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こんにちは、レクサスがいいの運営者です。
「レクサスHSは壊れやすいと聞いた」「中古で買って修理費がかさまないか不安だ」と気になりますよね。
先に結論をお伝えすると、公式に公表された不具合の中心はハイブリッド機構ではなく電子制御ブレーキ系でした。
ただ、これは年式ごとに対象が分かれていて、口コミを眺めるだけでは自分の候補車が当てはまるかどうか判断できません。
HS250hは2009年7月から2018年3月まで作られた一世代だけのモデルですが、受けている改修の中身は製作時期でまったく違うからです。
そこでこの記事では、レクサスHSが壊れやすいと言われる実体を、メーカーが公表したリコールとサービスキャンペーンの記録をもとに解説します。
記事のポイント
①:壊れやすい実体はブレーキ系に集中
②:主要な不具合は無料改修の対象
③:公式の設計説明は高剛性ボディ
④:改修済みの個体なら不安は下がる
レクサスHSが壊れやすいと言われる理由の結論
はじめに、この記事で確認できた結論をまとめて置いておきます。
ここを押さえておくと、このあとのリコールや修理費の話がひとつにつながりますよ。
レクサスHSが壊れやすいの結論
レクサスHSが壊れやすいと言われる実体は、車種全体の品質というより特定の部位に偏っています。
メーカーが公表しているリコールとサービスキャンペーンをたどると、もっとも多く名前が挙がるのは電子制御ブレーキまわりでした。
しかもその多くは、販売店で無料の点検と部品交換を受けられる改修として案内されています。
つまり壊れやすいから避けるのではなく、改修が済んでいるかを確かめて選ぶのが正しい向き合い方になります。
この一点を持っておくだけで、中古車の見方はかなり変わりますよ。
弱点が集中しているのはブレーキ
HS250hで公表された不具合を並べると、ブレーキ系が三度も名前を挙げられていることに気づきます。
2010年のABS制御プログラム、2013年のアキュームレータ、そして2018年から始まったブレーキブースタポンプの三つです。
いずれも部位としては電子制御ブレーキシステムの中にあり、症状は別々でも同じ系統に集まっています。
ハイブリッド機構そのものが原因で大規模な改修になった例は、この車種では公表されていません。
ここが、世の中で語られるハイブリッドだから壊れやすいという説明と食い違う部分です。
多くは無料改修の対象だった
気になるのは費用ですが、リコールとサービスキャンペーンはどちらも無料で実施されます。
対象車であれば、年式が古くても販売店で点検と部品交換を受けられる仕組みです。
中古で手に入れた車でも、前のオーナーが受けていなければ自分の代で受けられます。
逆に言えば、改修が済んでいない個体をそのまま乗り続けるのがいちばんもったいない状態です。
この確認は数分で終わるので、購入前でも購入後でも早めに済ませておきたいところですね。
HS250hの基本スペック
話を進める前に、レクサスHSがどういう車なのかを整理しておきます。
下記の表はトヨタの新発売リリースと公式の中古車カタログの記載をまとめたものです。
| 項目 | 内容 | 補足 |
|---|---|---|
| 通称名 | HS250h | レクサス初のハイブリッド専用車 |
| 型式 | DAA-ANF10 | 単一世代のみ |
| 販売期間 | 2009年7月〜2018年3月 | 発売日は2009年7月14日 |
| エンジン | 2AZ-FXE 2,362cc | 2.4Lアトキンソンサイクル |
| 駆動用電池 | ニッケル水素 | リチウムイオンではない |
| 発売時価格 | 395万円〜535万円 | 発表時点の税込価格 |
一世代だけで販売を終えたモデルなので、年式の幅はおよそ9年に収まります。
この幅の中で、どの改修の対象になるかが分かれていきます。
高剛性ボディという公式の説明
よく見かけるのが、HSはボディが柔らかいから異音が出るという説明です。
ところがトヨタの公式リリースには、ドア開口部やフロアの緻密なスポット溶接、フロントサスペンションタワーとカウルの結合によって高剛性ボディを採用したと書かれています。
設計としてはむしろ剛性を確保する方向で、柔らかく作ったという記述は見当たりません。
静粛性と乗り心地は、防振タイプのサスペンションメンバーと制振材や遮音材によって作られたものです。
異音が出るとしても、その原因は設計の軟らかさではなく経年の別要因と考えるのが筋になります。
壊れやすい話が広がった背景
