レクサスESが運転しにくいのは本当か|最小回転半径5.6mの条件

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こんにちは、レクサスがいいの運営者です。

「レクサスESは大きすぎて運転しにくいのか」「小回りは実際どれくらいきくのか」「駐車で毎回苦労しないか」と気になりますよね。

ここで先に押さえておきたいのは、ESが2026年6月11日に8代目へ全面刷新されていて、寸法も駆動方式も先代とはまるで別物になっているという点です。

全長は5,140mmまで伸びたのに、最小回転半径のほうは装備しだいで先代より小さくなりました。

大きくなったのに小回りは良くなるという、数字をひとつ見ただけでは読めない車になったんですよね。

そこでこの記事では、レクサス公式が出している主要諸元表と主要装備一覧表だけを材料にして、ESの運転しにくさが実際どこにあるのかを整理していきます。


記事のポイント

①:新型ESの全長は5,140mmに伸びた
②:最小回転半径は5.6mと6.0m
③:後輪操舵の有無で小回りが変わる
④:駐車支援は全パッケージに標準

目次

レクサスESが運転しにくいかの結論

最初に、この記事の答えを置いておきますね。

ESが運転しにくいかどうかは、どの世代のどのパッケージを見ているかで答えがひっくり返ります。

まずはその分かれ目から見ていきましょう。

答えは世代で入れ替わる

結論から言うと、レクサスESが運転しにくいという評価は、先代までの話と新型の話が混ざったまま広がっています。

先代のES300hは全長4,975mmで駆動方式は前輪駆動の一種類だけでした。

新型は全長5,140mmまで伸びたうえに、四輪駆動のパッケージまで選べるようになっています。

同じESという名前でも、運転席から感じる中身がまったく違うわけですね。

ネット上の運転しにくいという声の多くは、先代を前提に書かれたものだと考えたほうが実態に近いです。

ここを分けずに読むと、判断を間違えます。

体感を決める三つの数字

ESの扱いやすさは、公式の諸元表に出ている三つの数字でほぼ説明がつきます。

全長と全幅、そして最小回転半径ですね。

全長5,140mmは駐車枠と立体駐車場に効いてきます。

全幅1,920mmは対向車とのすれ違いと駐車枠の幅に直結する数字です。

最小回転半径はパッケージによって5.6mと6.0mに分かれていて、ここが切り返しの回数を左右します。

大きさで不利になる部分と、装備で取り返せる部分がはっきり分かれているのが新型ESの特徴ですよ。

大きいのに小回りは良い

意外に思われるかもしれませんが、新型ESには先代より小さい回転半径を持つパッケージがあります。

先代のES300hは標準とversion Lが5.9m、F SPORTが5.8mでした。

新型は後輪操舵を積んだ三つのパッケージが5.6mで、積んでいない四つが6.0mです。

全長が165mm伸びているのに、上のパッケージでは回転半径が0.3m縮んだ計算になります。

つまり運転しにくさは車体サイズだけでは決まらないんですよね。

この記事で確認する順番

ここからは、寸法、駆動方式、小回り、駐車と視界、室内の操作系という順番で見ていきます。

どれも公式の数字か公式の説明に紐づけて書いていきますね。

読み終えたときに、あなたの使い方でESが厳しいのか平気なのかを自分で判断できる状態を目指します。

先に言っておくと、厳しくなる条件はかなりはっきりしています。

その条件に当てはまらなければ、心配しすぎなくて大丈夫かなと思いますよ。

レクサスESが運転しにくい寸法の中身

ここでは、原文でも最初に挙げられていた車体サイズの話を数字で詰めていきます。

大きいという言葉だけでは、どこで困るのかが分かりませんからね。

公式の主要諸元表に出ている値をひとつずつ見ていきましょう。

全長5,140mmという事実

新型ESの全長は5,140mmで、これは全パッケージ共通の数字です。

先代の4,975mmから165mm伸びました。

