レクサスRXの4WDの切り替えは手動は不可でも2WDに変わる条件

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こんにちは、レクサスがいいの運営者です。

「レクサスRXの4WDはスイッチで切り替えられるのか」「雪道の途中で2WDに変わってしまうことはないのか」と気になりますよね。

結論から言うと、RXにドライバーが2WDと4WDを選ぶスイッチはありません。

ただしRXのAWDがまったく切り替わらないわけではなく、車両側の判断で前輪駆動に変わる条件が取扱説明書にはっきり書かれています。

そのうえ同じRXでもAWDの中身はグレードごとに分かれていて、名前も制御の考え方も違うので話がややこしくなっているんですよね。

そこでこの記事では、レクサスRXの4WDの切り替えについて、公式の仕様と取扱説明書の記載だけを根拠に整理して解説します。




記事のポイント

①:手動での2WD切り替えは不可
②:高温時はAWDが一時解除される
③:AWDの中身はグレードで4種類
④:Trailモードは2WDに非設定

目次

レクサスRXの4WDの切り替えの結論

まず、この記事で確認できたことを先にまとめておきます。

ここを押さえておくと、このあとのグレード別の話が一本の線でつながりますよ。

手動での切り替えはできない

RXには、2WDと4WDを選ぶためのスイッチもレバーも用意されていません。

駆動方式はグレードを選んだ時点で決まり、あとから走行中に変える操作は存在しないんです。

ここは昔のクロカン四駆のイメージを持っている方ほど戸惑うところだと思います。

RXのAWDは、路面やアクセル操作を車両側が読み取って前後の駆動力配分を自動で変える仕組みになっています。

つまり切り替えるのはドライバーではなく車両側、というのがRXの基本的な考え方ですね。

唯一の切り替えは高温時

では、AWD車が前輪駆動になる場面は本当にないのでしょうか。

実はひとつだけあり、取扱説明書には「AWDシステム高温 2WD走行に 切替わりました」という表示が載っています。

過熱のためAWDシステムが一時解除され、前輪駆動走行に切りかわった状態を知らせるメッセージです。

これはガソリン車とハイブリッド車の両方の取扱説明書に記載があります。

RXで実際に起きうる4WDの切り替えは、ここだけだと考えておくと理解が早いですよ。

ドライブモードで制御は変わる

駆動方式そのものは変えられませんが、AWDの効き方は手元で変えられます。

取扱説明書のドライブモードセレクトの項目には、ノーマルモード以外を選んだときAWD制御が選んだ走行モードに適した制御に切りかわると書かれています。

スポーツモードを選ぶと、AWDの配分も一緒にスポーツ寄りへ動くということですね。

「切り替えたい」という気持ちに一番近いのは、このドライブモードの操作になります。

AWDは4種類に分かれる

RXのAWDはひとつではありません。

ガソリンのRX350にはダイナミックトルクコントロールAWD、RX350hとRX450h+にはE-Four、RX500hにはDIRECT4が積まれています。

前者は機械式、後ろの3つはモーターで後輪を駆動する電気式という根本的な違いがあります。

同じ「RXの4WD」でも、中身はまったく別物だと考えてください。

この違いが、雪道の得意不得意にもそのまま出てきます。

この記事の読み進め方

このあとは、仕組み・切り替えが起きる場面・ドライブモード・雪道性能・選び方の順で見ていきます。

急いでいる方は、ご自分の候補グレードが決まっているなら仕組みの章の一覧表だけ先に見てください。

そこで自分の駆動方式の名前が分かれば、以降の話がぐっと読みやすくなりますよ。

RXの4WDは「ドライバーが切り替えるもの」ではなく「車両が配分を変え続けるもの」です。

レクくんレクくん

切り替えスイッチを探しても見つからないのは、最初から付いていないからなんですよ。

サスちゃんサスちゃん

つまり、操作で変えられるのはドライブモードのほうということですね。

レクサスRXの4WDの切り替えの仕組みとは

ここでは、RXのAWDが何によって決まり、どんな名前で呼ばれているのかを整理します。

グレードと駆動方式の対応が分かると、カタログの読み方が変わってきます。

数字はすべて公式サイトと取扱説明書に載っているものだけを使います。

RXの4WDの切り替えはできるのか?