では、なぜ壊れやすいという印象だけが残ったのでしょうか。
ひとつは2010年にプリウスのブレーキが大きく報道された際、同じ制御を持つHS250hも同時に名前が挙がったことです。
トヨタはこのときHS250hのオーナー向けに文書を出しており、報道で心配をかけたと明記しています。
もうひとつは販売台数が少なく情報が出そろわないまま、数少ない不具合の話だけが目立ってしまった点です。
中身を知らないまま印象が固まってしまったわけですね。
HSの弱点はハイブリッドではなく電子制御ブレーキ系に集中しています。
レクくん壊れやすいかどうかより、改修が済んでいるかどうかで見たほうが実態に合っていますよ。
サスちゃん同じHSでも、受けた改修によって状態が違うということなんですね。
レクサスHSが壊れやすい核心はブレーキ系
ここからは、実際に公表されているブレーキ関連の改修を一つずつ見ていきます。
年式で対象が分かれるので、自分の候補車がどれに当たるかを意識しながら読んでみてください。
2013年のアキュームレータ改修
もっとも内容が重いのが、2013年6月5日に届け出されたリコールです。
レクサス公式の告知によると、電子制御ブレーキシステムのアキュームレータについて強度の検討が不足していました。
走行時の上下振動で蓄圧容器の一部に大きな力が加わり、使用過程で疲労亀裂が入るという内容になります。
対象は2009年6月10日から10月16日に作られた3,448台で、届出番号は3163でした。
発売直後のごく初期の個体だけが該当する改修です。
踏み代が増え制動力が下がる
このリコールで説明されている症状は、体感としてかなり分かりやすいものです。
亀裂から容器内のブレーキフルードに窒素ガスが徐々に浸入し、ブレーキペダルの踏み代が増加すると書かれています。
その結果として、制動力が低下するおそれがあるという流れになります。
改善措置はアキュームレータを確認し、該当するものは対策品が組み込まれたブレーキブースタポンプへ交換する内容でした。
ペダルがやけに深いと感じる初期型は、この改修の履歴を必ず確認したいところです。
2010年のABSプログラム修正
時系列ではこちらのほうが早く、2010年2月に公表されています。
内容はABSの制御プログラムが不適切で、ABS作動完了後の制動力が作動直前より低下することがあるというものでした。
ブレーキをかけている途中に凍結路や凹凸路面を通過して一瞬だけABSが働くと、空走感や制動遅れが出る場合があると説明されています。
対応はプログラムの修正で、部品を大きく交換する内容ではありませんでした。
プリウスと同時期の案件なので、HSだけに起きた固有のトラブルではない点も押さえておきたいですね。
ブースタポンプの無料交換
三つ目が、2018年1月31日から順次始まったサービスキャンペーンです。
公式の案内では、ブレーキ操作を長期にわたり頻繁に繰り返すと、まれに警告灯が同時に点灯する可能性があるとされています。
例として挙がっているのはタクシーなどの営業用途で、一般的な使い方とは負荷がかなり違います。
該当する場合はブレーキアクチュエータを含むブレーキブースタとブースタポンプ、そしてブレーキフルードを交換する内容です。
実施は一回限りで、費用はかかりません。
警告灯が同時に点灯したときは
この案件でもっとも大切なのは、症状が出たあとの動き方になります。
点灯したままの状態で使用を続けると警告音が鳴り、ブレーキの効きが悪くなると公式に書かれていました。
一方で、点灯してもただちに効きが低下するわけではなく、認知して修理する時間は確保されているとも説明されています。
だからこそ、点灯を放置せず早めに販売店へ入庫することを前提にした案内になっているわけです。
この性質から、リコールではなくサービスキャンペーンという位置づけになりました。
注意
ブレーキ関連の警告灯が点灯したまま走り続けるのは避けてください。
対象かは車台番号で調べる
自分の車や検討中の個体が対象かどうかは、車台番号があれば調べられます。
国土交通省のリコール情報検索で車台番号を入力すれば、実施状況まで確認できる仕組みです。
中古車を見に行くときは、車検証の写真を撮らせてもらうだけで足ります。
なお2018年のキャンペーンはダイレクトメールで案内する性質のため、検索結果の実施状況欄はアスタリスク表示になります。
表示の意味を知っておくと、販売店とのやり取りもスムーズに進みますよ。
ブレーキ系の改修を一覧で整理
ここまでの三件を、時系列で整理しておきます。
下記の表は、公表されている区分と対象時期をまとめたものです。
