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レクサスがいい・イメージ
レクサスRXの4WDは自動制御を特徴とし、従来の手動切り替え式とは異なる先進的なシステムが搭載されています。
この記事ではレクサスRXの4WDの切り替えの仕組みや、ドライブモードのカスタマイズによる制御、さらにはステアリングスイッチの使い方やショックアブソーバーとの連動制御まで幅広く解説しています。
また寒冷地仕様の違いやRXとNXの4WDの切り替えの違い、トレイルモードの効果、フルタイム4WDの特徴と注意点についても詳しく紹介します。
レクサスRXの2WDと4WDのどちらを選ぶべきか迷っている方や、雪道走行に最適なシステムを探している方にも役立つ内容です。
記事のポイント
①:レクサスRXの4WDは自動制御方式であること
②:ドライブモードの設定が走行性能に影響すること
③:NXとの4WDシステムの違いが理解できること
④:雪道や寒冷地での最適な選択肢が分かること
レクサスRXの4WDの切り替えの仕組みとは
- RXの4WDの切り替えはできるのか?
- ドライブモードのカスタマイズでの制御
- ステアリングスイッチの設定の使い方
- ショックアブソーバーとの連動制御
- 寒冷地仕様の違いも要チェック
RXの4WDの切り替えはできるのか?
レクサスRXの4WDは、一般的な手動切り替え式の4WDとは異なります。ユーザー自身がスイッチで2WDと4WDを選択するのではなく、車両が路面状況や走行状態に応じて自動的に駆動力を前後に配分する「フルタイム4WD」や「スタンバイ式4WD」が採用されています。
この仕組みでは、ドライバーが明示的に4WDモードに切り替える操作は不要です。例えばガソリンモデルで採用されている電子制御フルタイム4WDは、通常走行時は前輪駆動をベースにしつつ、必要に応じてリアにもトルクを配分します。前後のトルク配分は75:25〜50:50の範囲で可変し、滑りやすい路面やコーナリング時に走行安定性を高めるよう制御されます。
また、ハイブリッドやプラグインハイブリッド車には、後輪をモーターで駆動するE-FourやDIRECT4が搭載されており、これらも自動的に4WDへ移行します。発進時や雨天・雪道などの低μ路面で、後輪がアシスト的に機能することで、駆動力の確保と車両姿勢の安定に貢献しています。
ただし、ユーザーによっては「自分でモードを選べないこと」に不満を感じる場合もあるかもしれません。状況によって4WDにしたいと考えても、車両側の判断に依存するため、意図通りに働かないと感じることもあります。
一方で、機械式切替に比べてドライバーの負担が軽く、誤操作のリスクも低いのが利点です。特に都市部や高速道路での使用を前提としたRXでは、自動制御型の4WDの方が実用的と言えるでしょう。こうして、レクサスRXは「切り替え操作が不要な4WD」として設計されているのです。
ドライブモードのカスタマイズでの制御
レクサスRXには、運転状況や好みに応じて車両特性を調整できる「ドライブモードセレクト」機能が備わっており、これが4WD制御にも一定の影響を及ぼします。特に「マルチテレインセレクト」や「Trail Mode」が装備されているモデルでは、悪路走破性が高められたセッティングが可能になります。
ドライブモードの中には、エンジンレスポンス、ステアリングの重さ、ショックアブソーバーの減衰力、さらにはエアコンの制御まで連動するものがあります。モードには「ノーマル」「エコ」「スポーツ」「カスタム」などがあり、走行性能と快適性のバランスを選べる構成です。
中でも「カスタマイズモード」は、ユーザーが各要素を個別に設定できる点が特徴です。例えばステアリングはスポーツ寄り、パワートレインはエコ重視、というような独自の組み合わせも可能となっています。これにより、自分だけの走行フィールを作り出すことができるわけです。
特筆すべきは「Trail Mode」の存在です。このモードはAWD車に限定され、凹凸路面でのタイヤ空転を抑えるために、ブレーキや駆動力の制御を統合して行います。雪道やぬかるみといった悪条件下では、非常に効果的なモードとして活躍します。
ただし、ドライブモードの切り替えがすべての走行シーンで劇的な違いを生むわけではありません。特に市街地走行ではその差を感じにくいこともあります。また、モード選択によって燃費や乗り心地に微細な変化が出るため、試行錯誤しながら自分に合った設定を見つけることが重要です。
このように、RXのドライブモードカスタマイズは、走行性能と快適性を状況に応じて細かく調整できる便利な機能であり、4WDの制御にも影響を与える一面があります。