答えは、運転操作としてはできない、になります。

取扱説明書の運転支援装置の章を開いても、2WDと4WDを選ぶ操作の項目は出てきません。

代わりに並んでいるのは、ドライブモードセレクトスイッチとTrail Mode、そしてダウンヒルアシストコントロールの3つです。

いずれも駆動方式を変えるものではなく、すでにあるAWDの効かせ方を変える装置になります。

検索して出てくる「切り替え」という言葉は、ほぼこの3つのどれかを指していると考えて差し支えありません。

駆動方式はグレードで決まる

RXの駆動方式は、購入時のグレード選択で確定します。

下記の表はレクサス公式サイトの価格・パッケージページからガソリン車を抜き出したものです。

グレード 公式の駆動方式表記 AWDの呼称 価格 WLTC燃費
RX350 “version L” 2WD 前輪駆動 設定なし 668万円 11.8km/L
RX350 “version L” AWD 4輪駆動 ダイナミックトルクコントロールAWD 709万円 11.2km/L
RX350 “F SPORT” AWD 4輪駆動 ダイナミックトルクコントロールAWD 713万円 11.2km/L

ガソリン車で2WDを選べるのはversion Lだけで、F SPORTはAWD専用になります。

電動車は4グレード構成

ハイブリッドとプラグインハイブリッドは、4つのグレードに分かれています。

グレード 公式の駆動方式表記 AWDの呼称 価格 WLTC燃費
RX350h “version L” 2WD 前輪駆動 設定なし 760万円 20.3km/L
RX350h “version L” AWD E-Four E-Four 811万円 18.7km/L
RX450h+ “version L” AWD E-Four E-Four 887万円 18.7km/L
RX500h “F SPORT Performance” 4輪駆動 DIRECT4 903万円 14.3km/L

こちらで2WDが選べるのはRX350hだけで、残る5グレードはすべてAWD専用です。

ダイナミックトルクコントロールAWD

ガソリンのRX350 AWDに積まれているのが、この機械式のAWDです。

取扱説明書の運転を補助する装置の一覧には、ダイナミックトルクコントロールAWDと明記されています。

通常走行からコーナリング、登坂、発進、加速、雪や雨ですべりやすい路面まで、状況に応じて前後の駆動力配分を制御すると書かれていました。

プロペラシャフトで後輪へ力を送る構造なので、電気式とは成り立ちが違います。

雪道で重く感じるのは、この常に後輪へ力が回っているつくりによるところが大きいですよ。

前後配分は75対25から50対50

数字の裏づけも公式に出ています。

レクサス公式サイトの走行性能ページでは、RX350 AWD全車で前後トルク配分を75対25から50対50まで制御していると説明されています。

後輪に最低でも4分の1の力が回り続ける設計で、前輪だけで走る時間がない点が電気式との最大の違いです。

発進時にいきなり4輪へ力が伝わるので、滑りやすい路面での出足に効いてきます。

カメラで雪路を判定する制御

この世代で加わった要素に、カメラの活用があります。

公式の説明では、タイヤスリップなど既存のセンサー情報による路面のすべりやすさの推定に、カメラからの雪路情報の取得を追加したとされています。

路面状態の判定精度を上げることで、雪道でも安心感のある走りを実現するという狙いです。

滑ってから反応するのではなく、滑りそうな路面を先に見ている、と考えると分かりやすいと思います。

これはRX350 AWDについて書かれた内容である点だけ押さえておいてください。

RX350hとRX450h+はE-Four

ハイブリッドとプラグインハイブリッドは、後輪をモーターで回す電気式です。

ハイブリッド車の取扱説明書には、E-Four/DIRECT4(電気式AWDシステム)として、RX350h AWD車とRX500hがそれぞれ注記で区別されています。