| 公表時期 | 区分 | 対象の製作期間 | 改善の内容 |
|---|---|---|---|
| 2010年2月 | リコール | 初期の生産分 | ABS制御プログラムの修正 |
| 2013年6月 | リコール | 2009年6月10日〜10月16日 | 対策品のブースタポンプへ交換 |
| 2018年1月〜 | サービスキャンペーン | 2009年6月10日〜2018年2月19日 | ブースタとポンプ、フルード交換 |
初期型はリコール、生産期間の全体をカバーするのがサービスキャンペーンという住み分けが見えてきます。
この二つは性質が違うので、まとめて語らないほうが正確です。
レクくんブレーキの違和感だけは、年式を問わず最優先で確認してほしい部分です。
サスちゃんペダルの深さを意識して踏んでみればいい、ということですか。
レクサスHSが壊れやすいハイブリッド系の実際
次に、ハイブリッド機構まわりの話を整理します。
ここは費用の桁が大きくなりやすい部分なので、事実と推測を分けて見ていきましょう。
駆動用電池はニッケル水素
HS250hが積んでいる駆動用バッテリーは、トヨタの公式リリースにニッケル水素と明記されています。
いまの新しいハイブリッド車で増えているリチウムイオンではありません。
ニッケル水素は充放電を繰り返すうちに、少しずつ容量が落ちていく性質を持っています。
急にまったく動かなくなるというより、燃費や加速の伸びが鈍っていく形で表れるのが一般的です。
この違いを知らないと、劣化のサインを見落としてしまいます。
HS250hのバッテリー交換費用
費用については、公式が一律の金額を出しているわけではありません。
実際の請求額は部品の供給状況や依頼先、同時に交換する部品によって変わります。
そのため、ネットで見かける金額をそのまま自分の見積もりとして当てにするのは避けたほうが安全です。
ハイブリッドバッテリーの費用構造そのものはレクサスNXのハイブリッドバッテリー交換費用で詳しくまとめています。
相場観をつかんでから販売店に見積もりを取るのが、現実的な進め方になりますよ。
交換の判断は診断結果から
交換すべきかどうかは、年数や走行距離だけでは決められません。
販売店では診断機を使って電池の状態を読み取れるので、数値を見てから判断するのが確実です。
購入前の個体でも、販売店に依頼すれば診断の結果を見せてもらえる場合があります。
警告灯が点いていないからといって、劣化していないとは限りません。
数字で確認できると、価格の交渉材料にもなります。
インバーターと冷却系の扱い
ハイブリッド系で費用が大きくなるのは、電池だけではありません。
インバーターやHVトランスアクスル、冷却装置なども高額な部品に含まれます。
ただし、これらがHS250hで大規模な改修の対象になったという公表は見当たりません。
つまり全車に共通する構造上の欠陥として扱われているわけではない、ということです。
個体差や使われ方による故障と、車種そのものの弱点は分けて考える必要があります。
補機バッテリーとの違い
紛らわしいのが、駆動用バッテリーと補機バッテリーの違いです。
補機バッテリーは電装品やシステムの起動を担う小さいほうで、一般的な鉛バッテリーに近い扱いになります。
こちらは消耗品で、交換にかかる費用も駆動用とは桁が違います。
システムが起動しないという症状は、補機側が原因のことも少なくありません。
いきなり駆動用の交換を覚悟する前に、どちらの話なのかを確かめてください。
補足
起動できないトラブルは補機バッテリーが原因のこともあります。
CPOのハイブリッド保証
費用の不安をいちばん下げてくれるのが、レクサス認定中古車の保証です。
レクサス公式のCPO案内によれば、ハイブリッド保証の期間は3年間もしくは初度登録から10年間のいずれか長いほうとされています。
累計走行距離は20万kmまでが条件です。
対象部品にはメインバッテリ駆動電池、HVコントロールコンピューター、HVトランスアクスル、インバーター、冷却装置などが含まれます。
高額になりがちな部分がそのまま並んでいるので、条件に合う個体なら検討する価値は高いですね。
新車保証はすでに期間外
いっぽうで、新車時の保証をあてにする話は現実的ではありません。
HS250hの生産は2018年3月に終わっており、新車登録から5年という期間はすでに全車が過ぎています。
5年10万km以内なら無償交換という説明は、この車種ではもう当てはまりません。
頼れるのは認定中古車の保証か、販売店が独自に付ける保証になります。
