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こんにちは、レクサスがいいの運営者です。
「レクサスの整備モードの入れ方が知りたい」「メンテナンスモードと何が違うのか」「入れたあとの解除方法が分からない」と気になりますよね。
整備モードは、ハイブリッド車のエンジンを停車中でも回し続けるための機能です。
ただ、アクセルを踏む回数によって入るモードが変わるので、選び方を取り違えると必要な作業が進みません。
しかも入れたまま走ると、トランスアクスルを破損する恐れがあると整備機器メーカーの資料で注意されています。
そこでこの記事では、整備モードの中身、駆動方式と作業内容による選び方、解除の確認方法までを順番に整理しますね。
記事のポイント
①:整備モードはハイブリッド車の機能
②:アクセルの回数でモードが変わる
③:回数は車種ではなく作業で決まる
④:解除はイグニッションOFFだけ
レクサスの整備モードの結論
まず、この記事の答えを先に置いておきますね。
整備モードは便利な機能ですが、使う場面と使ってはいけない場面がはっきり分かれています。
使うのは整備の現場だけ
結論から言うと、整備モードは車検や点検の作業で使う機能です。
ハイブリッド車は、エンジンが暖まっていて駆動用電池の残量が十分だと、停車中にエンジンが自動で止まります。
この状態では、排気ガスの測定も点火時期の点検も進められません。
そこで、停車中でもエンジンを回し続けるために用意されているのが整備モードなんですよ。
日常の運転で使う機能ではないので、オーナーが自分で入れる場面は基本的にありません。
点検や整備をまとめて任せたい人は、レクサスのLCMP2の内容とは?料金・必要性・注意点や後悔しない契約ポイントで費用の考え方を整理しています。
目的はエンジンを止めないこと
整備モードの中心にあるのは、シフトをPに入れているあいだエンジンを強制的にアイドリングさせる制御です。
これは診断機メーカーや整備機器メーカーの資料でも、同じ説明がされています。
あわせて、タイヤの空転を抑えるTRCの作動も解除されます。
スピードメーターテスターのように前輪だけを回す検査では、TRCが働くと試験が成立しないからです。
つまり整備モードは、エンジンを回すためだけの機能ではないんですね。
検査の邪魔になる制御を一時的に外す機能でもある、と考えると分かりやすいかなと思います。
入れたまま走らせない
ここが、この記事でいちばん伝えたいところです。
整備モードのままで路上を走行すると、トランスアクスルを破損する恐れがあると案内されています。
これは整備機器メーカーが安全上の注意として明記している内容で、あいまいな噂の類ではありません。
TRCが解除されている以上、滑りやすい路面での挙動も普段とは変わります。
整備モードは停車した状態で使う設定で、走るための設定ではないと覚えておいてください。
作業が終わったらすぐ解除する、という運用が前提になっていますよ。
解除はイグニッションOFF
解除の操作はとてもシンプルで、パワースイッチを押してイグニッションをOFFにするだけです。
診断機を使って移行した場合でも、ツールをコネクターから外しただけでは解除になりません。
必ずイグニッションをOFFにする、という点は資料でも繰り返し注意されています。
解除したあとにもう一度イグニッションをONにして、表示が消えているかを確かめると確実です。
ここまでが結論で、ここからは仕組みと手順を順番に見ていきましょう。
レクサスの整備モードとは何か
ここでは、整備モードがどういう機能なのかを整理します。
仕組みが分かると、あとで出てくる4つのモードの違いもすっと入ってきますよ。
停車中にエンジンが止まる理由
ハイブリッド車は、走行にも停車にもモーターと駆動用電池を使います。
エンジンが暖まっていて充電状態が良ければ、停車中はエンジンを止めて電気でまかないます。
燃料を無駄にしないための制御なので、普段の使い方では歓迎すべき動きですね。
ところが整備の現場では、この自動停止が作業の邪魔になります。
排気ガスのCOやHCを測るには、エンジンが回っていないと測定そのものができません。
この食い違いを埋めるために用意されたのが、整備モードというわけです。