RX450h+の駆動方式も、公式サイトではE-Four(電気式4輪駆動方式)と表記されています。

後輪へ向かうプロペラシャフトがないので、床下がすっきりして静かなのが電気式の持ち味ですね。

E-Fourの配分は100対0から20対80

電気式の配分幅は、機械式よりずっと広く取られています。

公式の走行性能ページでは、RX350h AWDの前後輪駆動力配分を100対0から20対80の間で緻密に制御すると説明されています。

前輪だけで走る100対0から、後輪が8割を担う20対80まで動かせるという意味になります。

必要がなければ前輪だけで走るので、燃費の数字が2WDに近いところで踏みとどまるわけです。

逆に言えば、常時4輪駆動ではないという点がガソリンAWDとの分かれ目になります。

RX500hだけのDIRECT4

シリーズで唯一、呼び名が違うのがRX500hです。

公式では、接地荷重に応じて四輪の駆動力を緻密に制御するAWDシステムとしてDIRECT4が紹介されています。

高出力リヤモーターのeAxleと6速ATを組み合わせた、走りに振ったパフォーマンスハイブリッドの一部という位置づけです。

燃費や口コミを含めたRX500hの全体像はレクサスRX500hの燃費と口コミから見て買うならどれがいいのか比較でまとめています。

呼び方が2つある理由

ここで混乱しやすいのが、RX350 AWDの呼び名です。

走行性能ページでは新開発の電子制御フルタイムAWDと紹介され、取扱説明書の装置一覧ではダイナミックトルクコントロールAWDと書かれています。

同じ装置を、カタログ側の表現と整備向けの表現で呼び分けている形です。

ネット上で名前が食い違って見えるのは、この2つの出典が混ざっているからなんですよ。

補足

グレード名に2WDやAWDが入らないRX500hとRX450h+は、そもそもAWDしか選べません。

レクサスRXの4WDの切り替えが起きる場面

ここでは、AWDが前輪駆動に変わる唯一の条件を取扱説明書から確認します。

中古車を検討している方にも、知っておくと点検の判断材料になる内容です。

AWD高温の警告が出たとき

マルチインフォメーションディスプレイには、AWDに関する専用のメッセージが3種類用意されています。

下記の表はRX350の取扱説明書に記載されている内容を整理したものです。

表示されるメッセージ 車両の状態 取扱説明書が示す対応
AWDシステム高温 高負荷走行を 控えてください AWDシステムが過熱している エンジンをかけたまま安全な場所に停車する
AWDシステム高温 2WD走行に 切替わりました 過熱でAWDが一時解除され前輪駆動になった エンジンをかけたまま安全な場所に停車する
AWDシステム故障 2WD走行になります 販売店で点検 AWDシステムに異常が発生している すみやかにレクサス販売店で点検を受ける

