クラウンスポーツとレクサスNXの乗り心地はどっちが快適か|21インチの壁

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こんにちは、レクサスがいいの運営者です。

「クラウンスポーツとレクサスNXはどっちが乗り心地がいいのか」「SUVなのに硬いという話は本当なのか」「家族を乗せるならどちらを選ぶべきか」と気になりますよね。

この2台の乗り心地は、ブランドの性格だけで語られがちです。

ただ、トヨタとレクサスが公開している主要諸元表と主要装備一覧表を開くと、差を生んでいるのはもっと具体的な部分だと分かります。

クラウンスポーツは全グレードが21インチで、レクサスNXは18インチと20インチを選べる、という出発点からして違うわけですね。

そこでこの記事では、公式資料で確かめられる数字と装備の設定だけを並べて、どちらがあなたの使い方に合うのかを整理していきます。


記事のポイント

①:硬さの差はタイヤ径から生まれる
②:クラウンスポーツは全車21インチ
③:減衰力可変が付く型は限られる
④:室内寸法は数字だと逆転する

目次

クラウンスポーツとレクサスNXの乗り心地の結論

先に、この記事の答えを置いておきます。

ここだけ頭に入れておけば、販売店の話も自分の基準で聞けるようになりますよ。

硬さの正体はタイヤの外径

クラウンスポーツの足が硬いと言われる理由は、走りの味付け以前にホイールサイズにあります。

クラウンスポーツは3グレードすべてが21インチで、タイヤの選択肢そのものがありません。

主要装備一覧表を見ると、標準は235/45R21で、幅を225mmに落とす変更が唯一の選べる余地になっています。

一方のレクサスNXは235/60R18と235/50R20の2本立てで、扁平率にかなりの開きがあります。

ゴムの厚みが違えば、段差を越えたときの当たりが違ってくるのは当然かなと思います。

NXが柔らかいとは限らない

ここで見落とされがちなのが、レクサスNXの標準タイヤの中身です。

主要装備一覧表では、“version L”と“F SPORT”の標準が235/50R20のランフラットタイヤになっています。

ランフラットは側面を厚く硬く作った構造なので、乗り心地の面ではふつうのタイヤより不利になりがちです。

つまり素の状態で比べると、NXも決して柔らかい側の設定ではありません。

NXを柔らかく乗りたいなら、18インチを選ぶという条件が付いてくるわけですね。

減衰力可変は限られた型だけ

路面に応じてダンパーの硬さを変えるAVSは、両車とも全車には付いていません。

クラウンスポーツのNAVI・AI-AVSは、公式サイトに[PHEV専用装備]と明記されています。

つまりSPORT RSだけの装備で、SPORT ZとSPORT Gには入っていないという扱いです。

レクサスNX側は「“OVERTRAIL”/“F SPORT”全車には最新AVSを標準装備」と公式が書いています。

どちらも「上のグレードだけ」という点では同じ構図になっているのが面白いところです。

選ぶときの順番は3つ

結論として、この2台は性格で選ぶ前に条件で絞ったほうが早いです。

まずタイヤサイズ、次にAVSの有無、最後に室内の使い方という順番になります。

補足

試乗車のホイールが何インチかを先に聞いておくと、同じ車種でも印象が変わる理由がつかめますよ。

この3つを押さえずに乗り比べても、たまたま試乗した個体の印象で決めてしまうことになります。

以降のセクションでは、その3つを公式の数字で1つずつ確認していきますね。

クラウンスポーツとレクサスNXの乗り心地の土台

乗り味の差は、まず車体の寸法と重さから生まれます。

ここでは主要諸元表の数字だけを並べて、体感の理由を先に押さえておきます。

寸法は近いが背が10cm違う

数字で見ると、この2台は同じクラスに見えて背丈だけが大きく離れています。

寸法の項目 クラウンスポーツ レクサスNX
全長 4,720mm 4,660mm
全幅 1,880mm 1,865mm
全高 1,565mm 1,660mm
ホイールベース 2,770mm 2,690mm

