備が変わった2回
LCの予防安全装備が動いたのは、2018年と2023年の2回です。
2018年8月30日の改良では、進化したLexus Safety System +が入りました。
2023年6月8日の改良ではさらに機能が拡充され、交差点右左折支援や緊急時操舵支援、低速時加速抑制が追加されています。
レーントレーシングアシストの車線認識にAI技術が使われるようになったのも、この回からです。
つまり安全装備で選ぶなら、前期後期ではなく2023年6月8日という日付が基準になります。
パノラミックビューモニター
後期の代表装備として語られがちなのが、パノラミックビューモニターです。
ただ公式のニュースリリースを見ると、これが採用されたのは2023年6月8日の改良でした。
2020年から2023年5月までの後期には、パノラミックビューモニターは付いていません。
最終型では床下透過表示機能も設定され、車両直下の路面を確認できるようになっています。
低い車高のLCで駐車を頻繁にするなら、ここは効いてくる装備だと思います。
リモートエアコンの落とし穴
スマートフォンから空調を動かすリモートエアコンも、年式でできることが変わります。
レクサス公式のG-Linkサービス一覧では、リモートエアコンに対応するLCは2023年6月以降の世代として載っています。
しかもLCのタイプでは温度設定ができず、対応しているのはデフロスターの低温時起動などに限られます。
作動時間も10分か20分から選ぶ形です。
前期でも後期でも使えると書いている記事を見かけますが、公式の一覧と照らすと正確ではありません。
マイカー始動ロックの正体
盗難対策として紹介されることが多いマイカー始動ロックも、整理が必要です。
公式の一覧で同じ名前の項目が付くのは、2023年6月以降のLCだけになります。
ただ、それ以前のLCにも同じ目的のリモートイモビライザーが用意されていました。
名前が変わったサービスを新装備と説明してしまうと、前期が無防備のように読めてしまいます。
実際には、前期からスマートフォン経由でエンジン始動を止める手段はありましたよ。
Lexus Teammateは全車非設定
高度運転支援について、期待して探す人が多いので触れておきます。
レクサス公式のLC安全装備ページでは、Lexus Teammate Advanced DriveとAdvanced Parkの欄がすべて横線です。
つまりS packageでもConvertibleでも、最終型まで設定されませんでした。
高速道路での手放し支援を求めるなら、LCは対象外という理解でいてください。
この点は年式を上げても解決しない部分ですね。
G-Linkの世代は3つに割れる
コネクティッドサービスの世代は、公式の一覧できれいに3つに分かれています。
下記の表は、LCの発売時期ごとの区切りをまとめたものです。
| 発売時期の区分 | 本記事での呼び方 | コネクティッドの特徴 |
|---|---|---|
| 2017年3月〜2020年5月 | 前期 | リモートイモビライザーまで |
| 2020年6月〜2023年5月 | 後期の前半 | 基本サービスは前期と同等 |
| 2023年6月〜 | 後期の後半 | リモートエアコンと始動ロック |
公式が引いたこの3本の線が、実はいちばん信頼できる区分だったりします。
注意
G-Linkは契約が前提のサービスで、内容も見直されます。
中古で引き継げる範囲はレクサス販売店で確認してくださいね。
レクサスLCの前期と後期の違い|外観
次は、外から見て分かる部分を整理します。
LCは外観の変化が少ないモデルなので、色とホイールが判断材料になりますよ。
ボディは9年間変わらない
まず押さえておきたいのは、ボディそのものに手が入っていない点です。
主要諸元表では全長4,770mm、全幅1,920mm、ホイールベース2,870mmが最後まで共通でした。
全高はクーペが1,345mm、コンバーチブルが1,350mmという関係です。
スピンドルグリルや三連LEDヘッドランプの構成も、前期から最終型まで変わっていません。
だからこそ、前期を選んでも古さを感じにくいという強みがあります。
増えた色と消えた色
ボディカラーは、時期によって顔ぶれが入れ替わりました。
発売時は11色でしたが、最終型の公式ページに残っているのは7色です。
後期で加わったのは、2021年のソニックイリジウムと、2023年のソニックカッパーやヒートブルーコントラストレイヤリングでした。
テレーンカーキマイカメタリックは、コンバーチブルに続いて2021年にクーペへも広がっています。
狙っている色がどの年式から選べるかは、事前に調べておくと探す手間が減りますよ。
オレンジキャリパーの見分け
細かいところでは、ブレーキキャリパーの色も年式の手がかりになります。
オレンジブレーキキャリパーがメーカーオプションとして設定されたのは2021年の改良からです。
フロントとリヤにLEXUSのロゴが入る仕様で、ホイールの隙間から確認できます。
オプションなので装着されていない個体も多く、逆に言えば付いていれば2021年以降だと分かります。