ここを混同したまま予算を組むと、あとで計算が狂ってしまうので注意したいですね。
レクサスHSが壊れやすい以外に出る不具合
ブレーキとハイブリッド以外にも、公表されている案件があります。
どれも知っておくと得をする内容なので、ここで押さえておきましょう。
フロントドアガラスの白濁
意外と知られていないのが、フロントドアガラスの無料修理です。
レクサスの案内によると、紫外線吸収膜などをコーティングしたガラスは、洗浄力の強いガラス洗浄剤を使ったあとに紫外線の影響を受けるとコート膜が損傷し白くかすむことがあります。
HS250hでは2011年8月から2015年8月に作られた車が対象で、該当すれば新品への交換が無料です。
視界に関わる部分なので、中古車を見るときは窓の白さもチェックしてみてください。
原因が違う場合は有償になる点だけ、頭に入れておくと安心です。
燃料臭がしたときの確認先
燃料まわりでも、2016年6月29日にリコールが届け出されています。
公式の告知では、燃料蒸発ガス排出抑制装置の樹脂製通路について、端部形状が不適切なため使用過程で亀裂が発生することがあるとされています。
長期間の使用で亀裂が貫通すると、満タン時に燃料が漏れて燃料臭がするおそれがあるという内容です。
HS250hの対象は2012年12月6日から2015年2月5日に作られた8,904台でした。
給油後のガソリン臭が気になる個体があれば、この改修の履歴を疑ってみる価値があります。
電動エアコンのトラブル
口コミでよく挙がるのがエアコンです。
ハイブリッド車はエンジン停止中も冷房を効かせるため、コンプレッサーを電動で駆動しています。
この方式は快適な反面、故障したときにガソリン車と同じ感覚では修理できません。
ただし、HS250hのエアコンが全車共通の欠陥として改修対象になった事実は公表されていません。
年式相応の消耗として、購入前に冷え具合と異音を確かめるのが現実的な対処になります。
異音は剛性不足が原因ではない
走行中のきしみ音を、ボディの柔らかさのせいにする説明をよく見かけます。
けれども前述のとおり、公式の設計説明は高剛性ボディの採用でした。
10年以上を経た車の異音は、内装の留め具やブッシュ類の劣化といった経年の要因から探すほうが的確です。
事故歴のある個体では、修復の精度が異音として出てくることもあります。
原因を車種の性格に求めてしまうと、直せるものまで直せなくなってしまいますね。
走行距離と寿命の見方
何万kmまで乗れるのかは、多くの方が気にするところです。
ただ、距離だけで寿命が決まるわけではなく、整備の履歴と使われ方の影響が大きくなります。
同じ10万kmでも、点検を欠かさなかった車と放置された車では状態がまったく違います。
距離と年数の考え方はレクサスは何年乗れるのかで整理しているので、あわせて読んでみてください。
HSの場合は、そこに改修の実施状況という判断材料が加わる形になります。
部位別に不具合を整理
ここまでに出てきた案件を、部位ごとにまとめました。
以下の表で、公表されている内容と費用の扱いを整理してみます。
| 部位 | 公表されている内容 | 費用の扱い |
|---|---|---|
| 電子制御ブレーキ | アキュームレータ、ABS制御、ブースタポンプ | 対象車は無料 |
| 燃料蒸発ガス装置 | 樹脂製通路の亀裂による燃料臭 | 対象車は無料 |
| フロントドアガラス | コート膜の損傷による白いかすみ | 該当すれば無料 |
| 駆動用バッテリー | 経年による容量の低下 | 保証外なら自己負担 |
| 電動エアコン | 改修対象としての公表なし | 自己負担 |
こうして並べると、費用が自己負担になる範囲は意外と限られていますよね。
壊れやすいという言葉の中身を、ここまで細かく分けて見る人は多くありません。
レクサスHSが壊れやすい前提の修理費と維持費
ここからはお金の話に移ります。
金額を並べるより、何が費用を押し上げるのかを知るほうが役に立つはずです。
修理費が高く見える理由
レクサスHSの修理費が高いと言われる背景には、いくつかの事情が重なっています。
ひとつは高級車向けの部品が使われていること、もうひとつはハイブリッド専用部品を扱える工場が限られることです。
さらに生産が終わって年数が経つと、部品の在庫状況にも左右されるようになります。
ただし、これは部品と作業の性質による話で、故障の頻度が高いという意味ではありません。
高いのは一回あたりの金額であって、回数ではないという整理が正確です。
費用感は依頼先で変わる
同じ修理でも、依頼先によって見積もりは変わります。