全高の差はおよそ95mmで、重心の置きどころがはっきり違うことが読み取れます。

ホイールベース80mmの意味

前後のタイヤの間隔は、クラウンスポーツが2,770mm、レクサスNXが2,690mmです。

この80mmの差は、うねりのある路面でのピッチングの出方に効いてきます。

ホイールベースが長いほど、前後方向の揺れはゆっくりした動きになりやすいです。

クラウンスポーツが「硬いのに高速では落ち着く」と言われるのは、この土台の効きも一因でしょうね。

短いほうが小回りに向くのですが、そこはあとで触れる後輪操舵が関わってきます。

最低地上高と乗り込み方

最低地上高はクラウンスポーツのハイブリッド車が160mm、PHEVが155mmです。

レクサスNXは185mmで、“OVERTRAIL”だけが200mmまで上がります。

この差は悪路よりも、日常の段差や輪止めでの気の使い方に出てきます。

立体駐車場のスロープや盛り上がった歩道の切り下げでは、クラウンスポーツのほうが慎重さを求められます。

その代わり、乗り込むときの腰の高さは低く抑えられているという関係になりますね。

サスペンション形式が別物

足まわりの構造は、フロントこそ同じでリヤが違います。

両車ともフロントはマクファーソンストラット式です。

リヤはクラウンスポーツがマルチリンク、レクサスNXがトレーリングアーム式ダブルウイッシュボーンになります。

トヨタはクラウンスポーツについて、マルチリンクを積むためのリヤ骨格を新たに開発したと説明しています。

形式の優劣を語るより、両社が別の答えを出したと受け取るほうが実態に近いかなと思います。

最小回転半径は5.4mと5.8m

取り回しの数字では、意外にもクラウンスポーツが有利です。

クラウンスポーツの最小回転半径は5.4m、レクサスNXは5.8mになっています。

全長も全幅もクラウンスポーツのほうが大きいのに、回れる半径は小さいという逆転が起きています。

この40cmの差は、機械式駐車場の入れ替えや細い路地で体感として出てきます。

理由は次のセクションで触れる後輪操舵にあるので、そこで詳しく見ていきますね。

車両重量は最大300kg差

重さは乗り心地にも燃費にも効いてくる項目です。

クラウンスポーツはハイブリッド車が1,800kgから1,810kg、PHEVが2,030kgとされています。

レクサスNXは1,730kgから2,030kgまで幅があり、パワートレインとグレードで大きく変わります。

軽い個体どうしを比べると300kgほど開くので、同じ車名でも動きが違って当然です。

試乗の予約を入れるときは、車名だけでなく型式まで確認しておくと比較がぶれませんよ。

クラウンスポーツとレクサスNXの乗り心地と足元

ここからは、差がいちばん大きく出るタイヤまわりを見ていきます。

カタログの数行に、乗り味を決める条件がまとまって書かれているんです。

クラウンスポーツは全車21インチ

主要装備一覧表を見ると、クラウンスポーツの標準は3グレードとも235/45R21です。

SPORT RSはマットブラック塗装、SPORT ZとSPORT Gはグロスブラック塗装という違いだけになります。

ホイールのリム幅も21×8½Jで共通です。

つまり一番安いSPORT Gを選んでも、足元のサイズは最上級と変わりません。

装備の差でグレードを下げても、乗り心地の硬さは付いてくるという理解でいいと思います。

幅を225mmに落とす選択肢

唯一の逃げ道が、タイヤ幅を10mm細くするメーカーオプションです。

225/45R21を選ぶと、価格は6,600円のマイナスになります。

外径は変わらないので劇的な変化にはなりませんが、当たりの角が少し取れる方向ではあります。

補足

価格が下がるオプションなので見積書では見落としがちです。

硬さが気になるなら注文前に相談しておくといいですよ。

細い側を選ぶ人は少数派なので、中古で探すとほとんど見かけない仕様になります。

21インチはチェーンが付かない

雪の可能性がある地域の人は、ここを必ず読んでおいてください。

主要装備一覧表の注記には、235/45R21について「タイヤとボディの隙間が狭くタイヤチェーンを装着することができません」と書かれています。

注意

225/45R21を選んだ場合も、装着できるのは布製チェーンだけとされています。

冬の運用は購入前に販売店へ確認してください。

金属チェーンを前提にした使い方は、この車ではそもそも成立しないわけですね。

NXの標準は20インチランフラット

レクサスNX側の標準装備も、実は快適寄りではありません。

“version L”と“F SPORT”は、235/50R20のランフラットタイヤが標準の設定です。

ランフラットは空気が抜けても一定距離を走れる代わりに、サイドウォールが硬く作られています。

NXの乗り心地に不満の声が出る背景には、この構造の影響もあると考えられます。

細かい要因の切り分けはレクサスNXの乗り心地が悪いと不満を感じる理由と改善対策まとめで整理しています。

18インチを選べる型と条件

NXで当たりをやわらげたいなら、235/60R18の設定を狙うことになります。

タイヤの設定 クラウンスポーツ レクサスNX
18インチ 設定なし 選択可(OVERTRAILは標準)
20インチ 設定なし version L・F SPORTの標準
21インチ 全グレード標準 設定なし