5メートルを超えたことで、一般的な駐車枠の長さに対する余裕がはっきり減っています。

コンビニや商業施設の枠に入れたとき、リヤバンパーが枠からはみ出す場面も出てくるはずです。

ボンネットの先端が見えにくいセダンなので、前方のクリアランスも読みづらくなります。

長さが増えた分は、切り返しの回数ではなく停める位置の自由度で効いてくる感覚に近いですね。

幅が55mm広がった影響

全幅は1,920mmで、先代の1,865mmから55mm広がりました。

この55mmは、狭い生活道路でのすれ違いにそのまま効いてきます。

1,900mmを超えるセダンは国内では少数派で、車線の中央を走る感覚も変わりますよ。

さらに電気自動車の二つのパワートレーンには注意点があります。

公式の注記によると、充電ポートのリッドを全開にした状態の最大幅は1,962mmになるとされています。

充電器の横に停めるときは、この数字で考えておくと安全です。

補足

全幅にドアミラーの分は含まれていません。

実際にすれ違うときの幅はもう少し広いので、数字ぴったりで判断しないほうがいいですよ。

全高が110mm高くなった

いちばん変化が大きいのが全高です。

ハイブリッドのES350hが1,555mm、電気自動車のES350eとES500eが1,560mmになりました。

先代は1,445mmだったので、110mmから115mmも背が高くなった計算です。

レクサスは走行性能の紹介ページで、この全高について乗降性の良さや見晴らしに貢献すると説明しています。

つまり背が高くなったぶん、運転席からの見晴らしはむしろ良くなる方向に振られたわけですね。

ただし、この110mmが別の場所で問題を起こします。

立体駐車場では高さが壁

機械式の駐車装置には全高の制限があり、1,550mmという区分が広く使われています。

新型ESは1,555mmと1,560mmなので、この区分にはどちらも入りません。

先代の1,445mmなら通っていた場所で、新型は断られる可能性があるということです。

月極や自宅マンションの駐車場を使っている人は、契約前の確認が欠かせません。

この話は車種ごとに事情が違うので、レクサスが駐車場に入らない理由|1850mm以下は現行3車種だけのほうで寸法と規約をまとめています。

本記事では、走っているときの扱いやすさに話を戻しますね。

前後の間隔は2,950mm

前後のタイヤの間隔であるホイールベースは2,950mmで、先代から80mm伸びています。

ホイールベースが長いと、直進の安定感は増します。

いっぽうで、同じ舵角で曲がったときに描く弧は大きくなりますよね。

細い路地を曲がるときに内輪が内側を通りにくくなるのは、この数字が効いている部分です。

室内長は先代の1,945mmから2,165mmへ220mmも拡大しました。

後席の広さを取りにいった結果が、取り回しの側にも出ているという構造ですね。

室内幅は逆に5mm狭い

面白いのは室内幅で、新型は1,530mm、先代は1,535mmでした。

全幅が55mm広がったのに、室内の幅は5mm狭くなっています。

増えた分はボディの厚みや側面の衝突対策に使われたと考えるのが自然です。

運転席まわりの窮屈さは先代と大きく変わらない、と読んでおけばいいかなと思います。

室内高は1,145mmから1,170mmへ25mm上がりました。

頭上の余裕が増えたぶん、着座姿勢の自由度は広がっていますよ。

先代と新型の寸法を並べる

ここまでの数字を、先代と新型で並べて確認しておきましょう。

下記の表は主要諸元表に出ている値をまとめたものです。

外側はすべて大きくなり、室内は幅だけが例外という構図が見えてきます。

寸法の項目 先代ES300h 新型ES
全長 4,975mm 5,140mm
全幅 1,865mm 1,920mm
全高 1,445mm 1,555mmまたは1,560mm
ホイールベース 2,870mm 2,950mm
室内長 1,945mm 2,165mm
室内幅 1,535mm 1,530mm
レクくんレクくん