いずれも停車時は表示が消えるまでエンジンを停止しないよう注意書きが添えられています。

表示が消えれば自動で復帰

高温による解除は、故障とはまったく扱いが違うんですよ。

ハイブリッド車の取扱説明書には、しばらくして表示が消えればAWDシステムが自動的に復帰すると書かれています。

つまり一時的な保護動作であって、部品が壊れたわけではないということですね。

表示が消えないときだけ、販売店での点検に進む流れになります。

ここ、慌てやすいポイントなので覚えておくと落ち着いて対応できますよ。

故障時は2WD走行のまま

一方で、故障のメッセージが出た場合は自動復帰の記載がありません。

AWDシステム故障の表示は、2WD走行になりますという但し書きとセットで出てきます。

この状態では前輪駆動のまま走り続けることになるので、雪道では特に注意が必要です。

中古でRXのAWDを買うなら、この警告履歴が残っていないかを販売店に確認しておきたいところです。

注意

AWDシステム故障の表示が出たときは自力で判断せずレクサス販売店で点検を受けてください。

雪道で起きやすいのか

では、この警告は雪道でよく出るものなのでしょうか。

取扱説明書は表示の条件を過熱としか書いておらず、路面や気温の条件までは示していません。

過熱という言葉から読み取れるのは、後輪へ力を送り続ける状態が長く続いたときに起きやすいということです。

深い雪でのスタック脱出のように、空転と駆動を繰り返す場面は条件として近いと考えられます。

頻度そのものは公表されていないため、ここは断定せずに覚えておくのが正確です。




レクサスRXの4WDの切り替えとドライブモード

ここでは、手元の操作でAWDの効き方を変える方法を確認します。

原文の記事が書いていた操作手順とは実際の手順が違っていたので、その点も含めて整理します。

ドライブモードのカスタマイズでの制御

RXで走行特性を変える手段が、ドライブモードセレクトです。

パワートレーン、ステアリングフィール、サスペンション制御、エアコン作動といった要素をまとめて切り替える仕組みになっています。

そしてAWD車では、この操作がAWDの制御にもそのまま波及します。

駆動方式は変えられなくても、駆動力の配分の性格は変えられるというわけですね。

選べるモードは4つ

用意されているモードは4種類です。

下記の表は取扱説明書のドライブモードセレクトスイッチの説明をまとめたものです。

モード 取扱説明書が示す主な狙い AWD車での扱い
ノーマルモード 燃費・静粛性・運動性能のバランス重視で市街地向け 基準となる制御
エコドライブモード スロットル特性を穏やかにしエアコン作動も抑える モードに適した制御へ変化
スポーツモード ステアリング応答性とアクセルレスポンスをスポーツ寄りへ モードに適した制御へ変化
カスタムモード 4項目を好みで個別設定できる モードに適した制御へ変化

スポーツモードはAVS装着車と非装着車で説明が分けられており、装着車はサスペンションまで含めて制御されます。

ノーマル以外でAWD制御が変わる

この記事で一番お伝えしたいのが、ここです。

取扱説明書のドライブモードセレクトスイッチの項目には、ノーマルモード以外の走行モードを選択したときAWD制御は選択した走行モードに適した制御に切りかわると明記されています。

これは注釈ではなく、知識としてわざわざ独立した見出しで書かれている内容です。

AWDの効き方を変えたいなら、押すべきはドライブモードだと公式が答えてくれているわけですね。

カスタムモードで選べる4項目

自分好みに組み合わせたいなら、カスタムモードが使えます。

取扱説明書には、パワートレーン制御・ステアリングフィール・サスペンション制御・エアコン作動の4つを好みで設定できると書かれています。

エンジンはスポーツ寄り、足まわりは快適寄り、といった組み合わせが作れるということです。

ただしサスペンション制御の項目は、AVSが付いているグレードでなければ意味を持ちません。

スポーツは電源オフで戻る

設定は記憶されない点に注意してください。

取扱説明書には、スポーツとカスタムのモードはエンジンスイッチをOFFにするとノーマルモードにもどると書かれています。

ハイブリッド車の場合はパワースイッチをOFFにしたときが同じ条件になります。

乗るたびに選び直す必要があるので、毎回スポーツで走りたい方は覚えておきたいところですね。

一方でエコドライブモードにはこの自動解除の記載がありません。

ステアリングスイッチの設定の使い方

ここで、よくある誤解を訂正しておきます。

現行RXの取扱説明書には、走行モードを選ぶ手順としてステアリングのボタンやメーター横のロータリースイッチは出てきません。

ステアリングスイッチが担っているのは、メーター表示の切り替えやオーディオなど走行モード以外の操作です。

先代までのRXと操作系が変わっているので、ここは年式によって手順が違うと理解しておくのが正確ですよ。

操作はセンターディスプレイ

では、正しい手順はどうなっているのでしょうか。

取扱説明書はセンターディスプレイのメニューを開き、ドライブモードを選び、そこから走行モードを選ぶという3段階で説明しています。

選んだモードはマルチインフォメーションディスプレイの表示灯で確認できます。

物理スイッチを探しても見つからないのは、画面側に移されたからなんですね。

納車時にこの手順だけは実車で触っておくと、雪道で慌てずに済みますよ。

ショックアブソーバーとの連動制御

走行モードは、足まわりの硬さとも連動しています。

スポーツモードの説明には、AVS装着車ではステアリングやサスペンションを総合的に制御すると書かれています。

AWDの配分と減衰力が同時に動くので、モードを変えたときの印象の差が大きくなります。

逆にAVSのないグレードでは、変わるのはステアリングとパワートレーンだけになります。

NAVI・AI-AVSは4輪独立制御

RXに載る可変ダンパーの正式名称も確認しておきます。

取扱説明書ではNAVI・AI-AVSと表記され、路面の状態や運転操作に応じてショックアブソーバーの減衰力を4輪独立に制御すると説明されています。

単にAVSと呼ばれることが多いですが、ナビ情報も使う前提の名前が付いているわけです。

ドライブモードセレクトで減衰力を切りかえられる点も、あわせて記載されています。

AVSは2WDに設定がない

そしてここが見落とされがちな点です。

公式サイトのサスペンションの説明では、F SPORT Performance、F SPORT、version LのAWD車にリニアソレノイド式AVSを標準装備するとされています。