ただし18インチを選ぶと、パンク修理キットが同時装着になる点だけ覚えておいてください。

インチ違いの体感差はレクサスNX 18インチの乗り心地は快適?特徴と改善方法と20インチとの違いで詳しく比べています。

OVERTRAILという逃げ道

18インチが最初から付いてくるのが、レクサスNXの“OVERTRAIL”です。

こちらは235/60R18のオールテレインタイヤが標準になります。

最低地上高も200mmまで上がるので、性格としてはいちばん快適寄りに振られています。

しかもAVSが標準で付くグレードなので、足の動きを電子制御で調整する余地も残っています。

静かに長く乗りたい人にとっては、実は本命になり得る選択肢かなと思いますよ。

装備と価格の差はレクサスNXのオーバートレイルの違いを比較!価格や燃費・装備と性能の差とはにまとめてあります。

20インチも21インチもチェーン不可

冬の装備という観点だと、両車は同じ壁にぶつかってしまいます。

レクサスNXの主要装備一覧表にも、20インチについて「タイヤチェーンを装着することはできません」との注記があります。

クラウンスポーツの21インチも同じ扱いなので、条件は変わりません。

雪道を視野に入れるなら、NXの18インチを選ぶかスタッドレスで割り切るかの二択になります。

ここは車の性格ではなく、装着できる部品の話なので妥協しにくいポイントですね。

レクくんレクくん

乗り心地の話は、まずホイールが何インチかを確認しないと始まらないんですよ。

サスちゃんサスちゃん

じゃあ試乗の感想を読むときも、そこが書いてあるかで信頼度が変わりますね。

クラウンスポーツとレクサスNXの乗り心地と装備

次は、足の動きを電子的に調整する装備の設定を見ていきます。

同じ車名でもグレードで中身が変わるので、ここは表で押さえておきますね。

AVSはSPORT RSだけの装備

クラウンスポーツのNAVI・AI-AVSは、ナビの地図情報とダンパー制御を組み合わせた仕組みです。

前方のコーナー情報をもとに、あらかじめショックアブソーバーの減衰力を調整するとトヨタは説明しています。

この装備は公式サイトで[PHEV専用装備]と明記されており、SPORT RSにしか付きません。

ハイブリッドのSPORT ZとSPORT Gは、固定式のダンパーで走るという理解になります。

NXのAVSは2グレード標準

レクサスNXの公式ページには、AVSの適用範囲がはっきり書かれています。

「“OVERTRAIL”/“F SPORT”全車には最新AVSを標準装備し、操安性・乗り心地を高次元で両立させています」という記述です。

裏を返すと、“version L”や素のNX350hには減衰力可変の仕組みが入っていません。

快適性を重視して“version L”を選んだのに、足だけはベーシックという組み合わせもあり得るわけですね。

ここは価格の上下とは別の軸なので、見積もりの前に確かめておきたい部分です。

装備の設定を表で確認する

減衰力可変まわりの設定を並べると、次のようになります。

装備の名称 クラウンスポーツ レクサスNX
減衰力可変(AVS) SPORT RSのみ F SPORT・OVERTRAIL
後輪操舵 全車標準(DRS) 設定なし
パフォーマンスダンパー 設定なし F SPORT・OVERTRAIL

同じ価格帯でも、足まわりの中身がここまで違うのは知っておく価値があると思います。

DRSは全グレードに標準

クラウンスポーツの後輪操舵は、主要装備一覧表の全車標準装備の欄に入っています。