大きくなったのは外側で、運転席まわりの幅はほとんど変わっていないんですよ。

サスちゃんサスちゃん

じゃあ運転席で感じる窮屈さより、外で困る場面のほうを気にすればいいんですね。

レクサスESが運転しにくい駆動方式の話

原文では前輪駆動の特性が取り回しの難しさにつながると書かれていました。

この前提が、新型では半分だけ変わっています。

どこが変わってどこが残ったのかを見ていきましょう。

先代は前輪駆動だけだった

先代のES300hは、主要諸元表の駆動方式の欄が二輪駆動の前輪駆動一種類でした。

四輪駆動の設定はカタログ上に存在しません。

つまり先代を買う人には、駆動方式を選ぶ余地がなかったわけですね。

前輪が舵を切りながら駆動力も受け持つので、強く加速しながら曲がるとハンドルへの手応えが軽くなります。

この感覚が、後輪駆動のISやGSに慣れた人には物足りなく映っていました。

運転しにくいという言葉の一部は、ここから来ています。

新型には四輪駆動がある

新型の主要諸元表を見ると、駆動方式の欄が三つに分かれています。

ES350hは前輪駆動と四輪駆動の両方が選べ、ES350eは前輪駆動、ES500eは四輪駆動です。

ES350hの四輪駆動はイーフォーと呼ばれる電気式で、後輪をモーターで駆動します。

前輪駆動しか選べないという前提そのものが、新型では成り立たなくなったということですね。

ES500eのほうは四輪駆動しか設定がなく、前後に駆動用のユニットを持ちます。

走りの性格を駆動方式で選べるようになったのは、大きな変化かなと思います。

アンダーステアは残る特性

とはいえ、前輪駆動を選んだ場合の基本的な性格までは消えません。

前が重い車が速度を乗せたまま曲がると、外へふくらむ動きが出やすくなります。

雨の日や雪の路面では、この傾向が分かりやすく顔を出しますね。

ここは車の欠陥ではなく、構造から来る前提として受け止めるところです。

速度を落としてから曲がるという当たり前の操作で、ほとんどは打ち消せます。

注意

駆動方式ごとの走りの印象は、装着タイヤや路面の状態で大きく変わります。

比較するときは同じ条件で試乗し、最新の仕様は必ず販売店で確認してくださいね。

増えた車両重量の影響

駆動方式よりも体感に響くのが車両重量です。

ES350hは前輪駆動が1,830kg、四輪駆動が1,890kgとされています。

電気自動車のES350eは2,100kg、ES500eは2,200kgまで上がります。

先代のES300hは1,670kgから1,720kgでしたから、いちばん重い組み合わせでは500kg以上の差ですね。

重い車は止まるまでの距離が伸びますし、駐車場の傾斜でも動きが重くなります。

取り回しの体感差は、ここでいちばん出るかなと感じます。

燃費は重くても改善した

重くなったのに燃費は落ちていません。

ES350hの燃費消費率は前輪駆動が25.4km、四輪駆動が24.8kmとされています。

先代のES300hは22.3kmでしたから、むしろ伸びている数字です。

電気自動車のほうは一充電走行距離がES350eで670km、ES500eで636kmとされています。

どちらも19インチタイヤを装着した状態での値です。

重さのデメリットは走行性能側で吸収された、と読めますよ。

パワートレーン 駆動方式 車両重量
ES350h 前輪駆動 1,830kg
ES350h 四輪駆動 1,890kg
ES350e 前輪駆動 2,100kgから2,160kg
ES500e 四輪駆動 2,200kgから2,240kg