整備モードで変わる制御
整備モードに入ると、車両側の制御が主に二つ変わります。
ひとつは、シフトポジションがPのときのエンジン強制アイドリングです。
もうひとつはTRC装置の作動解除で、こちらはどのモードにも共通しています。
さらに2WD整備モードでは、リアモーターの制御がシャットダウンされて2WD走行の状態になります。
4輪駆動の車を前輪だけ回す試験にかけるとき、後輪側が駆動してしまうと困るからですね。
補足
リアモーターを止める制御が意味を持つのは、後輪をモーターで駆動するE-Fourのような4WDハイブリッドです。
メンテナンスモードとの違い
検索していると、整備モードとメンテナンスモードという二つの言葉が並びます。
結論としては、どちらも同じ機能を指しています。
メーターやマルチインフォメーションディスプレイに出る表示が「MAINTENANCE MODE」なので、呼び方が二つに分かれました。
整備機器メーカーの資料でも、2WD整備モード(MAINTENANCE MODE)のように併記されています。
つまり、どちらの言葉で調べても中身は変わりません。
ここ、検索していると混乱しやすいところですよね。
認証モードは別のモード
一方で、認証モード(CERTIFICATION MODE)は整備モードとは中身が違います。
認証モードの制御はTRCの作動禁止だけで、エンジンの強制アイドリングは行われません。
スピードメーターテスターやシャシダイナモメーターでの試験のように、TRCさえ切れていればよい場面で使います。
逆に、排気ガスの測定でエンジンを回し続けたいなら、選ぶのは整備モードのほうです。
名前が似ているので、現場では選び間違いに気をつけたいところですね。
対象はハイブリッド車だけ
整備モードは、ハイブリッドの制御に組み込まれた機能です。
エンジンだけで走るガソリン車は停車中にエンジンが止まらないので、そもそも必要ありません。
現行のレクサスでいえば、IS300hやLS500h、NX350h、RX350h、UX300hといったハイブリッドが対象になります。
プラグインハイブリッドのNX450h+やRX450h+も、同じ考え方の車です。
一方でRZやUX300eのような電気自動車にはエンジンがないため、この機能の出番はありません。
ハイブリッドを長く乗るための整備の考え方はレクサスは何年乗れるのか|走行距離の限界と寿命を決める条件でまとめています。
レクサスの整備モードの入れ方
ここからは、実際の操作手順を順番に見ていきます。
特別な工具は要りませんが、順番と時間の管理がすべてだと思ってくださいね。
| 手順 | 操作の内容 | つまずきやすい点 |
|---|---|---|
| 1.イグニッションON | ブレーキを踏まずにパワースイッチを2回押す | ブレーキを踏むとREADYになる |
| 2.Pレンジで入力 | アクセルを全開まで踏んで戻す操作を規定回数 | 踏み込みが浅いと数えられない |
| 3.Nレンジで入力 | ブレーキを踏んだままNへ入れ同じ回数を入力 | ブレーキが離れると入力が切れる |
| 4.Pレンジへ戻す | Pへ戻して同じ回数をもう一度入力 | ここまでを60秒以内に終える |
| 5.表示の確認 | 表示を見てからブレーキを踏みパワースイッチ | 表示が出なければやり直し |
操作の前に確認すること
はじめに、シフトがPに入っていることとパーキングブレーキの状態を確認します。
診断機メーカーの手順書では、シフトがPポジションでパーキングブレーキがOFFであることを確かめてからイグニッションをONにすると案内されています。
作業する場所も大切で、屋内なら排気ガスの逃げ道を先に確保しておきたいところです。
エンジンが回り続ける前提なので、周囲に人や工具を置かない配慮も必要になりますね。
準備を済ませてから始めると、60秒という制限にも余裕が生まれますよ。
手順1 イグニッションON
ブレーキペダルを踏まずに、パワースイッチを2回押します。
これでイグニッションがONになり、メーター類は点灯しますがエンジンは始動しません。
ブレーキを踏んで押すとREADYになってしまうので、ここは足を離したまま操作するのがコツです。
プッシュスタートを2回というのは、トヨタのハイブリッド車で共通した入り口になっています。