レクサス販売店は純正部品と専用の診断環境がそろう反面、金額は高めになりやすい傾向です。
ハイブリッドを扱い慣れた整備工場なら、選べる部品の幅が広がることもあります。
どちらが正しいというより、部位によって使い分けるのが現実的な考え方になります。
ブレーキのように安全に直結する部分は、迷わず販売店に相談してください。
自動車税は13年超でも同額
維持費で誤解されやすいのが自動車税です。
東京都主税局の説明によると、新規登録から13年を超えたガソリン車は税率がおおむね15%上がります。
ところがこの重課の対象外として、ハイブリッド自動車(ガソリンを燃料とするもの)が明記されています。
HS250hは2019年9月30日以前の登録にあたるため、2リットル超2.5リットル以下の45,000円がそのまま続く計算です。
古いから税金が跳ね上がる、という心配は当てはまりません。
維持費の主な内訳を整理
維持費の全体像を、項目ごとに並べてみます。
下記の表は、年単位でかかる費用の考え方をまとめたものです。
| 項目 | HS250hでの扱い | 注意したい点 |
|---|---|---|
| 自動車税種別割 | 45,000円 | 13年超の重課は対象外 |
| 法定点検と車検 | 年式相応 | ブレーキ系の点検を厚めに |
| タイヤとブレーキ | 車格相応の部品代 | サイズと銘柄で差が出る |
| 駆動用バッテリー | 状態次第 | 診断の結果で判断する |
| 燃料代 | ハイブリッドの利点 | 実燃費は使い方で変わる |
突発的な出費にだけ備えておけば、維持そのものは難しくありません。
毎年かかる固定費は、同じ車格のガソリン車と大きく変わらないからです。
デメリットとして語られる点
壊れやすさ以外にも、HSにはよく指摘される点があります。
車重があるぶん加速の鋭さは控えめで、スポーティさを求める人には物足りないという声です。
すでに販売が終わったモデルなので、部品の供給が今後どうなるかという不安も挙がります。
いっぽうで、静粛性と快適性を優先した設計は街乗り中心の使い方とよく噛み合います。
何を重視するかで評価が分かれる車だと考えるのが、ちょうどいい距離感ですね。
不人気と言われる背景
中古価格が下がっている理由には、販売時の人気が関係しています。
姉妹関係にあるトヨタSAIとの比較や、デザインの好みが分かれた点がよく語られる部分です。
詳しい背景はレクサスHSが不人気でも再評価される中古車市場での価値でまとめています。
ここで押さえておきたいのは、不人気であることと壊れやすいことは別だという点です。
価格が安いのは需要の問題であって、品質の評価そのものではありません。
注意
安く買えたぶんを整備に回せる余裕を、先に確保しておいてください。
レクサスHSが壊れやすい不安を下げる中古車選び
最後に、実際に個体を選ぶときの手順をまとめます。
ここまでの内容を、そのままチェック項目に落とし込んでいきましょう。
改修済みかを確かめる手順
最初にやるべきは、改修の実施状況の確認です。
車検証にある車台番号を国土交通省の検索にかければ、未実施のリコールが残っていないか分かります。
販売店に頼めば、レクサス側の記録から調べてもらうことも可能でした。
この一手間が、あとからの出費と安全性をいちばん左右します。
逆に、確認を渋る販売店からは買わないほうが無難ですよ。
整備記録簿で見るべき項目
次に見たいのが、整備記録簿の中身です。
点検を受けた間隔と、交換された部品の履歴が残っているかを確認します。
とくにブレーキフルードの交換と、ハイブリッド系の点検項目が記録されているかは重要です。
記録簿が一冊もない個体は、状態が良くても判断材料を欠いた状態になります。
価格が同じなら、履歴のそろった車を選ぶほうが確実です。
試乗ではブレーキを確認
試乗できるなら、いちばん時間を使いたいのがブレーキまわりです。
ペダルの踏み代が深すぎないか、踏んだときの感触が一定かを意識してみてください。
始動時に警告灯が正しく点いて消えるかも、その場で見られる確認項目になります。
ブレーキの違和感は、この車種でもっとも見逃してはいけないサインです。
少しでも引っかかれば、その場で販売店に伝えておきましょう。
年式で選び方は変わるか
初期型と後期では、受けている改修も装備も変わります。
アキュームレータのリコールは2009年のごく初期だけで、燃料系のリコールは2012年末以降という住み分けでした。
年式ごとの装備や外観の違いはレクサスHSの前期と後期の違いで詳しく比較しています。
壊れやすさという観点だけで言えば、年式よりも改修が済んでいるかのほうが効いてきます。