レクサスESが運転しにくい小回りの実力

ここが本記事でいちばん詳しく扱う部分です。

小回りがきかないという評価の根拠になってきた最小回転半径を、公式の数字で確かめていきます。

パッケージによって答えが割れるので、そこを分けて読んでくださいね。

二つに分かれる回転半径

新型ESの最小回転半径は、主要諸元表で二つの値に分かれています。

5.6mになるのはES500eのversion L、ES350eのRr Comfort package、ES350eのversion Lの三つです。

残りの四つ、つまりES500eの標準、ES350eの標準、ES350hの前輪駆動と四輪駆動は6.0mとされています。

同じ車なのに0.4mも差が付くのは、かなり珍しい構成ですよ。

この差は、狭い場所での切り返しの回数にそのまま出ます。

差を生むのは後輪操舵

なぜ0.4mも違うのか、装備一覧を見ると答えが出ます。

ダイナミックリヤステアリングという装備が、5.6mの三つだけに標準で付いているんですね。

6.0mの四つには設定がありません。

公式の説明によると、この装備は車速に応じて後輪を前輪と逆の向きや同じ向きに最大4度まで転舵させます。

低速では後輪が逆向きに動くので、車体が回る中心が前に寄ります。

その結果、長い車体でも小さく回れるという理屈です。

先代5.9mとの位置関係

先代のES300hは、標準とversion Lが5.9m、F SPORTが5.8mでした。

新型の5.6mは、この先代のどの仕様よりも小さい数字になります。

逆に新型の6.0mは、先代より0.1mから0.2m大きい値ですね。

だから先代から乗り換えて小回りが悪くなったと感じるかどうかは、パッケージ選びで決まることになります。

ここを知らずに標準を選ぶと、後から差に気づくことになりかねません。

パッケージ 最小回転半径 後輪操舵の設定
ES500e version L 5.6m 標準装備
ES350e Rr Comfort package 5.6m 標準装備
ES350e version L 5.6m 標準装備
ES500e 標準 6.0m 設定なし
ES350e 標準 6.0m 設定なし
ES350h 前輪駆動と四輪駆動 6.0m 設定なし
先代ES300h 5.8mから5.9m 設定なし