車速に応じて後輪を前輪と逆向き、または同じ向きに制御する仕組みです。

トヨタは「クラウン クロスオーバーよりタイヤ幅と全幅が大きいクラウン スポーツにおいて、クラウン クロスオーバーと同じ5.4mの最小回転半径となっています」と説明しています。

低速で小回りが利くのは、この制御が効いているからなんですね。

NXのステアリング側の工夫

レクサスNXに後輪操舵の設定はありませんが、別のアプローチが取られています。

ステアリングはラックアシスト式EPSで、NX350h全車にバリアブルラックギヤが採用されています。

切り始めと切り込んだあとでギヤ比が変わるため、低速の扱いやすさと高速の落ち着きを両立させる狙いです。

それでも最小回転半径は5.8mなので、数字の上ではクラウンスポーツに届きません。

取り回しを最優先するなら、この差は無視しないほうがいいかなと思います。

静粛性への向き合い方が違う

静けさの作り方にも、両社の考え方の違いがはっきり出ていますね。

レクサスはボディの気密性を高めて、車室内の音圧レベルを従来比で約15%低減したと公表しています。

フロントドアガラスに高遮音タイプを採用し、エンジンフードにはツインロック構造を使っているのも特徴です。

一方のトヨタは、単なる無音を目指さず「調音天井」で声を天井に反射させ、会話しやすい室内を狙ったと説明しています。

静かさの方向性が別なので、数値ではなく実際に人を乗せて確かめたい部分ですね。

ノイズ対策の残る差

アクティブノイズコントロールは、レクサスNXの主要装備一覧表ではNX350の欄にだけ載っていました。

そのNX350はすでに販売終了しているため、新車で選べる範囲には残っていません。

クラウンスポーツ側はフードサイレンサーとダッシュサイレンサーが全車標準です。

電子的に打ち消すか、素材で抑えるかという違いになっています。

どちらが静かかは走る速度域で変わるので、高速道路を含めた試乗をおすすめしますよ。

シート表皮はグレードで別物

座り心地の話をするなら、表皮の設定も外せません。

クラウンスポーツはSPORT RSがスポーツレザーの本革、SPORT Zが本革、SPORT Gが上級ファブリックと合成皮革の組み合わせです。

つまり原文でよく見かける「クラウンスポーツはファブリック」という説明は、SPORT Gだけに当てはまる話になります。

レクサスNX側も、Ltexと本革がグレードで分かれています。

試乗車の表皮が自分の狙うグレードと同じかどうかは、確認しておいたほうがいいですね。

暖房と換気は両車とも充実

快適装備の面では、どちらも不足がありません。

クラウンスポーツは前席シートヒーターが3段階温度設定で、後席左右にもヒーターが用意されています。

前席のベンチレーションも設定があり、夏の背中の蒸れに効いてくれます。

レクサスNXは運転席と助手席のベンチレーションが全車標準で、ステアリングヒーターも全車に付きます。

この領域で選び分ける必要は、あまりなさそうです。

クラウンスポーツとレクサスNXの乗り心地と広さ

後席の快適さは、乗り心地の評価に直結する部分です。

ここは印象で語られやすいので、社内測定値を先に見ておきます。

室内寸法は数字だと逆転する

意外に思われるかもしれませんが、室内の長さと幅はクラウンスポーツが上です。

室内の項目 クラウンスポーツ レクサスNX
室内長 1,850mm 1,805mm
室内幅 1,540mm 1,520mm
室内高 1,175mm 1,195mm