ステアリングスイッチの設定の使い方
ステアリングスイッチは、運転中の視線移動や手の動きを最小限に抑えて、様々な操作を行えるよう設計されています。レクサスRXでは、このスイッチを使ってドライブモードの切り替えや各種情報の表示変更を操作することが可能です。
特にマルチインフォメーションディスプレイ(MID)との連動により、走行モード、燃費情報、安全装備の作動状況などを確認・調整できます。操作は左右の親指で直感的に行えるように配置されており、使いこなすことで走行中の快適さが格段に向上します。
例えばドライブモードを変更したい場合、ステアリングの「MODE」ボタンを押して画面を切り替え、ロータリースイッチで希望のモードを選択するだけで済みます。これにより、センターコンソールに手を伸ばす必要がなく、運転への集中を保てます。
また、設定項目によっては、オーディオや電話、ナビゲーションなどの操作も行えるため、普段からよく使う機能は覚えておくと非常に便利です。これによって無駄な操作が減り、安全運転にもつながります。
一方で注意したいのは、機能が多すぎて初見では使いこなすのが難しい点です。説明書を読んでもわかりづらい場合があるため、納車時にディーラーに操作方法を確認しておくことをおすすめします。
このように、ステアリングスイッチは快適性と安全性を向上させる機能ですが、初めは慣れが必要です。繰り返し使って操作に慣れていくことが、真の使いこなしにつながります。
ショックアブソーバーとの連動制御
レクサスRXでは、ドライブモードや走行状況に応じてショックアブソーバーの減衰力を電子制御で自動調整する機能が搭載されています。このシステムは「AVS(Adaptive Variable Suspension)」と呼ばれ、乗り心地と操縦安定性を両立させる重要な役割を担っています。
この制御により、例えば「スポーツモード」では足回りを引き締めて俊敏なハンドリングを実現し、「エコモード」や「ノーマルモード」では路面の衝撃を緩和して快適な乗り心地を提供します。また、高速走行中や急なカーブでは自動で減衰力を強めるなど、リアルタイムで車体挙動を安定させる工夫も施されています。
走行中に特に恩恵を感じるのは、カーブやレーンチェンジを行う場面です。ショックアブソーバーが即座に反応し、ロール(車体の傾き)を抑えることで、しっかりとした接地感を維持します。この結果、車体のフラつきが少なくなり、同乗者も安心して乗車できます。
ただし、このような電子制御システムは万能ではなく、タイヤの状態や積載量によって体感に差が出ることもあります。また、システムが複雑な分、整備や故障時の修理費用が高額になる可能性がある点には注意が必要です。
それでも、走行シーンに応じてショックアブソーバーが自動で調整されるというのは、快適性と安全性の両面で大きなメリットです。特に長距離ドライブや高速道路をよく利用する方には、その恩恵を強く感じる場面が多いでしょう。
寒冷地仕様の違いも要チェック
寒冷地仕様は、厳しい冬の環境下でも快適に走行できるように設計されたオプション装備です。レクサスRXでもこの寒冷地仕様は選択可能で、寒冷地に住む方や雪道を走行する機会が多い方には、導入を検討する価値があります。
この仕様には、エンジン冷却水の凍結を防ぐヒーター付きウォッシャーノズルや、凍結しにくい大型バッテリー、前席と後席のシートヒーターなどが含まれる場合があります。加えて、寒さによるエンジンの始動不良を防ぐための補強も施されています。
例えば、フロントガラスの下部にデアイサーが付いているモデルでは、ワイパーが凍結して動かなくなることを防ぎます。また、ミラーの熱線機能により、視界の確保も容易になります。
一方で、寒冷地仕様を選ぶと車両価格がやや上がるだけでなく、装備が増える分、車両重量も増加します。これにより若干の燃費低下が生じる可能性があるため、自分の使用環境と照らし合わせて検討することが大切です。
また、温暖な地域ではこれらの装備が不要になることも多く、無駄なコストになってしまうことも考えられます。そのため、購入時には居住地の気候や使用頻度をしっかり考慮する必要があります。
このように、寒冷地仕様は厳冬期の安全性と快適性を高めるために有効な装備群ですが、万人にとって必須というわけではありません。必要性をしっかりと見極めたうえで選択することが、満足度の高い車選びにつながります。
レクサスRXの4WDの切り替えに関する選び方
- RXの2WD・4WDのどちらを選ぶべき?
- 雪道走行に最適な4WDシステム
- NXの4WDの切り替えとの違い
- フルタイム4WDの特徴と注意点
- トレイルモードの効果と活用法
- モデル別に異なる4WD制御方式
RXの2WD・4WDのどちらを選ぶべき?