ハイブリッドは選べない

注意したいのは、後輪操舵がハイブリッドのES350hに用意されていない点です。

ES350hは前輪駆動も四輪駆動も6.0mで固定されます。

燃料を入れて走るほうがいい、けれど小回りも欲しい、という希望は現時点では両立しません。

ここは購入前に知っておかないと、後戻りできない選択になりますね。

小回りを優先するなら、電気自動車側のパッケージを検討することになります。

切り返しが増える場面

6.0mという数字が具体的にどこで効くのかも見ておきましょう。

まず、幅の狭い路地での転回です。

次に、通路幅が5m前後しかない立体駐車場での枠入れですね。

そしてコンビニの駐車場から一度で出られず、切り返しが必要になる場面です。

どれも日常でよく出てくるので、体感としての不満はここに集中します。

逆に幹線道路と高速道路が中心なら、ほとんど意識せずに済むはずですよ。

後輪の動きは体で知る

数字だけでは分からない部分は、試乗で埋めるのがいちばん早いです。

販売店に頼めるなら、駐車枠への出し入れを一度やらせてもらいましょう。

後輪操舵が付いたパッケージは、ハンドルを切ったときの後ろの動き方が独特です。

慣れるまでは、思ったより車体後部が外へ出る感じを受ける人もいます。

この感覚が合うかどうかは、乗ってみないと判断できないところですね。

レクくんレクくん

小回りを気にする人ほど、後輪操舵が付くパッケージから見たほうが早いですよ。

サスちゃんサスちゃん

標準と上のパッケージで、数字が違うことを知らない人も多そうです。


レクサスESが運転しにくい駐車と視界

原文では、駐車時の視界の悪さと操作性が欠点として挙げられていました。

この部分は、新型でもっとも装備が厚くなった領域です。

何が標準で付くのかを確認していきましょう。

周囲を映すモニターは標準

パノラミックビューモニターは、新型ESの全パッケージに標準で付きます。

新型では3Dビューが採用され、画面をなぞるだけで好きな視点から周囲を確認できるようになりました。

車体を透かした状態で視点を動かせるので、死角の位置をつかみやすくなっています。

先代では床下透過表示の機能が付いていましたが、視点を動かす発想はありませんでした。

後方の視界が取りにくいセダンで、この差はかなり大きいですよ。

バックカメラに洗浄機能

地味ですが効いてくるのが、バックカメラの洗浄機能です。

公式の説明によると、画面のタッチ操作でウォッシャー液を噴射してレンズの汚れを流します。

雨の日や泥はねのあとにカメラが曇ると、映像が頼りにならなくなりますよね。

その状態を運転席から解消できる仕組みが用意されたわけです。

カメラに頼る前提の車ほど、この機能の価値は上がります。

アドバンストパークの範囲

いちばん大きな変化がここです。

レクサスチームメイトのアドバンストパークが、新型ESでは七つのパッケージすべてに標準で付きます。

並列のバック駐車と縦列駐車に加えて、並列での前向き駐車、バック出庫、前向き出庫まで対応するとされています。

ハンドルとシフト、アクセルとブレーキの操作を車が引き受ける機能ですね。

駐車が不安だからESはやめておくという判断は、装備の面では根拠が薄くなったと言えます。

車外から操作するリモート

アドバンストパークにはリモート機能も付きます。

専用のスマートフォンアプリを使い、車の外から駐車と出庫を操作できる仕組みです。

隣の車との間隔が狭くてドアを開けられない場所では、この機能が効いてきますよ。

トランクの荷物を出すための前後移動にも対応しているとされています。

全幅1,920mmという数字の不利を、装備側で埋める発想ですね。

使えない条件もある

ただし、駐車支援はどこでも動くわけではありません。

公式の注記でも、駐車環境や周辺状況によっては使用できない場合があると明記されています。