ここから先の操作を60秒以内に終える必要があるので、時計を意識しておくと安心ですね。
手順2 Pレンジでアクセル操作
シフトがPの状態で、アクセルペダルを床まで全開に踏み込んでから離します。
この全開にして戻すまでで1回と数えます。
回数は入りたいモードによって変わり、いちばん使われる2WD整備モードなら2回です。
踏み込みが浅かったり、戻し方が中途半端だと1回として認識されないことがあります。
急がずにしっかり踏んでしっかり戻すほうが、結果的に早く終わりますよ。
手順3 Nレンジでアクセル操作
次に、ブレーキペダルを踏みながらシフトをNへ移します。
Nに入れた状態で、さきほどと同じ回数だけアクセルを全開にして戻します。
このときブレーキから足が離れると、入力がやり直しになる場合があります。
左足でブレーキを踏み、右足でアクセルを操作する形が安定しますよ。
シート位置を先に合わせておくと、足の動きがぶれにくくなります。
手順4 Pに戻して仕上げる
ブレーキを踏んだまま、シフトをPへ戻します。
そして最後にもう一度、同じ回数のアクセル操作を行います。
P・N・Pという並びで、それぞれ同じ回数を入力するのが基本の形です。
ここまでを60秒以内に終えるのが条件で、途中で止まると最初からやり直しになります。
手順を紙に書き出しておくのは、現場でもよく使われている工夫ですね。
手順5 表示とREADYの確認
操作が成立すると、マルチインフォメーションディスプレイに表示が出ます。
表示は「MAINTENANCE MODE」や「2WD整備モード」といった形です。
車種によっては、ハイブリッドシステム警告灯が点灯または点滅する場合もあります。
プリウスを例にした手順書では、整備モード中にこの警告灯が1秒周期で点滅すると説明されていました。
表示を確認したら、ブレーキを踏みながらパワースイッチを押します。
READYランプが点灯してエンジンが連続運転に入れば、移行は完了です。
レクサスの整備モードの4種類
ここでは、整備モードが一つではないという話をします。
アクセルを踏む回数で入るモードが変わるので、ここを外すと作業が進みません。
| モードの名称 | アクセルの回数 | 主な使用目的 | 車両側の制御内容 |
|---|---|---|---|
| 2WD整備モード | 2回 | 排気ガス測定や点火時期点検、2輪シャシダイナモ | P時のエンジン強制アイドリング、TRC解除、リアモーター制御シャットダウン |
| 2WD認証モード | 3回 | スピードメーターテスター、2輪シャシダイナモ | TRC解除、リアモーター制御シャットダウン |
| 4WD整備モード | 4回 | 排気ガス測定や点火時期点検、4輪シャシダイナモ | P時のエンジン強制アイドリング、TRC解除 |
| 4WD認証モード | 5回 | スピードメーターテスター、4輪シャシダイナモ | TRC解除 |
アクセルの回数でモードを選ぶ
整備モードは一つではなく、アクセルを踏む回数によって入るモードが変わります。
整備機器メーカーの資料では、2回で2WD整備モード、3回で2WD認証モード、4回で4WD整備モード、5回で4WD認証モードと案内されています。
P・N・Pのそれぞれで同じ回数を入力する点は、どのモードでも共通です。
つまり回数は、車種で決まっているのではなく用途で選ぶものなんですね。
ここを取り違えると、必要な制御が入らないまま作業を始めてしまいます。
2WD整備モードでできること
2WD整備モードは、いちばん使われる基本のモードです。
用途は点火時期の調整などのエンジン調整、車検時のアイドルCO/HC点検、スピードメーターテスターや2輪シャシダイナモメーターでの試験になります。
制御はシフトP時のエンジン強制アイドリング、TRC装置の作動解除、そしてリアモーター制御のシャットダウンです。
リアモーターを止めるのは、前輪だけを回す試験で後輪が動かないようにするためですね。
車検のラインを通すときは、まずこのモードが基準になると考えてよいかなと思います。
4WD整備モードとの違い
4WD整備モードは、4輪シャシダイナモメーターなどの試験に対応するモードです。
制御はシフトP時のエンジン強制アイドリングとTRCの作動解除で、リアモーターは止めません。