新しければ安心とは限らない、というのがこの車の面白いところです。
CPOと一般中古車の違い
購入先で迷ったら、保証の中身で比べるのが分かりやすいです。
レクサス認定中古車はハイブリッド保証が付き、高額な部品が対象に入ります。
一般の中古車店では価格が下がる代わりに、保証の範囲は店ごとにまちまちです。
同じレクサスのハイブリッドでも故障の傾向は車種で差があるので、レクサスCTの故障率とも見比べてみてください。
予算と安心のどちらを取るかを先に決めておくと、候補を絞りやすくなります。
手放すときの売却先の選び方
乗り換えを考えるときは、売却先によって金額が変わります。
複数の買取業者に見積もりを出してもらえば、比較の基準ができますよ。
ハイブリッド車の査定に慣れた業者なら、電池の状態まで含めて評価してもらえるはずです。
改修を受けた記録が残っていれば、それも状態の良さを示す材料になります。
下取りだけで決めず、相見積もりを取ってから判断してください。
補足
改修の実施記録は売却時の説明材料にもなります。
レクくん車検証さえ見せてもらえれば、改修の状況はその場で調べられます。
サスちゃん候補が何台かあるときの、比べる基準にもなりそうですね。
レクサスHSが壊れやすいのよくある質問
ここでは、本文で触れきれなかった疑問をまとめます。
購入前に迷いやすいところを中心に選びました。
Q1. レクサスHSは本当に壊れやすいですか?
公表されている改修の記録を見るかぎり、不具合は電子制御ブレーキ系に偏っています。
ハイブリッド機構が原因で全車規模の改修になった例は出ていません。
そのため車種として壊れやすいというより、特定の部位に既知の弱点があると考えるほうが実態に近いです。
個体ごとの状態は、販売店での点検結果で確認してください。
Q2. 警告灯が複数点いたらどうすべきですか?
公式の案内では、点灯したまま使い続けると警告音が鳴りブレーキの効きが悪くなるとされています。
ただちに効かなくなるわけではないものの、放置してよい症状ではありません。
走行を控えめにして、早めにレクサス販売店へ入庫の予約を入れてください。
対象車であれば点検と修理は無料で受けられます。
Q3. バッテリー交換はいくらかかりますか?
公式が一律の金額を公表しているわけではなく、依頼先や部品の状況で変わります。
そのため事前に見積もりを取るのが確実です。
認定中古車のハイブリッド保証に入る個体なら、対象部品として扱われる可能性があります。
条件は初度登録からの年数と走行距離で決まるので、販売店で確認しておきましょう。
Q4. リコールを受けたか調べられますか?
車台番号が分かれば、国土交通省のリコール情報検索で実施状況まで確認できます。
車検証に記載があるので、中古車を見に行くときに控えておくと便利です。
2018年からのサービスキャンペーンは案内の性質上、実施状況欄がアスタリスク表示になります。
判断に迷う場合はレクサス販売店へ問い合わせてください。
Q5. 13年を超えると税金は上がりますか?
自動車税種別割の重課について、ガソリンを燃料とするハイブリッド自動車は対象外と明記されています。
HS250hはこれに当たるため、年数が経っても税額は変わりません。
税額は排気量と初度登録の時期で決まります。
お住まいの自治体の公式ページでも確認できますよ。
レクサスHSが壊れやすいのまとめ
最後に、この記事で確認できた内容を整理しておきます。
候補を絞り込む前に、ここだけもう一度読み返してもらえると役に立つはずです。
総括:レクサスHSが壊れやすいの要点
レクサスHSの弱点は、ハイブリッド機構ではなく電子制御ブレーキ系に集中していました。
しかもその主要な案件は、対象車であれば無料で改修を受けられるものばかりです。
だからこそ、車種で判断するのではなく改修が済んだ個体かどうかで選ぶのが正解になります。
- ブレーキ系の公表は2010年、2013年、2018年の三件
- 2013年のリコールは初期3,448台が対象
- 2018年からの案件はサービスキャンペーンで無料
- 燃料系のリコールは8,904台が対象
- 公式の設計説明は高剛性ボディの採用
- 駆動用電池はニッケル水素で緩やかに劣化
- 自動車税は13年超の重課が対象外
あなたが検討している個体の車台番号を、まず一度だけ調べてみてください。
そこで未実施の改修が見つかれば、それは値引きではなく安全のために使える情報になります。
仕様や制度は変更される場合があります。
正確な情報は公式サイトと販売店で確認し、最終的な判断は専門家へ相談してください。