現車を見に行ったとき、真っ先にのぞける場所なので覚えておいてください。
コンバーチブルという選択肢
後期でしか手に入らないのが、LC500 Convertibleです。
2020年7月15日に発売され、全自動式のソフトトップルーフを備えています。
ルーフの開閉時間は約15秒で、約50km/h以下なら走行中でも動かせる仕様でした。
ルーフカラーはブラック、サンドベージュに加えて、2021年にマリーンブルー、2023年にレッドが増えています。
オープンを条件にするなら、探す範囲は自動的に2020年7月以降になりますね。
ホイールは21インチが基本
足元のサイズは、グレードによって考え方が変わります。
最終型ではフロント245/40R21とリヤ275/35R21の鍛造アルミホイールがメーカーオプションで用意されていました。
2021年の改良では、L packageにポリッシュ仕上げとブラック塗装の21インチ鍛造ホイールが標準装備されています。
注意
公式の注記では、LCにタイヤチェーンを装着することはできません。
雪の予報がある日の扱いは販売店に相談してください。
普段使いでの気になる点はレクサスLCの普段使いに向く人と向かない人の違い!欠点・不便・擦るメリットとデメリットでまとめています。
レクくん外観は変わっていないので、色とキャリパーとホイールで年代を読むのが早いですよ。
サスちゃん写真だけで年式を絞れるのは助かりますね。
レクサスLCの前期と後期の違いと見分け方
ここでは、現車や写真から年代を判断する手順をまとめます。
順番に見ていけば、販売店に聞く前におおよその見当がつきますよ。
車検証の初度登録年月を見る
いちばん確実なのは、車検証の初度登録年月です。
ここが2020年6月以降であれば、後期である可能性が高くなります。
ただし改良直後は改良前の在庫が登録されることもあり、登録時期と仕様は完全には一致しません。
境目の前後にある個体ほど、装備の実物で確かめる必要があります。
迷ったら車台番号から仕様を照会してもらうのが早いですね。
画面サイズで年代が分かる
室内でいちばん分かりやすいのが、センターの画面です。
タッチパッドがあって画面に手が届かない配置なら、2023年5月以前の個体になります。
画面が大きく、直接触って操作できるなら2023年6月8日以降ですね。
写真だけの中古車情報でも、この差はほぼ確実に読み取れます。
年式の記載が曖昧な出品でも、ここを見れば裏が取れますよ。
ホイール裏のボルトを見る
もう一段深く確かめたいときは、ホイールの締結部を見てください。
2023年6月8日以降はワッシャ付ハブボルトを使う方式に変わっています。
それ以前はナットで締める方式なので、見比べれば違いが分かります。
ここは社外ホイールに替えるときの互換性にも関わる部分です。
タイヤ交換を頼む店にも、事前に伝えておくと話が早いです。
型式は前期も後期も同じ
意外な落とし穴が、型式では見分けられないという点です。
主要諸元表ではLC500がURZ100、LC500hがGWZ100と表記され、前期から最終型まで基本の記号は変わりません。
コンバーチブルもURZ100系で、型式だけではボディタイプまでしか絞れません。
だから型式を根拠に前期後期を語る情報には注意が必要です。
判断材料はあくまで登録年月と装備の実物になります。
レクサスLCの前期と後期の違いと中古選び
最後に、中古で探すときの考え方を整理しますね。
販売終了後は選び方の前提が変わるので、そこも含めてお伝えします。
価格は発売時から上がった
新車価格は9年のあいだに、はっきりと上がりました。
下記の表は、発売時と最終型の価格を並べたものです。
| 区分 | 2017年3月時点 | 最終型 |
|---|---|---|
| LC500 | 13,000,000円から | 14,100,000円 |
| LC500 S package | 設定の記載なし | 14,930,000円 |
| LC500h | 14,500,000円まで | 14,550,000円 |
| LC500h S package | 設定の記載なし | 15,380,000円 |
| LC500 Convertible | 未発売 | 15,550,000円 |
新車価格が上がった分、後期の中古は相場も高めに出る傾向がありますよ。
装備で選ぶなら2023年6月以降
画面と安全装備を重視するなら、狙いは2023年6月8日以降の年式です。
12.3インチのタッチディスプレイ、パノラミックビューモニター、拡充された予防安全装備がまとめて手に入ります。
ハブボルト化とノーマルタイヤの標準設定も、この線から後です。
ただし販売期間が短いぶん、中古市場に出てくる台数は限られます。
条件を絞りすぎると見つからないので、色や内装は妥協点を決めておくといいですね。
前期を選ぶ理由もある
一方で、前期を積極的に選ぶ理由もあります。
エンジンと変速機は最後まで変わっていないので、V8の官能的なサウンドは前期でも同じです。
外観のデザインも共通なので、見た目で古さを感じる場面はほとんどありません。