4輪すべてを回す試験では、後輪側も駆動できる状態でなければ意味がないからです。
逆にいえば、前輪だけを回す試験に4WD整備モードを使うのは筋が違います。
同じ整備モードでも、前提にしている試験の形が違うわけですね。
注意
一部の4WD車では、ブレーキ制動力試験の際に整備モードをOFFの通常状態へ戻して試験する必要があると案内されています。
認証モードを選ぶ場面
認証モードは、TRCの作動禁止だけが必要な場面のためのモードです。
スピードメーターテスターや2輪シャシダイナモメーターでの試験が、これに当たります。
エンジンの強制アイドリングは行われないので、排気ガスの測定には向きません。
2WDが3回、4WDが5回という回数の並びも押さえておきたいところですね。
用途で選ぶという原則さえ理解しておけば、迷う場面はぐっと減りますよ。
4回にすればよいわけではない
ここは誤解が多いところなので、はっきり書いておきますね。
4WD車だから必ず4回、という決まりではありません。
診断機メーカーの手順書には、4WD車でもスピードメーターテスターなどで前輪を回転させる場合は2WD整備モードへ移行する必要があると明記されています。
回数を決めるのは駆動方式ではなく、これから何をするかという作業の内容です。
車種名で回数を暗記してしまうと、この判断で必ずつまずきます。
レクくん回数は車種ではなく、これから何の試験をするかで決まりますよ。
サスちゃんじゃあ4WDでも、前輪だけ回すときは2回のほうなんですね。
車種別に見るレクサスの整備モード
ここでは、車種ごとの違いをどう考えればよいのかを整理します。
下の表は、現行のレクサスのハイブリッドを駆動方式でまとめたものです。
| モデル名 | パワートレーン | 駆動方式 |
|---|---|---|
| IS300h | 直4 2.5Lエンジン+ハイブリッド | 2WD(後輪駆動)のみ |
| LS500h | V6 3.5Lエンジン+ハイブリッド | 2WDとAWDを設定 |
| LS600h | V8 5.0Lエンジン+ハイブリッド | フルタイムAWD(販売終了) |
| NX350h | 直4 2.5Lエンジン+ハイブリッド | 2WDとAWDを設定 |
| NX450h+ | 直4 2.5Lエンジン+プラグインハイブリッド | AWDのみ |
| RX350h | 直4 2.5Lエンジン+ハイブリッド | 2WDとE-Fourを設定 |
| RX500h | 直4 2.4Lターボ+ハイブリッド | AWDのみ |
| UX300h | 直4 2.0Lエンジン+ハイブリッド | 2WDとAWDを設定 |
決めるのは車種ではなく駆動
車種別の手順を探している人は多いのですが、操作の骨格はトヨタのハイブリッドで共通しています。
RXでもISでもLSでも、P・N・Pでアクセルを規定回数入力するという流れは変わりません。
違いが出るのは、その車がどんな駆動方式で、これから何の試験をするのかという点だけです。
先ほどの表で、自分の車がどちら側なのかをまず確認してみてくださいね。
グレード構成は改良のたびに変わるので、最新の内容は公式サイトで確かめると確実です。
IS300hは後輪駆動のみ
現行のISは、公式の価格・パッケージ表を見るとIS300hだけが並んでいます。
グレードは”F SPORT”や”version L”などがありますが、いずれも2WDと記載されています。
パワートレーンは直4 2.5Lエンジンとハイブリッドシステムの組み合わせです。
後輪駆動なので、E-Fourのようにリアモーターを持つ4WDとは前提が違いますね。
リアモーターの制御をシャットダウンするという説明も、この車には当てはまりません。
LS500hは2WDとAWDがある
ここは、車種名で手順を決めてしまうと危ないという典型例です。
現行のLSはLS500hのみで、”I package”から”EXECUTIVE”まで2WDとAWDの両方が設定されています。
パワートレーンはV6 3.5Lエンジンとハイブリッドシステムで、ターボのLS500は販売終了と案内されています。
同じLS500hでも、AWDを選んでいるかどうかで前提が変わるわけですね。
LS500hだからアクセルは2回、と決め打ちできるものではありません。