RXの購入を検討している方の中には、2WDと4WDのどちらを選べば良いのか迷っている方も多いかもしれません。選択のポイントは、使用する地域の気候や走行スタイルによって異なります。
まず、都市部や比較的温暖な地域で日常的に運転する場合、2WDでも十分な性能を発揮します。レクサスRXの2WDは前輪駆動で、トラクションコントロールや横滑り防止装置などの電子制御技術が標準で装備されており、安全性は高いです。また、車重が軽くなることで燃費が良くなり、価格も抑えられるというメリットがあります。
一方で、積雪の多い地域や山道を走行する機会が多い場合には、4WDを選ぶ価値が十分にあります。4WDは常に前後輪に駆動力を分配することで、滑りやすい路面でも安定した走行が可能になります。特に急な坂道や雪道では、発進や登坂性能に大きな差が出ることもあります。
ただし、4WDは2WDに比べて車両価格が高くなり、燃費もやや悪化します。さらに、メンテナンス時の部品点数が増えるため、維持費もわずかに上がる傾向があります。
このように考えると、雪や雨の多い環境で安心して運転したいなら4WD、経済性と日常使いのしやすさを重視するなら2WDが適していると言えるでしょう。自身の使用環境と予算のバランスを取りながら、慎重に選ぶことが大切です。
雪道走行に最適な4WDシステム
レクサスRXには、複数の4WDシステムが搭載されていますが、その中でも雪道に適しているのは、ガソリンモデルに採用されている「電子制御フルタイム4WD」です。このシステムは、常に4輪すべてに駆動力を与え、走行状態に応じてトルク配分を自動調整する仕組みを採用しています。
雪道では、特に発進時や登坂時にタイヤが空転しやすくなります。そこで、フルタイム4WDが有効なのは、スタート時から4輪にトルクが伝わるため、スムーズに加速できる点にあります。しかも、前後のトルクバランスは状況に応じて75:25から50:50の範囲で変化するため、滑りやすい路面でも高い安定性を保てます。
また、ハイブリッドモデルでは「E-Four」や「DIRECT4」が採用されています。これらは通常は前輪駆動ですが、必要に応じて後輪モーターが作動し4WDとなる仕組みです。これにより、効率的な駆動力配分が可能となり、一般的な雪道では十分な性能を発揮します。
ただし、深い雪道や急勾配の山道では、フルタイム4WDの方がより安心感があります。ハイブリッドのモーター駆動式4WDは発進時に一瞬前輪が空転することがあり、これが気になる方もいるでしょう。加えて、ハイブリッド系の4WDではダウンヒルアシストコントロールが使えない点もデメリットのひとつです。
そのため、雪道を頻繁に走る方、あるいは過酷な環境での走行が想定される方には、ガソリンモデルのフルタイム4WDがおすすめです。燃費や静粛性よりも、走行安定性やトラブル回避を重視したい場合に最適な選択と言えるでしょう。
NXの4WDの切り替えとの違い
レクサスRXとNXの4WDシステムは、どちらも電子制御で駆動力を制御する仕組みを採用していますが、その構造や走行特性には違いがあります。特に注目すべきは、両車の4WDの駆動方式と制御範囲です。
NXに搭載されている4WDは、「E-Four」と呼ばれる電気式4WDシステムです。このシステムは前輪駆動をベースとしており、必要に応じて後輪にモーターでトルクを供給します。平坦な道では基本的に前輪のみが駆動しており、滑りやすい路面や急加速時などにリアがアシスト的に働きます。
一方、RXには複数の4WD方式があり、ガソリン車には「電子制御フルタイム4WD」、ハイブリッド車には「DIRECT4」、PHEVには「E-Four」が搭載されています。特にRXのフルタイム4WDは常時4輪駆動であるため、NXのスタンバイ式と比較すると、より安定した走行が可能です。
これにより、NXは燃費を重視しつつもある程度の4WD性能を提供する設計であるのに対し、RXは走破性と快適性をバランス良く追求している点が違いとなります。もちろん、使用シーンによってはNXの軽快さが有利に働くこともあります。
ただ、NXのE-Fourはあくまで軽度な悪路や雪道に対応するもので、深雪や急坂にはやや不安が残ります。反対にRXのフルタイム4WDは、常に4輪にトルクが伝わっているため、あらゆる路面状況に対応できる安心感があります。
したがって、都市部での利用や燃費重視であればNXの4WDで十分ですが、アウトドアや積雪地帯での使用を考えるならRXの4WDに軍配が上がります。
フルタイム4WDの特徴と注意点
フルタイム4WDとは、常に4つの車輪すべてに駆動力を伝える仕組みのことを指します。レクサスRXの一部グレードでは、このフルタイム4WDが採用されており、高い走行安定性と悪路対応力が特徴です。
このシステムの最大の利点は、路面の状況にかかわらず安定した走行ができる点です。特に雨天時や雪道、砂利道といった滑りやすい状況下でも、前後のタイヤにバランスよくトルクを分配することで、スリップやスタックのリスクを大幅に軽減します。