路面の模様や影の出方、区画線の状態などが条件に絡んできます。

作動しない環境と対処のしかたはレクサスのアドバンストパークが使えない理由|対応車種と作動条件で詳しくまとめてあります。

付いているから安心、とまでは言い切らないほうがいいですね。

後退時の警告も厚い

パーキングサポートブレーキも全パッケージ標準です。

検知の対象は前後方の静止物、後方から接近する車両、後方の歩行者、そして車両周囲の静止物まで広がっています。

後退で出庫するときに横から来る車を知らせてくれるのは、視界の悪いセダンでは助かる部分ですよ。

接触の可能性が高いと判断されると、ブレーキも作動します。

死角の多さを装備で補うという方向性が、はっきり出ていますね。

全高が上がって見やすい

視界そのものについても補足しておきます。

先ほど触れたとおり、レクサスは全高の高さが見晴らしに貢献すると説明しています。

110mm背が高くなったぶん、着座位置も先代より上がったと考えるのが自然です。

低く構えたセダンで前が見えにくいという先代への不満は、新型では薄まる方向でしょうね。

ここ、気になっていた人も多いんじゃないでしょうか。

レクサスESが運転しにくいのは本当か

ここからは、運転席まわりの快適さと操作系を見ていきます。

原文で挙がっていた乗り心地と内装、そしてナビの話ですね。

いずれも新型では前提が入れ替わっています。

静かすぎて揺れが目立つ

静粛性が高い車では、音が消えたぶん振動だけが際立って感じられることがあります。

マンホールの段差を越えたときに、音がしないのに体だけ揺れるという感覚ですね。

これは車の出来が悪いというより、遮音が効いていることの裏返しです。

新型は専用開発の車台を使い、接着剤や溶接で車体の硬さを高めたと説明されています。

揺れの角が取れる方向に手が入っているので、先代と同じ評価にはならないはずですよ。

標準は19インチになった

乗り心地を左右するタイヤについても確認しておきましょう。

新型ESは235幅の19インチが全パッケージ標準です。

先代は17インチと18インチ、それに19インチという構成でしたから、下限が上がったことになります。

インチが上がるとタイヤの厚みが減り、路面の凹凸が伝わりやすくなりますよね。

静かなぶん硬さが気になるという評価は、この標準サイズの変化でむしろ出やすくなるかもしれません。

21インチは電気自動車だけ

さらに大きな21インチも用意されています。

主要装備一覧表を見ると、21インチはES500eとES350eにメーカーオプションとして設定されています。

ハイブリッドのES350hには設定がありません。

21インチを選ぶと一充電走行距離が落ちる点も、諸元表に注記されています。

見た目を取るか、乗り心地と航続を取るかという選択になりますね。

補足

タイヤのインチが違うだけで、段差の当たり方も転がりの感触も変わります。

試乗するときは、装着されているタイヤのサイズを必ず確認してから比べてくださいね。

操作系はやり直された

内装の操作感がチープだという指摘も、原文にはありました。

新型では、レスポンシブヒドゥンスイッチという物理スイッチが採用されています。

ハンドルとインストルメントパネルにスイッチを溶け込ませ、手をかざすとアイコンが光る仕組みですね。

見た目は静電式のパネルに近いのに、押した手応えは残ると説明されています。

操作感への不満に対して、正面から手を入れた装備だと言えます。

画面は14インチに集約

画面まわりも作り直されました。

新型は14インチのディスプレイオーディオが全パッケージ標準で、多くの機能が画面内のソフトスイッチに集約されています。

メーターは12.3インチの液晶で、表示レイアウトは6種類から選べるとされています。

カラーヘッドアップディスプレイも全パッケージ標準ですね。

視線を落とさずに情報を取れる作りになっているのは、運転のしやすさに直結する部分です。