室内長で45mm、室内幅で20mmの差があり、狭いのは高さのほうだと分かります。

狭いと言われる理由は頭上

クラウンスポーツの後席が窮屈と言われるのは、寸法よりも屋根の形が理由です。

全高が1,565mmしかなく、リヤに向けて絞り込むクーペ寄りの造形になっています。

室内高もレクサスNXより20mm低いので、背の高い人ほど頭上が気になりやすいです。

足元は広いのに頭が近い、という感覚のずれが評価を分けているんですね。

パノラマルーフを選ぶと室内高が1,145mmまで下がる点も、覚えておくといいと思います。

NXの後席も広くはない

ではレクサスNXなら余裕があるかというと、そこまで単純でもありません。

室内長は1,805mmで、ホイールベースも2,690mmと短めです。

ムーンルーフを選べば室内高は1,185mm、パノラマルーフなら1,170mmまで下がります。

後席の使い勝手をどう見るかはレクサスNXの後部座席が狭い不満を解消する方法と比較ポイントにまとめてあります。

数字だけでは分からない部分なので、家族を連れて座ってみるのがいちばん確実ですよ。

乗り込みやすさは背の高さ次第

乗降のしやすさは、高さの差がそのまま出ます。

レクサスNXは全高1,660mmで、腰を落とさず横にずれる感覚で座れます。

クラウンスポーツは1,565mmなので、少し沈み込む動きが入ります。

トヨタは乗降性についても、サイドシルの高さと後席のヒップポイントを詰めたと説明しています。

とはいえ体の負担で選ぶなら、背が高いほうが楽なのは間違いないところでしょう。

荷室の使い方で変わる評価

荷室の形も、日常の満足度に効いてきます。

クラウンスポーツはクーペ寄りの造形なので、高さのある荷物は積み方を選びます。

レクサスNXは開口部が四角く、ハンズフリーパワーバックドアも用意されています。

後席は両車とも6対4分割で倒せるため、長物の対応力は近い水準です。

同じSUVでも、想定している使い方はけっこう違うと感じますね。

クラウンスポーツとレクサスNXの乗り心地とシーン別

ここでは走る場所ごとに、どちらが有利かを整理します。

用途がはっきりしている人ほど、決め手が見つかりやすい部分です。

街乗りは足元の設定しだい

市街地の細かい段差では、タイヤの厚みがそのまま印象になります。

18インチのレクサスNXなら、目地や継ぎ目の当たりはやわらかく感じられます。

ところが20インチのランフラットどうしで比べると、差はぐっと小さくなります。

クラウンスポーツは21インチ固定なので、細かい入力は素直に伝わってきます。

街乗り中心で快適さを求めるなら、NXの18インチが現実的な答えになりそうです。

駐車と取り回しはクラウンスポーツ

狭い場所での扱いやすさは、数字がはっきり示しています。

最小回転半径は5.4m対5.8mで、40cmの差があります。

全幅1,880mmという大きさを考えると、この数字はかなり優秀です。

低速域で後輪を逆位相に切るDRSが、実寸以上の身軽さを生んでいるわけですね。

機械式駐車場を日常的に使う人は、幅と全高の制限も合わせて確認しておいてください。

高速道路は落ち着きで選ぶ

高速巡航では、重心の低さとホイールベースの長さが効いてきます。

クラウンスポーツは全高1,565mmで、横風を受ける面積も抑えられています。

ホイールベースも2,770mmと長く、直進時の姿勢が安定しやすい構成です。

レクサスNXは車高がある分だけ揺れを感じやすい代わりに、遮音の作り込みで会話は楽です。

疲れにくさの中身が「揺れ」なのか「音」なのかで、答えが変わってきますね。

ワインディングでの姿勢

曲がりくねった道では、両車の性格差がいちばん分かりやすく出ます。

クラウンスポーツはDRSが中速域で意図どおりの向きを作り、高速域では安定側に働きます。

レクサスNXはAVSが付く“F SPORT”と“OVERTRAIL”なら、ロールの出方を抑えられます。

逆に言うと、“version L”でワインディングを評価すると印象が変わってしまいます。

比較試乗をするなら、グレードをそろえるのが公平な見方かなと思いますよ。

雪道は装備よりタイヤ

冬の走りは、車の性格より足元の準備で決まります。

クラウンスポーツのE-Fourは前後トルク配分を100対0から20対80の間で制御します。

レクサスNXにも2WDとAWDの設定があり、駆動方式そのものを選べます。

注意

21インチと20インチはタイヤチェーンを装着できません。

雪道を走る前提なら、スタッドレスの手配とサイズの相談を先に済ませてください。

駆動方式の中身はレクサスNXの4WDの切り替えの仕組みと必要なのか?2WDとの違いや特徴で詳しくまとめています。

荒れた舗装と長距離

長距離での疲れ方は、段差の一発目より連続した入力で決まります。

細かい凹凸が続く路面では、ばね下が重いほど揺れが残りやすくなります。

21インチのクラウンスポーツは、この場面でいちばん不利になりやすい構成です。

ただしSPORT RSはAVSで減衰力を調整できるため、素の状態とは印象が変わります。

同じ車名でも上と下で別物になるという点は、繰り返し押さえておきたいところですね。

クラウンスポーツとレクサスNXの乗り心地と価格

選択肢の中身は、この数年でかなり整理されました。

古い情報のまま検討していると、もう買えない型を候補に入れてしまうので注意してください。

クラウンスポーツは3グレード

クラウンスポーツのラインアップは、ハイブリッド2つとPHEVが1つです。

グレード名 パワートレイン メーカー希望小売価格
SPORT G 2.5Lハイブリッド 5,200,000円
SPORT Z 2.5Lハイブリッド 5,900,000円
SPORT RS 2.5L PHEV 7,650,000円