さらに、レクサスのフルタイム4WDは電子制御によってトルク配分が変化するため、ただ4輪が回っているだけでなく、状況に応じた最適な制御が行われます。これにより、走行時の安定感や操舵性が向上し、安心感のあるドライビングが実現されます。
ただし、万能ではありません。フルタイムで駆動している分、部品の摩耗が早くなりやすく、燃費にも影響が出ます。また、構造が複雑なため、修理費用が高くつくこともあります。走行距離やメンテナンスの頻度を考慮して導入を検討する必要があります。
また、路面状態に応じたドライバー自身の操作が不要である一方、意図的に2WDに切り替えるといった選択肢が持てないのも特徴です。したがって、走行環境の変化に柔軟に対応したいという人には、スタンバイ式4WDの方が適している場合もあります。
このように、フルタイム4WDは信頼性と安定性を重視するドライバーにとって理想的なシステムですが、コストや燃費面でのデメリットも理解しておくべきでしょう。
トレイルモードの効果と活用法
レクサスRXの一部グレードには、「Trail Mode(トレイルモード)」という特別な走行モードが搭載されています。これは、主に悪路や滑りやすい路面を走行する際に役立つ機能で、4WDシステムやブレーキ、駆動力制御などを一体的に管理するものです。
このモードを作動させると、タイヤの空転を素早く感知して制御し、前後左右のタイヤに適切なトルクを分配します。その結果、凹凸の激しい道やぬかるみといった路面でもスムーズに走行することが可能になります。
例えば、片輪が浮いているような場面でも、浮いたタイヤに過剰なトルクがかかるのを防ぎ、駆動力を接地しているタイヤ側に送るよう調整されます。これにより、スタックや空転のリスクを抑えることができます。
さらに、トレイルモードはブレーキ制御にも関与しており、登り坂でのホイールスピンや下り坂での車体の流れを防ぐ働きもあります。これらの制御が統合されているため、ドライバーは特別な操作をしなくても、難しい路面を安心して走行できます。
ただし、通常の舗装路や高速道路でトレイルモードを使っても効果はなく、むしろエネルギー効率が下がるため、使用シーンには注意が必要です。あくまで悪路や雪道など、限定された状況下で活用するべきモードといえます。
このように、トレイルモードは、レクサスRXの走破性を高める優れた機能ですが、場面に応じた正しい使い方が求められます。
モデル別に異なる4WD制御方式
レクサスRXはパワートレインごとに異なる4WD制御方式が採用されており、それぞれの特徴を理解しておくことが大切です。大きく分けて、ガソリン車、ハイブリッド車、プラグインハイブリッド車の3タイプが存在します。
まず、ガソリンモデルには「電子制御フルタイム4WD」が搭載されています。これは常時4輪にトルクを伝え、操舵応答性や発進時の安定感に優れる構造です。雪道や坂道、長距離ドライブでも一貫して安定した走行が可能になります。
ハイブリッド車(例:RX500h)には、「DIRECT4」と呼ばれる高度な電気式4WDが採用されています。これはモーターを活用して前後輪のトルク配分を瞬時に調整し、旋回性能や直進安定性を高めます。特にリア側のモーターが高出力であることから、加速時やコーナリングでの挙動が非常にスムーズです。
一方、プラグインハイブリッド車には「E-Four」が使われており、こちらも通常はFF走行ながら必要時に後輪モーターが作動します。燃費や静粛性を重視した設計ですが、フルタイム4WDやDIRECT4と比べると悪路での対応力はやや劣ります。
このように、RXはモデルごとに4WDシステムの性格が大きく異なります。走行環境や用途に応じて、適したタイプを選ぶことが満足度の高いカーライフにつながります。
総括:レクサスRXの4WDの切り替えの特徴と知っておくべき要点
- レクサスRXは自動制御型の4WDを採用している
- ドライバーによる手動での4WD切り替えは不要
- 電子制御フルタイム4WDは前後トルクを自動で調整
- ハイブリッド車はE-FourやDIRECT4で後輪を電動駆動
- ドライブモードによって走行特性や4WD制御が変化
- カスタムモードでは自分好みに走行性能を設定可能
- Trail Modeは悪路でのトラクションを強化するモード
- ステアリングスイッチで走行モードや情報を操作可能
- AVSによりショックアブソーバーの減衰力を自動調整
- カーブ時や高速走行時の安定性が高い
- 寒冷地仕様はヒーター付き装備や始動性向上が特徴
- 雪道ではフルタイム4WDが特に高い効果を発揮
- NXの4WDは基本前輪駆動で必要時のみ後輪を補助
- フルタイム4WDは燃費と整備コストに注意が必要
- モデルごとに異なる4WD方式が用意されている
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