自分の車の駆動方式は、車検証や公式のスペック表で確認しておくと確実ですよ。
LS600hはフルタイム4WD
LS600hとLS600hLは、2007年5月に発売されたモデルです。
V8 5.0Lエンジンと高出力モーターを、新開発のフルタイムAWDと組み合わせた構成でした。
2017年のフルモデルチェンジでLS500hへ切り替わり、新車としての販売は終えています。
AWDである以上、4輪を回す試験では4WD側のモードが関わってきますね。
中古で乗っている人も多い車なので、電装まわりの症状はレクサスLS600hのバッテリー上がりの原因とドア開かない・エンジンがかからない時の対策も合わせて読んでみてください。
RXは3種類で駆動が変わる
現行のRXは、ハイブリッドだけで3種類あります。
RX350hは2WDとE-Fourの両方が選べ、RX450h+はE-Four、RX500hはAWDという構成です。
同じRXでも駆動方式が違うので、車種名だけで手順を決めるのはやはり無理があります。
ガソリンのRX350も並んでいますが、こちらは整備モードの対象ではありません。
ここまでの話をまとめると、見るべきは車種名ではなく駆動方式と作業内容ということになりますね。
レクサスの整備モードの解除方法
ここでは、解除の手順と確認の方法を整理します。
入れ方より大事なくらい、この部分は落とせません。
解除の操作はひとつだけ
解除は、パワースイッチを押してイグニッションをOFFにするだけです。
整備機器メーカーの資料でも、整備モードを解除する場合はイグニッションをOFFにしてくださいと案内されています。
入れたときと同じアクセル操作は必要ありません。
作業が終わったらその場で切る、という習慣にしておくのが安全ですね。
ここを後回しにすると、そのまま動かしてしまう事故につながります。
表示が消えたかを確かめる
解除したあとは、もう一度イグニッションをONにして表示を見てください。
手順書では、MAINTENANCE MODEまたはCERTIFICATION MODEの表示が消灯していることを確認すると案内されています。
表示が残っているなら、解除が完了していない可能性がありますね。
目で見て確かめるというひと手間が、最後の安全確認になります。
ここは忘れやすい部分なので、声に出して確認するくらいでちょうどいいですよ。
診断機を外しても解除されない
診断機を使って移行した場合、注意点がもう一つあります。
ツールをコネクターから外しても、整備モードは解除になりません。
診断機側で整備モードを終了しただけでも解除されないと、手順書には明記されています。
どの入り方をしたとしても、最後はイグニッションOFFという点は共通です。
画面上の操作と車両側の状態は別物だと考えておきましょう。
解除を忘れたときのリスク
解除し忘れたまま車を動かすと、走行してはいけない状態のまま道路へ出ることになります。
トランスアクスルの破損リスクに加えて、TRCが働かない状態での走行にもなりますね。
雨や雪で滑りやすい路面では、いつもの感覚と違う挙動になる可能性があります。
工場から出す前に必ず解除するという段取りを、作業の一部として決めておくのが現実的です。
補足
作業の区切りごとにいったん解除しておくと、解除忘れのまま車を動かす場面そのものが減らせます。
レクくん解除はイグニッションOFFだけですが、表示が消えたかまで見てほしいです。
サスちゃん診断機の画面で終わらせただけだと、残っていることがあるんですね。
レクサスの整備モードの注意点
ここでは、資料で注意されている項目をまとめます。
どれも知らないまま作業すると、判断を誤りやすい部分ですよ。
走行するとどうなるか
整備モードのまま走ると、まずトランスアクスルの破損という具体的なリスクがあります。
これは整備機器メーカーが安全上の注意として、はっきり書いている内容です。
加えてTRCが解除されているので、空転を抑える制御は働きません。
そもそもシフトP時にエンジンを強制的に回す設定なので、走行は想定されていないわけですね。
公道はもちろん、構内での移動でも解除してから動かすのが原則になります。
ブレーキ試験で必要な戻し方
見落とされやすいのが、ブレーキ制動力試験との関係です。