いずれもE-Fourの5人乗りで、2WDの設定は用意されていません。

NXは2つの動力に整理された

レクサスNXの新車で選べるのは、NX350hとNX450h+の2本立てです。

NX350hは5,500,000円から、NX450h+は7,495,000円からという設定になっています。

NX350hには2WDとAWDがあり、駆動方式で価格が変わる仕組みです。

“version L”“F SPORT”“OVERTRAIL”という3つの方向性が用意されているのも特徴ですね。

方向性で選べる分、同じ車名でも乗り味がそろわないという事情もあります。

NX350とNX250はもう選べない

ここは検討中の人がいちばん間違えやすいところです。

レクサスの公式ページにはNX350の販売終了が案内されており、NX250は掲載自体がありません。

2.4Lターボの走りを期待して調べていた人は、中古車を探す前提に切り替える必要があります。

注意

ネット上にはNX250やNX350を現行車として扱う記事がまだ残っています。

ラインアップは必ずレクサス公式サイトで確認してください。

この記事で比較しているのも、新車で選べるハイブリッド系を前提にしています。

予算帯が重なるところ

価格を並べると、実際に迷う範囲が見えてきます。

クラウンスポーツのSPORT Zが5,900,000円で、NX350hの上位グレードが6,376,000円からです。

この600万円前後の帯が、いちばん比較されやすいゾーンになります。

PHEV同士だとクラウンスポーツが7,650,000円、NX450h+が7,495,000円からで、ほぼ横並びです。

装備の中身まで含めると単純な優劣は付けにくいので、見積もりを2本取るのが早いですね。

燃費の見え方に注意する

燃料代の差も、長く乗るほど効いてきます。

クラウンスポーツのWLTCモード燃費は、ハイブリッド車が21.3km/L、PHEVが20.3km/Lです。

レクサスNXのハイブリッド系は、主要諸元表で19.6km/Lから22.2km/Lまで幅があります。

この幅はグレードと駆動方式に加えて、装着するタイヤでも変わるためです。

カタログ値だけで比べると誤差の範囲なので、実燃費は使い方しだいと考えたほうがいいと思います。

維持費の考え方

税金や保険は、どちらも同じ2.5Lクラスとして扱われます。

差が出やすいのはタイヤ交換で、21インチは選択肢も単価も限られます。

レクサスNXのランフラットも、同等品に交換すると相応の費用になります。

18インチを選べるNXは、この点で長期的に有利になりやすいです。

数年単位の出費を考えるなら、タイヤの銘柄と価格まで見ておくと安心ですよ。

レクくんレクくん

NX350とNX250はもう新車では選べないので、比較の前提が数年前とは変わっているんです。

サスちゃんサスちゃん

古い比較記事を読んで検討すると、そこでずれちゃうわけですね。

クラウンスポーツとレクサスNXの乗り心地の選び方

最後に、どちらを選ぶかの判断材料をまとめておきます。

迷っている理由を言葉にできると、答えは意外とすんなり出ますよ。

向き不向きを整理する

使い方から逆算すると、選ぶべき方向がはっきりします。

重視したい条件 向いている車 選ぶときの目安
段差の当たりの弱さ レクサスNX 18インチを選べる型に絞る
狭い場所の取り回し クラウンスポーツ 全車標準のDRSが効く
後席の頭上の余裕 レクサスNX ルーフの選択で変わる
高速での落ち着き クラウンスポーツ 低い全高と長い軸間