主要装備一覧でもAVSが付くのはAWDの5グレードだけで、2WDの2グレードには設定がありません。

つまりAWDを選ぶと足まわりの中身まで変わるということになります。

グレードごとの装備差はレクサスRX Fスポーツ違いまとめで詳しく比較しています。

レクくんレクくん

ノーマル以外を選ぶとAWDの制御まで変わると、取扱説明書がはっきり書いているんですよ。

サスちゃんサスちゃん

それなら、切り替えたい人が触るべきなのはドライブモードなんですね。

レクサスRXの4WDの切り替えと雪道性能

ここでは、雪道や悪路で使える機能をグレード別に確認します。

装備の有無がはっきり分かれる部分なので、購入前に必ず見ておきたい章です。

雪道走行に最適な4WDシステム

雪道で有利なのはどれか、という問いには配分の下限で答えられます。

RX350 AWDは後輪に常時25パーセント以上を配分し、E-Fourは必要に応じて100対0から後輪を使う設計です。

発進した瞬間から4輪で路面をとらえたいなら、構造的にはRX350 AWDが有利になります。

一方でE-Fourは後輪へ最大80パーセントまで送れるので、走り出したあとの安定性では別の強みを持ちます。

どちらが上かではなく、効かせ方の思想が違うと捉えるのが正確ですね。

トレイルモードの効果と活用法

悪路専用の機能として用意されているのがTrail Modeです。

取扱説明書は、4WD・ブレーキ・駆動力などを統合制御しタイヤの空転を抑える機能で、凹凸のある路面などで使うものと説明しています。

スイッチを押すとONになり、表示灯が点灯して作動状態が分かる仕組みです。

タイヤが空転するとスリップ表示灯が点滅し、空転を抑制していることを知らせてくれます。

主要装備一覧を見ると、Trail ModeはAWDの5グレードに標準装備で、2WDの2グレードには設定がありません。

トレイルモードが解除される条件

意外と知られていないのが、勝手に切れる条件です。

取扱説明書のTrail Modeの項目には、走行モードを切りかえたときとエンジンを再始動したときに自動で解除されると書かれています。

雪道でドライブモードをいじった拍子に、Trail Modeが切れている場合があるということです。

使っているつもりで効いていない、という状況を避けるには表示灯の確認が確実ですよ。

長時間の使用を避ける理由

常時ONで走るのはすすめられていません。

取扱説明書には、長時間使用すると関連部品の負荷が高くなりシステムが正しく作動しなくなるおそれがあると書かれています。

その場合はTRC OFFしましたという表示が出ますが、通常走行そのものは可能とのことです。

また、OFFのときにくらべて十分な燃費性能が発揮できない場合があるとも明記されています。

悪路を抜けたら戻す、という使い方が公式の想定ですね。

注意

Trail Modeは車両の限界性能を高める装置ではないと取扱説明書が明記しています。

ダウンヒルアシストはガソリンのみ

急な下り坂で使える機能にも、グレードの線引きがあります。

ダウンヒルアシストコントロールが載っているのは、RX350のAWD車だけです。

ハイブリッド車の取扱説明書には、この項目そのものが存在しません。

機能 RX350 AWD RX350h・RX450h+ AWD RX350・RX350h 2WD
Trail Mode あり あり 設定なし
ダウンヒルアシストコントロール あり 取扱説明書に項目なし 設定なし
NAVI・AI-AVS あり あり 設定なし
ダイナミックリヤステアリング 設定なし あり 設定なし

雪の下り坂を頻繁に走るなら、この一行がグレード選びを左右します。

作動条件は30km/h以下

使える場面も限定されています。

取扱説明書のダウンヒルアシストコントロールの項目によると、ブレーキペダルとアクセルペダルを操作しておらず車速が30km/h以下のときに使用できます。

約30km/hを超えると表示灯が点滅し、システムは作動しません。

シフトがPのときも作動せず、長時間作動するとブレーキの過熱を避けるためブザーとともに自動解除されます。

あくまで急な下り坂を一定の低速で下るための装置という位置づけですね。

寒冷地仕様の違いも要チェック

雪国で乗るなら、駆動方式とは別に寒冷地仕様の検討も出てきます。

こちらは装備の中身とリセールへの影響まで論点が広いので、専用の記事に譲ります。

詳しくはレクサスRXの寒冷地仕様の違いと装備の全比較で整理していますので、あわせて確認してみてください。

駆動方式と寒冷地仕様は別のオプションなので、AWDを選んでも寒冷地仕様が付くわけではない点だけ押さえておきましょう。

ここ、混同しやすいところだと思います。




レクサスRXの4WDの切り替えに関する選び方

ここでは、2WDとAWDのどちらを選ぶかを数字で判断できるように整理します。

価格と燃費の差が具体的に分かると、迷う時間が短くなりますよ。

RXの2WD・4WDのどちらを選ぶべき?