資料には、一部の4WD車ではブレーキ制動力試験の際に整備モードをOFFの通常状態へ戻して試験する必要があると書かれています。
車検のラインでは、排気ガスの測定とブレーキの試験が続けて行われますね。
その流れの中でモードを入れたまま次の試験へ進むと、結果が変わってしまう可能性があります。
検査の順番と、どの試験でモードが必要なのかをセットで押さえておきたいところです。
警告灯とダイアグコードの扱い
整備モード中は、警告灯まわりの見え方も普段とは変わります。
資料では、整備モード中にダイアグコードが認識されるとマスターウォーニングは点灯するものの、マルチセンターディスプレイでの警告灯の異常表示はされないと説明されています。
点検はモードを解除してから行うという順番も、あわせて案内されていますね。
警告灯が点いたまま作業を続けると、原因の切り分けが難しくなります。
警告灯と車検の関係についてはレクサスの空気圧センサーの無効化は可能か|取説と車検から検証でも整理しています。
整備モード中のエンジン回転数
整備モード中の回転数の目安も、手順書に数字で載っています。
アクセルを踏まない状態でのアイドル回転数は、約1000r/minと説明されていました。
Pポジションのときだけ、アクセルを中程度まで踏むと約1500r/min、それ以上全開までは約2500r/minでレーシングします。
排気ガスの測定では、この回転の変化を使い分ける場面がありますね。
数値は車種や年式で変わることがあるので、整備書での確認は欠かせません。
レクサスの整備モードで多い失敗
ここでは、実際につまずきやすいポイントを整理します。
操作自体は難しくないのに、失敗の原因はだいたい決まっているんですよね。
| よくある失敗 | 起きること | 防ぐための対策 |
|---|---|---|
| アクセルの踏み込みが浅い | 回数として数えられない | 床まで踏んで完全に戻す |
| ブレーキから足が離れる | 入力がやり直しになる | 左足でブレーキを保持する |
| P・N・Pの順番を崩す | モードに入らない | 手順を書き出して見ながら行う |
| 60秒を超えてしまう | 最初からやり直しになる | 準備を済ませてから開始する |
| 回数を取り違える | 目的と違うモードに入る | 作業内容から先に回数を決める |
アクセルの踏み方が浅い
いちばん多いのが、アクセルの踏み方が足りないケースです。
全開まで踏み込んで、そこから完全に戻して1回と数えます。
中途半端な踏み込みや、戻しきらないうちの踏み直しは数えられないことがあります。
靴の厚みやペダルの位置でも感覚が変わるので、最初の1回は特に丁寧に入れたいですね。
数えながら声に出すと、途中で分からなくなるのを防げますよ。
シフト操作の順番を崩す
P・N・Pという並びを崩してしまうのも、よくある失敗です。
NとPを逆にしたり、Nでの入力を飛ばしたりすると成立しません。
思い出しながら操作していると、その間に60秒が過ぎてしまいます。
手順を紙に書くか、画面に表示させながら進めるのが確実ですね。
慣れていない人ほど、事前の準備で差がつく作業だと思います。
60秒を超えてしまう
時間制限は、この操作でいちばん厳しい条件です。
イグニッションをONにしてから一連の操作を終えるまでを、60秒以内に収める必要があります。
途中で迷った時点でやり直したほうが、結果的に早く終わりますよ。
やり直すときは、イグニッションを一度OFFにして最初から入り直します。
焦って続けるほど入力が混ざって、原因も分からなくなってしまいます。
失敗したときのやり直し方
表示が出なければ、モードには入っていません。
その状態でエンジンを始動しても、整備用の連続運転にはならないわけですね。
一度イグニッションをOFFにして、シフトとブレーキの位置を整えてから入り直します。
何度やっても入らない場合は、車種と年式に合った手順を整備書で確認する段階です。
整備工場へ相談するのも手で、依頼先の選び方はレクサスの空気圧センサーID登録|ディーラー以外と自分でやる方法が参考になります。
レクサスの整備モードのよくある質問
ここでは、本文で触れきれなかった疑問をまとめました。
細かい部分ですが、判断のときに効いてくる内容だと思いますよ。
Q1. 自分で入れても大丈夫ですか?