条件が2つ以上重なる場合は、優先順位を先に決めておくと迷いにくくなります。

スポーティ側を選ぶ人

運転そのものを楽しみたいなら、クラウンスポーツが素直な選択です。

21インチ固定という前提を受け入れられるかが、最初の関門になります。

段差の入力が気になる人は、SPORT RSのAVSまで含めて検討する価値があります。

ただし価格は7,650,000円まで上がるので、予算との折り合いは必要です。

ハイブリッドで十分という人は、SPORT Zの装備内容を確認してみてくださいね。

静けさ側を選ぶ人

長距離を静かに走りたいなら、レクサスNXに分があります。

気密性を高めて音圧レベルを約15%下げたという公表値は、無視できない数字です。

足の当たりまで含めて快適に振るなら、18インチが選べるグレードを狙うのが近道になります。

AVSも欲しいなら、“OVERTRAIL”が両方を満たす組み合わせです。

静粛性を最優先するなら、この組み合わせが素直な答えになりますね。

試乗で必ず確かめたい3点

販売店で乗るときは、見るべき場所を決めておくと比較がぶれません。

1つ目はホイールのインチ数で、これは乗る前に確認しておきます。

2つ目は減衰力可変の有無で、グレード名から判断できます。

3つ目は後席に自分で座ってみることで、頭上の余裕は数値では分かりません。

この3つをそろえて比べれば、口コミに振り回されずに判断できるはずです。

中古で狙うときの見方

中古なら、新車では消えた選択肢も候補に入ってきます。

レクサスNXならNX350やNX250、クラウンスポーツなら初期の個体が対象です。

ただし年式によって装備の世代が違うため、同じグレード名でも中身がそろいません。

年式の当たりの付け方はレクサスNXの中古車で狙い目モデルと選び方|5年落ちが注目されるで整理しています。

装着ホイールが純正のままかどうかも、乗り心地の判断材料として見ておいてください。

口コミの読み方のコツ

ネットの評価は、条件が書かれていないものが多いです。

硬いという声も、21インチなのか20インチのランフラットなのかで意味が変わります。

グレードとタイヤサイズが書かれている書き込みだけを拾うと、精度がぐっと上がります。

補足

納車直後の感想と1年後の感想では評価が変わることもあります。

走行距離が書かれているかどうかも判断材料にしてみてください。

条件のそろった声を集めれば、自分に当てはまるかどうかが見えてきますよ。

迷ったときの落としどころ

それでも決めきれない場合は、譲れない1点を先に決めてください。

運転を楽しみたいならクラウンスポーツ、家族の快適さを優先するならレクサスNXです。

どちらも試乗して迷うなら、駐車環境と冬の使い方という現実的な条件で切り分けます。

同じクラスの他車も含めて、候補を一度並べ直してみるのも手です。

視野を少し広げると、自分の基準が逆にはっきりすることもありますよね。



クラウンスポーツとレクサスNXの乗り心地のFAQ

ここでは、本文で触れきれなかった疑問をまとめました。

細かい話ですが、見積もりの段階で効いてくる内容だと思います。