判断の軸は、住んでいる地域と足まわりの好みの2つです。

積雪路や凍結路を走る機会があるなら、Trail ModeとAVSが付くAWDを選ぶ意味が大きくなります。

逆に温暖な地域で舗装路しか走らないなら、2WDでも不足を感じる場面は限られます。

私は高速道路を長く走ることが多いので、AVSが付く点を理由にAWD側を選ぶ考え方をします。

ここは走る環境で答えが変わるので、人の意見よりご自分の年間の走り方を基準にしてください。

2WDが選べるのは2グレード

そもそも、2WDという選択肢は全車にはありません。

公式サイトで2WDが用意されているのは、RX350 version LとRX350h version Lの2つだけです。

F SPORT、F SPORT Performance、RX450h+を選んだ時点で、駆動方式はAWDに確定します。

グレードの見た目や内装で選ぶと、自動的にAWDになっているケースがあるわけですね。

価格差は41万円と51万円

同じグレードで2WDとAWDを並べると、差がはっきり出ます。

比較するグレード 2WD AWD 差額・差
RX350 “version L” 価格 668万円 709万円 41万円
RX350h “version L” 価格 760万円 811万円 51万円
RX350 “version L” WLTC燃費 11.8km/L 11.2km/L 0.6km/L減
RX350h “version L” WLTC燃費 20.3km/L 18.7km/L 1.6km/L減