タッチパッドはもうない

ここは誤解が根強いところなので、はっきりさせておきます。

センターコンソールのタッチパッドで画面を操作するという方式は、新型ESには採用されていません。

主要装備一覧表に並ぶのは14インチのディスプレイオーディオで、タッチパッドの行そのものが存在しないんですよね。

先代でも後期のカタログには12.3インチのディスプレイオーディオが全車標準で載っており、すでに切り替わっていました。

タッチパッドが使いにくいという話は、先代の前期までを指していると考えてください。

世代ごとの装備差はレクサスESの前期と後期の違いを比較|デザインや安全装備など購入前の重要ポイントのほうで整理しています。

レクサスESが運転しにくい空調の誤解

原文には、エアコンが効きにくいという声も載っていました。

この点は、車の性能というより設定と機能の話で説明がつきます。

取扱説明書に書かれている挙動を見ていきましょう。

効きを抑える設定がある

新型ESの取扱説明書には、エコ空調モードという項目があります。

公式の説明によると、このモードは燃費を優先するため冷房と暖房の効きを抑えます。

さらに、オート設定で使っているときはファンの風量も抑えられるとされています。

風は出ているのにぬるい、という感覚の正体はここにある場合が多いんですよ。

効きをよくしたいときは風量を調整するか、モードを解除すればいいと案内されています。

走行モードと連動している

やっかいなのは、このモードが手動だけで入るわけではない点です。

取扱説明書には、ドライブモードセレクトでエコドライブモードを選ぶとエコ空調モードがオンになると書かれています。

燃費のためにエコを選んだ人が、気づかないまま空調の効きを落としているわけですね。

暑い日に効かないと感じたら、まず走行モードを確認してみてください。

これだけで解決する例は、けっこう多いはずです。

エアコンが効かないと感じたときは、故障を疑う前にエコドライブモードとエコ空調モードの状態を見るのが先ですよ。

後席が暑いのは送風の話

後席だけ冷えないという場合は、別の機能が絡みます。

新型ESにはフロント席集中送風モードがあり、公式の説明では前席に送風を優先して無駄な冷暖房を抑えるとされています。

作動する条件は、後席に乗員を検知していないときとフロントガラスの曇り取りが動いていないときです。

手動でこのモードを入れた場合は、送風の自動制御が働かなくなるとも書かれています。

後席が暑いままなら、画面でこのモードの表示灯を確認してみてくださいね。

3席独立は一つだけ

温度調整の仕組みもパッケージで分かれます。

主要装備一覧表によると、3席独立温度調整のオートエアコンが付くのはES350eのRr Comfort packageだけです。

ほかの六つは運転席と助手席の独立温度調整になります。

後席に人を乗せる機会が多いなら、この行は必ず確認しておきたいところですね。

先代では標準側にも3席独立の設定がありましたから、扱いが変わった部分です。

気象情報と連動する制御

もうひとつ、パッケージで分かれる装備があります。

気象情報連動エアコン制御は、電気自動車のES500eとES350eにだけ標準で付きます。

ハイブリッドのES350hには設定がありません。

空調まわりの快適さで選ぶなら、パワートレーンの選択がそのまま効いてくるということです。

ここも見落とされやすいポイントかなと思います。

空調の装備 付くパッケージ 効いてくる場面
3席独立温度調整 ES350e Rr Comfort package 後席に人を乗せるとき
運転席と助手席の独立温度調整 上記以外の6パッケージ 前席2人で乗るとき
気象情報連動エアコン制御 ES500eとES350e 天候が急に変わるとき
フロント席集中送風モード 全パッケージ 後席の送風を止めたいとき