操作自体は特別な工具なしでできます。
ただ、整備モードは検査や整備のために用意された機能です。
入れたまま走ると駆動系を傷める恐れがあるので、必要がなければ触らないほうが安全ですよ。
作業の目的がはっきりしないうちは、販売店や整備工場へ相談してください。
Q2. 診断機がないと入れられませんか?
ペダルとシフトの操作で移行する方法と、診断機のメニューから移行する方法があります。
整備機器メーカーからは、コネクターに差すだけで移行できる専用ツールも出ています。
どの方法で入れた場合でも、解除はイグニッションをOFFにする操作で共通です。
使える方法は車種や年式で変わるので、事前に確認しておくと安心ですね。
Q3. ユーザー車検でも必要ですか?
ハイブリッド車は停車中にエンジンが止まるため、排気ガスの測定で困る場面があります。
そのときにエンジンを回し続ける手段として使われるのが整備モードです。
検査の進め方や必要な準備は検査場によって案内が異なります。
受検する検査場の指示に従って進めてくださいね。
Q4. 整備書はどこで見られますか?
メーカーの整備情報は、整備事業者へ向けて提供されているものです。
一般向けに手順が公開されているわけではありません。
車種と年式に合った正確な手順を知りたいときは、ディーラーや整備工場へ相談するのが確実です。
ネット上の情報は年式が違うことも多いので、そのまま当てはめないほうがいいですよ。
Q5. 保証に影響しますか?
整備モードそのものは、検査や整備で使われる正規の機能です。
ただし誤った操作で不具合が出た場合の扱いは、また別の話になります。
保証がどこまで及ぶかは契約の内容によって変わります。
気になる場合は、購入した販売店へ確認しておくと安心ですね。
レクサスの整備モードのまとめ
最後に、この記事の要点を整理しておきますね。
読み終えたあとに迷わないよう、判断の順番で並べています。
総括:レクサスの整備モードの入れ方と解除
整備モードは、停車中でもエンジンを回し続けるためのハイブリッド車の機能です。
入れ方はP・N・Pでアクセルを規定回数入力する形で、全体を60秒以内に終える必要があります。
そして回数を決めるのは車種名ではなく、これから何をするかという作業の内容でした。
- 整備モードはハイブリッド車の機能でガソリン車には不要
- 表示はMAINTENANCE MODEでメンテナンスモードと同じもの
- 制御はP時のエンジン強制アイドリングとTRCの作動解除
- アクセル2回で2WD整備モード、4回で4WD整備モード
- 認証モードはTRCの解除だけでエンジンは強制的に回らない
- 4WD車でも前輪だけ回す試験は2WD整備モードを選ぶ
- 解除はイグニッションOFFで表示の消灯まで確認する
あなたは、車検の前に自分で手順を覚えておきたいですか。
それとも、整備モードが必要な作業ごと整備工場へ任せますか。
操作の手順や制御の内容は、車種や年式によって変更される場合があります。
正確な情報は公式サイトと販売店で確認し、最終的な判断は整備の専門家へ相談してくださいね。
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