Q1. 21インチを18インチに替えられますか?

クラウンスポーツに18インチの純正設定はありません。

社外品に交換するとブレーキとの干渉や車検の適合を個別に確認する必要があります。

保証やアライメントへの影響も出てくる話です。

実施の可否は購入予定の販売店へご確認ください。

Q2. どちらが値引きされやすいですか?

値引きの条件は販売店と時期によって大きく変わります。

レクサスは全国で価格の考え方がそろえられている傾向があります。

下取り車の評価まで含めると総額の見え方も変わってきます。

実際の条件は各販売店へお問い合わせください。

Q3. 3列シートの設定はありますか?

どちらも乗車定員は5名で、3列シートの設定はありません。

6人以上で移動する機会が多いなら、別のモデルを検討することになります。

後席を倒せば長物は積めますが、座席の数は増やせません。

候補の絞り込みは販売店で相談してみてくださいね。

Q4. 車中泊には向いていますか?

クラウンスポーツはクーペ寄りの造形で、天井が低く作られています。

レクサスNXも室内高は1,195mmなので、広いとは言いにくい水準です。

後席を倒したときの段差もモデルごとに違います。

実車で寝転がって確かめるのがいちばん確実だと思いますよ。

Q5. 納期はどのくらいかかりますか?

納期は生産状況や仕様の組み合わせで大きく変わります。

メーカーオプションを多く付けると、待ち時間が延びるケースも見られます。

公式サイトで出荷目途が案内される場合もあります。

最新の見込みは販売店へ直接ご確認ください。

クラウンスポーツとレクサスNXの乗り心地のまとめ

ここまでの内容を、判断に使える形で並べておきます。

迷ったときに戻ってこられるよう、要点だけ残しますね。

総括:クラウンスポーツとレクサスNXの乗り心地

この2台の乗り心地の差は、ブランドの性格ではなくタイヤ径と減衰力可変の設定から生まれています。

クラウンスポーツは全グレードが21インチで、AVSが付くのはSPORT RSだけという構成です。

レクサスNXは18インチと20インチを選べる代わりに、標準がランフラットのグレードもあるという点に注意が要ります。

  • クラウンスポーツは全車235/45R21でサイズを選べない
  • NXのversion LとF SPORTは20インチランフラットが標準
  • AVSはSPORT RSとF SPORT・OVERTRAILだけの装備
  • 最小回転半径は5.4m対5.8mでクラウンスポーツが小回り有利
  • 室内長と室内幅はクラウンスポーツのほうが大きい
  • 狭く感じる原因は室内高が20mm低いことにある
  • NX350は販売終了・NX250は掲載なしで候補から外れる

あなたは、運転そのものの楽しさを取りますか。

それとも、同乗者を含めた快適さを優先しますか。

価格やグレード構成、装備の設定は改良のたびに変更される場合があります。

正確な情報は公式サイトと販売店で確認し、最終的な判断は専門家へ相談してください。

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