レクサスESが運転しにくい人の見分け方

最後に、あなたの使い方で厳しくなるかどうかを整理します。

ESは万人向けの車ではありませんが、外れる条件はかなりはっきりしています。

順番に照らし合わせてみてくださいね。

ひどいという評価との距離

ESにはひどいという言葉で語られる評価もあります。

ただし、その多くは運転のしやすさではなく価格や内装、人気の話が混ざったものです。

評価そのものの中身はレクサスESのひどい評価の背景と実際の人気や欠点や満足度は?で扱っているので、そちらを見てください。

本記事は、運転席で起きることだけに話を絞りますね。

厳しくなる四つの条件

ESが厳しくなるのは、次のような使い方をしている人です。

ひとつ目は、全高1,550mm制限の機械式駐車場を使っている場合ですね。

二つ目は、自宅の前や通勤路に幅1,920mmでは通りにくい道がある場合です。

三つ目は、燃料で走るハイブリッドを選びたいのに小回りも譲れない場合になります。

四つ目は、車庫入れの回数が一日に何度もある使い方ですね。

どれかに当てはまるなら、慎重に考えたほうがいいかなと思います。

平気になる条件

逆に、次のような使い方なら心配はいりません。

平面駐車場か自走式の立体駐車場を使っていること。

走行の中心が幹線道路や高速道路で、長い距離を走ること。

そして、後席に人を乗せる機会が多いことですね。

室内長が220mm伸びた恩恵は、この使い方でいちばん効いてきます。

大きさが欠点ではなく利点に変わる領域です。

前の車で感じ方が変わる

もうひとつ、判断を左右するのが今まで乗ってきた車です。

軽自動車やコンパクトカーから乗り換えると、最初の数週間は確実に気を使います。

いっぽうで、大型セダンや大きめのSUVからの乗り換えなら、戸惑いはほとんどないでしょう。

同じ車でも評価が割れるのは、この基準の違いが理由です。

口コミを読むときは、その人が何から乗り換えたのかを見ると精度が上がりますよ。

パッケージ選びで減らせる差

運転しにくさの一部は、買い方で消せます。

小回りを重視するなら後輪操舵が付くパッケージ、後席の空調を重視するならRr Comfort packageという具合ですね。

駐車支援とモニターは全パッケージ標準なので、ここで差は付きません。

つまり選ぶ意味があるのは、回転半径と後席の装備の二つに絞られます。

迷ったときは、この二点だけ比べれば十分かなと思います。

試乗までの時間も見る

最後に納期の話です。

レクサスの工場出荷時期目処によると、ES350hは2.5ヶ月から3.0ヶ月、ES500eとES350eは1.5ヶ月から2.0ヶ月とされています。

これは工場を出るまでの目処で、販売店への輸送と納車準備の時間は別にかかります。

迷っている期間も含めると、判断にはそれなりの猶予があるということですね。

その時間を使って、実際の駐車場で試し入れをさせてもらうのがいちばん確実です。

注意

価格やパッケージ構成、装備の設定、納期の目処は改良のたびに変わります。

検討するときは公式サイトの最新情報と販売店での実車確認を必ず合わせてくださいね。

ほかの車種と迷っているなら、レクサスESとクラウンはどっち|新型ESとクラウン4種で比較も判断の材料になります。

SUVのほうが気になっているなら、レクサスRXが運転しにくい原因と選ぶ前に知るべき事|狭い道や女性の運転などのほうが近いかもしれません。


レクサスESが運転しにくいかのよくある質問

ここでは、本文で触れきれなかった疑問をまとめました。

細かい部分ですが、判断のときに効いてくる内容だと思います。

Q1. 後輪操舵は後から追加できますか

後から追加することはできません。

この装備は特定のパッケージに標準で組み込まれているもので、単独のオプションではないんですよね。

購入時のパッケージ選びで決まる部分です。

詳しい条件は販売店でご確認ください。

Q2. スペアタイヤは積んでいますか

新型ESにスペアタイヤの搭載はありません。

主要装備一覧表では、全パッケージにパンク修理キットが標準で付く構成になっています。

遠出が多い人は、この点を知っておくと安心ですよ。

対応方法は販売店で確認しておくのがおすすめです。

Q3. タイヤチェーンは装着できますか

21インチのタイヤには、装着できない旨の注記が付いています。

標準の19インチについては別の扱いになるため、購入前に確認が必要です。

雪道を走る予定があるなら、冬用タイヤの選択も含めて相談してみてください。

最新の条件は販売店へお問い合わせください。

Q4. 乗車定員は何名ですか

乗車定員は全パッケージ5名です。

室内長が2,165mmまで伸びたので、後席の足元は先代よりかなり余裕があります。

ただし後席の装備はパッケージで差が出るところですね。

実際の座り心地は展示車で確かめてみてください。

Q5. 空調の設定はどこで戻せますか

エアコンの操作スイッチとセンターディスプレイの操作画面から変更できます。

エコ空調モードは専用のスイッチで切り替えられると案内されています。

前席集中の送風も、画面上の表示で作動と非作動を選べますよ。

操作に迷ったら販売店で教えてもらうのが早いです。

レクサスESが運転しにくいかのまとめ

最後に、ここまでの内容を短く振り返りますね。

ESの運転しにくさは、世代とパッケージを分けて見ればほとんど説明がつきました。

レクサスESが運転しにくいかの総括

新型ESは全長5,140mm、全幅1,920mm、全高1,555mmまたは1,560mmまで大きくなりました。

いっぽうで最小回転半径は後輪操舵の付くパッケージが5.6mで、先代のどの仕様よりも小さい数字です。

駐車支援とパノラミックビューモニターは全パッケージ標準なので、扱いにくさの大部分は装備で埋められる構造になっています。

  • 全長は5,140mmで先代から165mm伸びた
  • 最小回転半径は5.6mと6.0mの二つに分かれる
  • 差を作るのは後輪操舵の有無で最大4度動く
  • ハイブリッドのES350hは6.0m固定になる
  • 全高が上がり1,550mm制限の駐車装置は外れる
  • アドバンストパークは全パッケージに標準装備
  • 空調の効きはエコ空調モードの設定で変わる

あなたは、大きさを理由にESを外しますか。

それとも、パッケージを選び直して小回りの数字を取りにいきますか。

価格や装備、グレード構成や納期は変更される場合があります。

正確な情報は公式サイトと販売店で確認し、最終的な判断は専門家へ相談してくださいね。

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