価格差はハイブリッドのほうが10万円大きく、その分AVSやDRSといった装備も付いてきます。

燃費差はハイブリッドが大きい

燃費の落ち幅は、意外にも電気式のほうが大きく出ます。

ガソリンのRX350は0.6km/Lの差にとどまるのに対し、RX350hは1.6km/Lの差が付きます。

もともとの数字が大きいぶん、リヤモーターの重量増が効いてくる形ですね。

実際の燃費の振れ幅はレクサスRX350hの燃費は20.2km/L?WLTC・実燃費・満足度を数値ででまとめています。

フルタイム4WDの特徴と注意点

常時4輪へ力を送る方式の利点と弱点も押さえておきましょう。

利点は、発進から4輪が仕事をするので滑りやすい路面での出足が安定することです。

弱点は、後輪へ力を送り続けるぶん燃費に効いてくることと、駆動系の部品が増えることです。

RXでこの性格に近いのは、前後配分の下限が75対25で止まるRX350 AWDになります。

なお意図的に2WDへ落とす操作は、どのグレードでも用意されていません。

NXの4WDの切り替えとの違い

兄弟車のNXと比べたい方も多いと思います。

NXのAWDは電気式のE-Fourが中心で、RXのようにガソリン用の機械式AWDが用意されていない点が大きな違いです。

NX側の詳しい仕組みはレクサスNXの4WDの切り替えの仕組みと必要なのか?2WDとの違いや特徴で扱っています。

RX側で覚えておきたいのは、ガソリンAWDという選択肢があるのはRXのほうだという点です。

モデル別に異なる4WD制御方式

ここまでの内容を、選ぶ側の視点で言い直します。

雪道の出足を最優先するならRX350 AWD、燃費と静粛性を優先するならRX350h AWDという整理になります。

EV走行の距離も欲しいならRX450h+、走りの楽しさを取るならDIRECT4のRX500hが対応します。

同じRXという名前でも、選ぶ動機がグレードごとに違うのが今の構成なんですよ。

DRSが付くのは3グレード

最後に、駆動方式と一緒に確認したい装備があります。

後輪を転舵させるダイナミックリヤステアリングは、RX500hとRX450h+、そしてRX350hのAWDに設定されています。

ガソリンのRX350 AWDには設定がないので、取り回しの軽さを求めるならハイブリッド側が候補になります。

駆動方式の話とセットで見ておくと、試乗したときの印象の違いが理解しやすくなりますよ。

雪国以外で選ぶ判断軸

雪が降らない地域でAWDを選ぶ意味はあるのでしょうか。

装備の面では、AVSとTrail Modeが2WDに設定されていないことが答えのひとつになります。

乗り心地を左右する可変ダンパーが欲しいなら、雪と関係なくAWDを選ぶ理由が生まれます。

雨の日の高速道路やワインディングが多い方にも、同じ理屈が当てはまりますね。

AWDを選ぶ意味は雪道だけでなく、足まわりの装備が変わる点にもあります。

レクくんレクくん

2WDを選べるのはversion Lの2グレードだけなんですよ。

サスちゃんサスちゃん

ということは、グレードを決めた時点で駆動方式も決まってしまうんですね。

レクサスRXの4WDの切り替えのよくある質問

ここでは、本文で扱いきれなかった疑問をまとめて確認します。

いずれも公式サイトと取扱説明書の記載をもとに整理しています。

Q1. 走行中に4WDへ入れる操作はありますか?

走行中に駆動方式を切り替える操作は用意されていません。

AWD車は常にAWDとして制御され、配分だけが状況に応じて変わります。

効き方を変えたい場合は、ドライブモードセレクトかTrail Modeを使ってください。

具体的な操作手順は、お手元の取扱説明書の生産年月に合わせて確認すると確実です。

Q2. 2WDに後からAWDを追加できますか?

後付けでAWDにすることはできません。

2WDとAWDでは駆動系の構成そのものが違い、グレードとして別に用意されています。

AVSやTrail Modeといった関連装備もAWD側にしか設定がありません。

AWDが必要なら、購入時にAWDのグレードを選ぶ必要があるとレクサス販売店で確認してください。

Q3. AWDの警告が出たら走れなくなりますか?

高温による一時解除の場合は、前輪駆動の状態で走行できます。

取扱説明書には、しばらくして表示が消えればAWDシステムが自動的に復帰すると書かれています。

ただし故障の表示が出たときは、すみやかにレクサス販売店で点検を受けるよう指示されています。

判断に迷う場合は、自己判断せず販売店へ連絡するのが安全です。

Q4. Trail Modeは雪道でも使えますか?

取扱説明書は、凹凸のある路面などを走行するときに使うものと説明しています。

タイヤの空転を抑える制御なので、雪やぬかるみでの発進にも働きます。

ただし舗装路での常用は想定されておらず、燃費が悪化する場合があると明記されています。

悪路を抜けたらOFFに戻す使い方を、取扱説明書の該当ページで確認しておいてください。

Q5. 先代RXも同じ仕組みですか?

先代までのRXは、AWDの名称も操作系も現行とは異なります。

走行モードの選択も、現行のようなセンターディスプレイ操作ではありませんでした。

中古車を検討している場合は、年式ごとに仕様が変わる前提で見る必要があります。

正確な内容は、その車の生産年月に対応した取扱説明書で確認するのが確実です。

レクサスRXの4WDの切り替えのまとめ

最後に、この記事で確認できた内容を整理しておきます。

グレード選びの前に、もう一度ここだけ読み返してもらえると役に立つはずです。

総括:レクサスRXの4WDの切り替え

RXにドライバーが2WDと4WDを選ぶスイッチはなく、駆動方式はグレードで確定します。

実際に起きる切り替えは、AWDシステムの過熱や故障で前輪駆動へ移るときだけです。

手元で変えられるのは駆動方式ではなく、ドライブモードを通したAWD制御の性格になります。

  • 手動で2WDとAWDを選ぶスイッチは非搭載
  • 過熱時はAWDシステム高温 2WD走行に 切替わりましたと表示
  • 高温での解除は表示が消えれば自動復帰する
  • RX350 AWDは75対25から50対50で前後配分
  • E-Fourは100対0から20対80まで配分
  • Trail ModeとAVSはAWD5グレードのみ
  • ダウンヒルアシストはRX350のAWD車だけ

あなたが1年のうち何日くらい雪道や凍結路を走るか、一度数えてみてください。

その日数が出れば、41万円や51万円の差額に納得できるかどうかは自然に見えてきますよ。

仕様や制度は変更される場合があります。

正確な情報は公式サイトと販売店で確認し、最終的な判断は専門家へ相談してください。

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