価格差を装備差と割り切れるなら、前期はかなり現実的な選択肢になります。
欠点として語られる部分はレクサスLCの欠点まとめ!燃費やリセール悪化ポイントとはで整理しています。
販売終了後に気をつける点
新車が買えなくなったことで、確認すべきことも増えました。
保証の残り期間、メンテナンスパックの引き継ぎ、部品供給の見通しはそれぞれ別の話になります。
特に限定車は専用部品が多く、修理時の手配に時間がかかる可能性があります。
購入前に、想定される維持費まで含めて聞いておくと安心です。
買ってから悩みがちな点はレクサスLCで後悔を避けるために知っておきたい実際の問題点にまとめました。
燃費と残価の見方
維持費の目安も、年式選びの判断材料になりますね。
WLTCモードの燃料消費率はLC500が8.4km/L、LC500hが14.4km/L、LC500 Convertibleが8.0km/Lです。
この数値は改良をまたいでも変わっていないため、年式で燃費が良くなるという期待はしないほうがいいですよ。
ハイブリッド側の実際の使い方はレクサスLC500hの燃費は14.4km/L?年間30万円維持費の実態で詳しく扱っています。
残価率の考え方はレクサスLCのリセール率が悪い理由と残価率の差を年数別に検証を参考にしてください。
似た価格帯との比べ方
LCの年式で迷ったとき、別の車と比べてみると軸が定まることがあります。
同じレクサスのクーペではRC Fが近い立ち位置にあり、性格の違いがはっきりしています。
LCの後期に手が届かないなら、RC Fの上位年式が候補に入ることもありますね。
両車の位置づけはレクサスLCとRCFではどっちが価値がある?価格と性能を比較で比較しました。
比べる相手を1台決めておくと、LCのどこに払うのかがはっきりしますよ。
レクサスLCの前期と後期の違いのよくある質問
ここでは、本文で触れきれなかった疑問をまとめました。
細かい部分ですが、判断のときに効いてくる内容だと思います。
Q1. 中期という区分はありますか?
公式が中期という呼び方をしたことはありません。
ただ装備の線が2023年6月8日に引かれているため、後期を前半と後半に分けて考えると迷いにくくなります。
販売店や中古車サイトで使われる呼び方は統一されていません。
問い合わせるときは、年式か発売日で伝えるのが確実です。
Q2. 前期に後期の画面を移植できますか?
結論から言うと、簡単に載せ替えられるとは考えないほうがいいです。
2023年の改良では画面だけでなく、操作の仕組みごと置き換わっています。
通信サービスの契約単位も車両側にひもづくため、単純な部品交換では済みません。
可否と費用はレクサス販売店へ具体的に相談してください。
Q3. 走行距離はどこまで許容できますか?
一律の基準はありません。
LCはスポーツ走行にも使われる車なので、距離より使われ方のほうが状態に響きます。
整備記録簿が残っているか、消耗品がいつ替わったかを見るほうが有効ですよ。
判断に迷うときは、第三者の車両検査を挟むのも手です。
Q4. 認定中古車の条件は年式で変わりますか?
対象となる年式や走行距離の条件は、時期によって見直されることがあります。
そのため前期が必ず対象外になる、と決めつけることはできません。
気になる個体があれば、その車が条件を満たすかを個別に聞くのが早いです。
最新の条件はレクサス販売店で確認してください。
Q5. 後継モデルは出るのでしょうか?
後継について、公式からの発表は確認できていません。
販売終了のお知らせにも、次のモデルに関する記載はありませんでした。
そのため現時点では、噂として出ている情報と公式発表を分けて考える必要があります。
新しい動きが出たら、公式サイトの案内を確かめてくださいね。
レクサスLCの前期と後期の違いのまとめ
最後に、この記事の要点を整理しておきますね。
迷ったときに立ち返れるよう、判断の順番で並べています。
レクサスLCの前期と後期の違いの総括
レクサスLCの前期と後期を分けるのは2020年6月18日発売の一部改良です。
ただし装備の線は2023年6月8日に引かれていて、二択では読み切れません。
後期の目玉として語られるパノラミックビューモニターが2023年からだった点は、選び方そのものを変える事実だと思います。
- 前期と後期の境目は2020年6月18日発売の一部改良
- 後期の入口でばね下を約3.7kg軽くしている
- 画面の12.3インチ化とタッチ操作は2023年6月8日から
- パノラミックビューモニターは2020年の後期には付かない
- ハブボルト化とノーマルタイヤ標準も2023年6月8日から
- Lexus Teammateは最終型まで設定されなかった
- LCは販売終了となり探す対象は中古車だけになった
あなたは、価格を抑えて前期のV8を楽しみますか。
それとも、装備までそろった2023年6月以降を探しますか。
価格や装備、認定中古車の条件は変更される場合があります。
正確な情報は公式サイトと販売店で確認し、最終的な判断は専門家へ相談してくださいね。

